スタイリングレシピ vol.58 『ブラック』をミカタにする方法①
- 京都店
ブラツクはシックで大人な雰囲気の部屋に似合うだけでなく、
素材によっては優しい雰囲気も演出できるカラー。
近年の男前インテリアブームもあって、
室内にブラックを使おうと考えている方も多いでしょう。
でも、安直にカーテンや家具、ソファやラグなどのアイテムを
ブラックにしてしまうと、圧迫感が出て、
居心地が悪い空間が出来上がってしまいます。
理想のお部屋を作りたい場合、
「全体の色合いを見てどの色を選ぶか」がとても重要になってきます。
今回は、「配色の比率」の話を踏まえ
誰でも簡単にチャレンジできるブラックの使い方をご紹介します。
ブラックをアクセントカラーにする
ブラックは使用する分量でメリットにもなり、デメリットにもなります。
例えば「アクセントとして使う」方法はいかがでしょう。
アクセントカラーはお部屋の中で真っ先に目を惹く色。
クッションやフラワーベース、絵画やフロアライトのような
小物のインテリアに取り入れられます。
アクセントカラーは5%と小さな面積ですが、
具体的にはクッションなら2個程度。
1色という決まりはなく、2色程度取り入れても問題ありません。
ブラックをアクセントとして使うメリットは、
気軽に格好良さを演出したり、空間を引き締めたり高級感がアップ。
洗練されたイメージにすることができます。
今回は黒をアクセントに効果的に使うポイントを5つご紹介します。
POINT 1 照明器具に黒を使う
「部屋が明るくなれば何でも」
そう思って照明器具を選んでいる方は、器具自体の色に注目してみましょう。
乳白色のカバーに覆われた、シーリング照明ではなく、
黒のシェードに覆われたペンダントランプやフロアランプを使うだけで、
インテリアがグンとおしゃれになります。
ベースカラーは壁のホワイト。
メインカラーは壁のグレーとソファの2色。
アクセントカラーはクッションとペンダントライトにブラック。
アクセントカラーに明るいカラーと締め色を入れ、
平凡過ぎず抜け感のあるお部屋になっています。
≫アクセントカラー:クッション・ペンダントライト
ベースカラーは壁のホワイトと床のナチュラル。
メインカラーはソファのブルー系。
アクセントカラーはフロアライトの脚部分のブラックと
観葉植物のグリーン。
多少色数は多いものの、アクセントのブラック、グリーンの比率が
抑えられているのでお洒落にまとまっています。
≫アクセントカラー:フロアライト・観葉植物
POINT 2 家具に黒を使う
扉付きの背の高い床置き収納家具ではなく、
フローリングが見えるテーブルやチェア、脚のついた収納家具など。
家具に黒をチョイスする場合は、重苦しくなく、
部屋の開放感を保てるデザインがベストです。
ベースカラーは壁のホワイト、床のミディアムブラウン。
メインカラーのソファはライトグレーに。
アクセントのクッションをホワイト系にすることで
全体の柔らかさをリビングテーブルのブラックが引き締めています。
≫アクセントカラー:リビングテーブル
メインカラーをペールトーンなど柔らかい色調にした際は
アクセントにブラックを入れると、空間が引き締まり大人びた印象になります。
≫アクセントカラー:サイドテーブル
ベースカラーは壁のホワイト、床のダークブラウン。
メインカラーのソファはグレーに。
アクセントとしてクッションとリビングテーブルをブラックを。
全体の柔らかさをリビングテーブルのブラックが引き締めています。
≫アクセントカラー:リビングテーブル
POINT 3 ソファ脚に黒を使う
壁が白いことが多い日本の住まいでは、
ソファの脚に黒を入れることで、お部屋が一気におしゃれな印象に。
サイドテーブル、リビングテーブル、ダイニングセットなど
“脚”をブラックで揃えてもいいですね。
こちらのベースカラーは壁・天井のホワイトと床のナチュラル。
メインカラーはソファとラグのホワイト。
アクセントカラーはソファ脚のブラック。
全体的に明るく軽やかな仕上がりです。
膨張しやすいホワイトインテリアの締め色として、
ブラックは王道ですね。
ベースカラーは壁のホワイトとライトグレー、
床のミディアムブラウンの3色。
メインカラーのソファはグレーに。
アクセントカラーとソファ脚のブラックに。
ベースカラーの壁はホワイト、床はナチュラルブラウン。
メインカラーは寒色系のブルーを選ぶことで
空間が広く見えます。
テーブルとソファ脚はアクセントにブラックを。
落ち着きのあるマリンスタイルインテリアです。
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POINT 4 クッションに黒を使う
「暑苦しそう」「重そう」と感じてしまう黒のクッションは、
ペールトーンや白に近い色のソファに数個使うのが効果的。
黒のクッションをプラスするとこで、
ぼやけた印象のインテリアが、引き締まりセンスアップして見えます。
■TRESクッションおすすめファブリック
F4-BK(ブラック)[Ctype] / TINA-BK(ブラック)[Ctype]
TDR-BK(ブラック)[Dtype] / BEL-BK(ブラック)[Etype]
BEL-JB(ジェットブラック)[Etype] / BNK-BK(ブラック)[Ftype]
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POINT 5 ソファを黒と合わせてバイカラー(ツートンカラー)にする
黒の引き締め効果を使うなら、
ぜひバイカラー(ツートンカラー)のソファスタイルはいかがでしょう。
本体をブラックの生地にすることで単色では表現の難しい、
優しい雰囲気で黒が楽しめるスタイルです。
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黒は、少量でも視線をインテリアの中で集める存在になります。
大きな面積で取り入れるには勇気がいるけれど、
モダンなインテリアに憧れている人はまず、
クッションやテーブルなど小さなものから揃えてみるのもいいですね。
洗練されたインテリアづくりのツールとして、
ぜひ黒を取り入れてみてください。
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