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スタイリングレシピ vol.124 TRES TOPICS 2024

  • 京都店

 

1年の中でも11月から12月、年をまたぎ4月頃まで石川県本社工場はフル稼働。年内は家族や友人が集まるクリスマスやお正月にタイミングを合わせたソファの新調やお買替、気分を一新するためにカバーを交換される方、お引越しのタイミングに合わせたご注文が目立ちます。緻密かつ繊細、根気を要するソファの製造は、集中力のウエイトが非常に高い作業。製作図の作成、木工、生地の裁断、縫製、ウレタン、クッション材の仕込み、完成させ出荷まで。一定のペースで、ひとつひとつのパーツを丁寧に、正確にご用意しています。また、新しいお客様へ製品を送り出すだけでなく、10年、20年とご愛用いただいたソファのメンテナンス。今年も終わりに近づき、ふと思い出される様々な風景を振り返ります。

 


TOPICS:01 2024年トレンドカラー

年明けにご紹介したトレンドカラー2色「ピーチ・ファズ」と「モデレート・ブルー」。2024年のトレンドというだけでなくこの2色が選ばれた理由から時代背景も感じ取ることができます。柔らかなピンクは忙しく生きる現代人に“心の平穏”をもたらすように、ブルーは誰も予想できない状況に対して冷静に判断すること、そして希望ある未来を切り開くという願いがこめられています。それぞれ相反するカラーですが、どちらも魅力は幅広く隠れた魅力にあふれています。

ファブリックからトレンドカラーをチェック

[ピーチ・ファズスタイル]

ピンクは可愛らしい、というイメージは偏った考え方。例えば様々なトーンがある中でも近年人気が高い「くすみピンク」は、甘さがありながら可愛すぎない絶妙の色合いです。インテリアに馴染みやすいピンクを探してみてください。

【納品事例】京都府京都市 O様 sofa 【LSB】sofa 【HM】

ご来店の際はピンク色のソファを探されていたそうで、最後に調べてきてくださったことがご縁でご相談いただきました。sofa【LSC】とsofa【HM】に合わせられたのはKMP-PK(ピンク)。その他にも新生地を候補に生地サンプルをご自宅でご覧になりお選びいただいています。

 

KMP-PK(ピンク)

 

[モデレート・ブルースタイル]

爽やかさを加えてくれるブルー。フレッシュな清潔感がプラスされ、きれい見えする嬉しい魅力もあります。特にファブリックから表現されるブルーは冷たさよりも暖かさ。空間を引き締め、広く見せてくれる魅力があります。

【納品事例】東京都世田谷区 T様 sofa【HOM】

ブルーのカーテンに合わせて、張地を選ばれた事例。以前お使いだったソファもブルー系だったそうですが、ホワイト、ブルー、ネイビーがブレンドされたファブリックFKY-BL(ブルー)は抜け感を感じ、他にはない新鮮な表情を感じられます。

 

FKY-BL(ブルー)


TOPICS:02 NEW FABRIC 2024

 

常時160種類からお選びいただけるファブリック。今年ハイエンドラインとして新たに加えられたのは「Hタイプ」。Aタイプからはじまり、αまで9タイプになりました。Aタイプとして位置づけられたファブリックでさえ高水準なものですが、Hタイプの魅せる表情の違いは立体的なブロックパターンの装飾から様々な陰影。仕上がりだけでなくソファによりインテリアが変えられることを倍感じていただけるものにしています。またE、F、Gタイプにも新たな新作が加わり、より幅広い選択肢からお選びいただけるようにしています。

NEW FABRIC 2024はこちら

G-type New Fabric Collectionはこちら

 

NEW FABRIC:RAK-WH(ホワイト)[E-type]

グレーの下地に、爽やかなモールホワイトが織り込まれたRAK-WH(ホワイト)。sofa【X】のクッションに合わせられています。今トレスの中でも一番イタリアらしいエレガントさを感じるホワイト。独特のぬめり感としっとりとした肌触りです。張るとぱっと部屋の雰囲気も明るくなります。

 

sofa【X】3P
本体:TDR-BK(ブラック)[Dtype]
クッション:RAK-WH(ホワイト)[E-type]

 

NEW FABRIC:RGR-IV(アイボリー)[G-type]

ふんわりとした柔らかさが好評のRGR-IV(アイボリー)。sofa【JD】にご採用いただいています。少し灰色がかった上品な印象はアイボリーならではですがコットンがより優しい雰囲気を演出しています。

 

sofa【JD】3P
RGR-IV(アイボリー)[G-type]

 

NEW FABRIC:18912-PK(ピンク)[H-type]

ざっくりとした織が特徴的な18912-PK(ピンク)をクッションに。メインのソファとは異なる立体感を加えることで奥行感がプラスされています。淡いサーモンピンクが柔らかく温かな雰囲気です。

 

 

オプションピロークッション 500角 マチ付き
18912-PK(ピンク)[H-type]

 


TOPICS:03 スタイリングレシピ第3版が完成

 

初めての方でもわかりやすく楽しみながらソファを選ぶことができるように2019年vol.1をスタートした「スタイリングレシピ」。タイトルをそのままコンセプトに、読み手をあえて限定せずにすべての方を対象に幅広い視点を持ちながら完結に分かりやすく「ソファをスタイリングするため」の情報としてソファをはじめ、インテリアのことから最近の住宅事情、ライフスタイルまでまとめた内容にしています。

スタートしてまもなくおきたコロナによる環境の変化はくつろぐことに対する意識と、ソファが置かれるリビングルームの在り方も変わりました。過去と比較すると現在、未来はソファに求める目的がより鮮明に、はっきりとしてきたように感じています。内容はスタート時から1年スパンで大きな企画を描きその月のテーマとしておとしこみ編集します。また日々接客をさせていただいた際、ご質問や話題、ライフスタイルをはじめ選びながら聞こえてくる言葉もリアルな情報として読みやすいテーマにおきかえています。ある程度ブログの更新が積み重なったタイミングで再編集しまとめたのがこの冊子です。紙ベースの時代からデジタル化となり必要な情報は検索することで探し出せる時代になりましたが、ブログでは時間の経過とともに鮮度が下がる傾向にあります。

またソファは、何を知るべきなのか本当のところが分かりづらい製品。メーカー名やブランド名が先行し何が良いのか判断に行き詰まります。そんなお客様にとって価値のある情報を改めて厳選し、時間の経過に左右されにくい普遍的な内容をピックアップ。「第3版」ではさらにページ数を増やし、充実させたコンテンツにしました。少し厚みもあるため受け取ってくれるだろうかと心配もしましたが、付箋をつけて読み込まれていたり、ファブリック選びの参考にされたことなど活用していただいていることが分かると書いてよかったなと思います。ブログを冊子にすることは、デジタルからフィジカルへフォーマットを変更する以上の意味を持ち、より多くの方との接点を生み出す機会にもなります。「やっぱり床でいいかな」と一旦ソファから離れてしまった方も改めて良さに気づき「やっぱりソファでくつろぎたい」と期待をもってトレスを訪ねてもらえたら嬉しいです。

 

from トレス京都店所属:上級インテリアアドバイザー「スタイリングレシピ」ブログ執筆者より

 

スタイリングレシピ第3版が完成しましたはこちら
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TOPICS:05 インスタグラムリニューアル

トレスでは公式ホームページをはじめInstagram、YouTubeで情報を発信しています。ほぼ毎日のように投稿を繰り返してきたインスタグラムですが、2024年はさらに分かりやすく有益な情報をお届けするため新たにリニューアルしました。

以下の情報を中心にご覧いただけます。

〇納品事例
〇各店舗の最新情報
〇ファブリック紹介
〇製品の特長
〇スタイリングレシピ

インスタグラムはこちら

Thank you! 青山店Yさん、リニューアルと毎日更新ありがとうございます!


TOPICS:06 スタッフインタビュー企画

店頭での担当者をはじめ、石川県本社では各部署に分かれソファ製造を行っています。今回は各部署で仕上げられた本体、クッションにカバーを取り付け最後の仕上げから出荷まで年間何百台も担当されるKさんに年の終わり、お話を伺いました。

 

〇お仕事の内容について

>まずはKさんのお仕事内容について教えてください。

ファブリックや本革で仕上げられたカバーの取付と、完成し検品後のソファを梱包する作業、アンケートをお答えいただいたお客様へ送るプレゼントの発送を行っています。また、本社から直接納品先へ向かい、その場でカバーをつけていくこともあります。基本任された担当業務を責任をもって進めていきますが、総務や木工組立の方まで協力しながらすすめられるのは対等な関係というか、チームになっている感覚で心強いです。

>カバーの取付とはどのような内容ですか?

トレスソファはすべてカバーリング仕様です。本体フレーム、クッション、縫製されたカバーが私の元に届くので、全てにカバーを取り付けていきます。取り付けたり、被せる作業は当然のことですが、すべて私自信が身体を動かさないとできないこと。ストレッチをしているような感覚もあります。お客様の中でもカバー交換やメンテナンスをしてくれていると思いますが、大変だと思わず、ソファを綺麗にすることで健康も保てる。そんな気持ちですると丁度いいかもしれません。

>日々業務を行うなかで心がけていることはありますか?

仕上げの業務はソファがお客様の元に届けられ、一番初めに目にすることになるので、どこから見ても美しいと感じてもらえるように心がけています。縫製のラインが揃うように調整を行いながら被せていきますが張地により伸縮性も違えば、形状によりクッション材の納め方も変わります。毎回必要以上に気をつかい、考えながら取り付けていきます。

>どんな時にやりがいを感じますか?

特に別注や特注ソファ、新しい生地の時は「どんな仕上がりになるのだろう」と私自信がイメージしずらいケースもありますが、無事完成にたどり着き、想像以上に綺麗に仕上がると嬉しいです。またお客様のご自宅へ直接訪問し仕上げをさせていただくこともあります。作業が終わると、みんなニコニコしてみているんです。その瞬間が一番「やってきて良かったな」「この仕事はやりがいがある」と感じます。また間接的に受け取ったお客様から言葉をいただくと何物にも代えがたい達成感を感じます。

 

トレスでは納品後にお客様からのご意見感想を頂戴するためにアンケートを依頼。ご回答いただいたお礼にコースターかランチョンマットをお送りしています。このプレゼントはソファを製作する際にあまってしまった生地を裁断し縫製。選定においてはできるだけお客様の好みを尊重したものをお送りできるようにKさんが担当しています。

 

〇プレゼント(コースター、ランチョンマット)選びについて

>アンケートにご回答いただいたお客様にお送りするコースター、ランチョンマットの選び方は?

お客様の選ばれたソファの張地や接客担当者から話を確認して、お好みをイメージしながら選んでいます。在庫があれば共布の色違いにするなど全体のインテリアの色合いを考えて合わせやすいようにしています。

>お好みに合う生地が在庫に無い場合はどうしていますか?

どちらのアイテムもテーブルで使われるものになりますから納品時撮影させていただいた画像からインテリアの雰囲気やテーブルなど家具を確認し、天板の色味に合わせる場合もあります。あと画像がない場合はアンケートで見られる文字の雰囲気です。小さく丸い文字なら優しくソフトなカラーでも大丈夫かな?とか。達筆ですっきりとした印象の文字の方なら柄物ではなくシンプルな生地にしたり。できるだけ使ってもらえることを前提に選んでいます。

 

Thank you! Kさん、お答えいただきありがとうございました。


2025年はシンプルさと快適性、機能性、持続可能で長く愛用できるソファスタイルに加え、ナチュラルな色合いがトレンド。よりストレスフリーな空間作りとライフスタイルが求められるようになります。また居住空間では動線の効率化、家電や家具までインターネットと連携し使い勝手を向上させる動きもより積極的に。そんな時代背景に合わせてトレスが提供するソファも日々開発を行うことで、新しい価値を生み出し、皆様の生活に寄り添える存在を目指しています。今年もあと3日。十分休息して、また来年お会いできることを楽しみにしています。

 

ソファ専門店トレスでは
お客様お一人お一人のご要望に合わせてソファや
ソファ周りの商品をお作りいたします。

是非一度
ソファ専門店トレスザソファテーラーでご体感下さい。

 

TRES THE SOFA TAILOR kyoto
京都府京都市中京区中白山町268-1
プラウド京都麩屋町御池1F
TEL 075-231-3511
営業時間 11:00~19:00
定休日:水曜日

 

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