スタイリングレシピ vol.109 “垢抜け”クッションコーディネート
- 京都店
今年のゴールデンウイークはまとまったお休みがとれた方も多いのではないでしょうか。
お出かけされる方は行き先を決め、すでに実行中、
お部屋でのんびり過ごしている方は、インテリアに目を向けるチャンスです。
改めて眺めてみると、ぼやけていたところが鮮明に。
しばらく手を加えてないなと感じることもありますよね。
今回ピックアップするのはお休みの間ちょっとひと手間かけることで
簡単に部屋が垢抜けるクッションコーディネートをご紹介します。
STEP1:垢抜けさせる前にまず部屋全体を確認をしましょう!
大切なのは部屋の現状を確認すること。ただ眺めるだけでなく、入口から全体を撮影してみてください。人にはある空間に入ると、無意識に一番遠い場所に目を向ける本能が備わっています。改めて見ると「なんとなくしっくりこない」と感じるところはありませんか?。部屋の印象はドアを開けたときに見えたものによって左右されます。
優秀アイテム、クッション
「しっくりこない」と思ってもカーテンやソファカバーは簡単には変えづらいもの。でもクッションなら一気にハードルが下がりませんか?
その上、とっても万能アイテムで「影の主役」と言われています。そのため甘くみると、部屋の雰囲気爆下がりに。形状はつぶれ、使用感が目立つカバー、ソファの上にごろごろと雑然と並べられただけになっていませんか?
STEP2:まずはクッションをふっくら形状を整えましょう。
せっかくのお休みの日はカバーを取り外して両手で持ってボンボンとバウンドさせてみてください。それでうまく空気を含ませられれば、ふかふかクッションに復活します。トレスのピロークッションの中材はハンガリー産のマザーグースのスモールフェザー。マザーグースは成熟した冬を超えた水鳥(親鳥)をマザーグースと呼んでいます。スモールフェザーとは、水鳥の腹部から取れる羽軸が5cm以下の短い羽のこと。軽く柔らかいので体を包み込むようにフィットします。枕にしたり、身体をあずけたり。とても気持ちいいものですがフェザーも使っているうちに少しずつ羽根が偏ります。偏ったままにしているとふわふわ感が失われ、湿気を含みやすくなります。そのため定期的に手入れが必要。まずはふっくらと復活させてみてください。
STEP3:整えた後のクッション配置も一工夫
クッションをソファに配置するときは少し角度をつけて置くことで、スタイリッシュで立体感が加わります。また目線も意図的に誘導される効果もあるので、同じカラーのクッションでも、アクセントとして十分存在感を発揮しますね。
配置した後は最初に撮影した画像と見比べて違いを確認してみてください。ふっくらとさせ形状を整え角度をつけて並べるだけで、随分印象が変わりましたね。「もう少し変えてみたいな」と思われた方は、次のステップに進んでください。
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クッションは「見せ場づくりのアイテム」としても楽しむことができます。時にはモダンテイストに、エレガントに、ナチュラルに。クッションだけで素敵な世界観を生み出すことができます。まずは簡単にできる「クッションの数」からアレンジしてみてください。
STEP4:クッションの個数でイメージアップ!
お洒落に見せたいけど「クッションは何個が正解?」とよく皆さまからご質問をいただきます。これが絶対という数があるわけではありませんが個数によって印象は変わります。「ただ配置すればいい」という訳ではないのです。
>ストレートソファ(両肘)のクッション数
そこで印象を比較するためクッションの数をsofa〈JD〉3Pに合わせました。クッションを置かれていない場合から3個まで印象の違いを比較してみてください。
例:クッションを置かれていない場合
例えば2Pや3Pのソファの両側のクッションを無くしてみました。クッションが少ない分、ソファの見える面積が多くなります。ソファの形状はくっきりと際立ち、すっきりとした印象です。でも、どこか物足りない印象を受けませんか?
例:クッション1個の場合
ブルー系ファブリックのソファカバーにもこもこっとした起毛が特徴のホワイトカラー(ファブリック:FLF-WH)のクッションを1個加えました。たった1個だけクッションを置いてもソファ周りの雰囲気がかなり和らぎます。ベースカラー(壁)のホワイトと色味を合わせたファブリック。ソファカバーと素材違いの違和感がインパクトとなり、ソファの上を華やかになります。どのような印象を与えたいかによってクッションの色やディテイルにもこだわりたいですね。
例:クッション2個の場合
クッションを左に1個、右に1個(合計2個)で合わせました。左右対称アレンジはとても分かりやすく、初めてでもすぐに実践できるアレンジです。フォーマルやトラッドな印象もありますが、落ち着いた、整理整頓したイメージを与えることができます。きちっとしたリビングやソファを部屋の真ん中に配置された場合などはおすすめの個数です。
例:クッション3個の場合
クッション3個。実は一番理想的な数。お部屋から入って手前(左側)に1個、奥(右側)に2個(合計3個)になるように合わせました。左右振り分けて配置することでアシンメトリー(左右非対称)になり、少しくずした印象がリラックスした雰囲気をつくることができます。またクッションを振り分ける場合、入口から見てソファーの奥となるほうにクッションを多く置くとバランスがとれます。
トレスソファはピロークッションが付属されています。(※一部を除く)ですので3Pの場合は2個付属されているので、もうひとつ合わせることで3個になりまね。2個はソファカバーと同種類のクッションを、もう一つはどこかでバランスがとりやすくなります。またこの法則は反対側が物足りないと思った時には軽くスローやブランケットをかけてみるとより安定感のあるバランスをつくり出すことができます。
>L字型ソファのクッション数
一番ベーシックなL字型sofa〈TB〉3Pカウチセットにピロークッションを合わせました。クッションを置かない場合から3個まで印象を比較してみてください。
例:クッション2個の場合
L字型ソファにクッションを合わせる場合はまず、コーナー部分に1個~2個合わせてみましょう。ソファの中心寄りにまとめることでインパクトがあるアレンジです。肘掛から少し離し、センターを中心にまとめたスタイルは写真のような肘掛がないソファにはとくにおすすめ。センターにまとめたクッションは集めるときゅっと引き締まったアレンジとなり、コージーな印象も与えてくれます。
例:クッション3個の場合
3個の場合は〈JD〉でもご紹介したように左右非対称を意識して1:2で合わせてみましょう。どうでしょうか?3個にしたことでアンバランスになるはずなのに、むしろバランスがよくなった気がします。
ソファの左右にそれぞれ2個・1個で置く(合計3個)。または3個・2個、4個・1個で置く(合計5個)。このとき、入口から見て、ソファの奥に置く数を多くすると、安定感が生まれます。なぜ3個か5個なのか? それは奇数にすると動きが出るからです。また3個のうち、2個は、白、ベージュ、グレー、茶色など、ベーシックな色に。残りの1個は、ちょっとインパクトのある色に替えてみましょう。柄入りもいいですね。垢抜けたソファ、垢抜けた空間は、こうしたちょっとしたテクニックが積み重なってこそ生まれるものです。ただ何となくクッションを合わせるのではなく、ルールを取り入れることでより垢抜けたスタイルになります。ぜひチャレンジしてみてください。
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