新しい生地で想像してみる・・・「その②」
- 金沢店
- JD
- TRES-NSR
- ホワイト系
- グレー系
- ブラック系
- ブルー系
金沢も暑い日が続きます。夏も本番ですね・・・
新しい生地がイタリアから入荷し、早いもので、2か月近くが経ちました。
TRES京都店では、早速、展示のSofa「 JD」を新生地に張替え
少しづつ、新生地を張ったソファ事例も出始めております。
金沢店のスタッフも「おっ」と注目している、この頃です。
今回は、前回ご紹介しきれなかった、新しいグレード設定の
「Gタイプ生地」をご紹介させていただきたいと思います。
★←前回の「新しい生地で想像してみる①」
★←「NEW FABRIC2023」もご参照ください。
今回ピックアップした生地は、糸の表情が面白い「ループヤーン」素材。
「ループヤーン」のくるくるした糸の素材感を感じられる生地で、
ソファになった姿を想像してみました。
◆コットンの中にアルパカの風合いを感じるこちらの生地:【GRK】Gタイプ◆
PC:37% CO:23% WO:17% WP:12% PL11:37%
「ループヤーン」とは、1本の糸のところどころに、
“小さな糸の輪“のようなものが装飾された糸のこと。
「ブークレヤーン」とも言われています。
ブークレ(boucle) = フランス語で「輪」というような意味。
ヤーン(yarn) = 「糸」という意味。
この新生地「GRK」は、このループヤーンを使用して織られ
生地の表面のクルンクルンと可愛い糸の輪っかが、なんともいい表情を出しています。
・糸のimage ↓↓
くるくると輪になっています。
・糸のimage ↓↓
このループの糸を使った生地は、
一目ぼれする方はハマりそうな生地だな・・・という感じがします。
風合いは、コットン使用量が多いのですが、
表面のもこもこ感は意外にもさらっとした風合いです。
サラッとしながらも、高級なラグのようなしっかりした感触もあります。
アルパカの糸も織り込まれており、
このアルパカの毛は、キューティクルがきめ細かいので、
滑らかなタッチになるそう。
また、アルパカの毛は繊維がストローのように空洞になっているので、
クルンとした部分もほそく繊細で、軽さがあります。
夏にも快適な肌触りです。
この新生地「GRK」は、張りぐるみのソファも良いですが、
木脚の女性的なフレームのソファにとても合いそうです。
生地の表面のもこもこ感も、引いて全体でみるとスッキリみえますね。
▪ Sofa「 TRES -NSR」に大判の生地サンプルを巻いてみました。↓↓
背面の真鍮と白いもこもこの生地がお洒落です。
ちなみに、Sofa「TRES‐NSR」のフレームのカラーは4色展開ございます。
木フレームのソファには
目をひくカラーや、個性的な生地を選ばれる方も多いように思いますが
生地「GRK」のような、遊びごころのある生地を選んでみるのもいいですね。
この生地「GRK」グレーは近くでよく見ると、アルパカの糸の空洞感がわかり
より風合いを感じることができます。 ↓↓「GRK」グレー:オットマンimage
フェザー仕様の丸みのあるオットマンにも合いそう・・
ツートンカラーにしても、お洒落かもしれませんね。
素材感の違う生地を組合わせても素敵です。
続いては、こちらの生地になります
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆落ち着いた印象のループヤーンの凹凸が心地よい、こちらの生地【BLK】Gタイプ◆
PC:70% PL:23% CO:7%
こちらも、ループヤーン素材の生地。
ヨーロッパのインテリアデザインとライフスタイルに関連した
様々なセクターが集まる国際展示会でも
最近は、色柄よりも、素材感の提案がほとんどという中で、
こちらの生地にも見られるようなループヤーン素材は、非常に増えてきているとのこと。
凹凸もランダムであったり、多色織りになっていたりと、
バリエーションも豊富になってきているのだそう。
椅子張りの生地としても、ループヤーン素材は、とても注目の生地になってきています。
TRESの京都店でも、早速展示のSofa「JD」が、生地【BLK】にチェンジされました。
★←(Sofa「JD」張替えのブログはこちら)
▪TRES京都店のSofa 「JD」 新生地【BLK】ブルー ↑↑
遠目でみても、素材感を感じられますね。
Sofa「JD」の様に、パイピング仕様のカラーを、色々と吟味して選ぶのも楽しいですね。
個人的には、かなり迷ってしまいそうです。
このようなループヤーン素材の生地は、アクリルの素材も多く、
耐色性にもすぐれているのも嬉しいところです。
生地の本場イタリアで工夫を凝らして織られた生地の数々・・・
これだけ、遊び心のある生地は、
安定した品質の管理や、織り上がるまでの試行錯誤や苦労も想像されます。
生地などの織物も、つまるところ糸1本から出来ており
そんな、糸に注目して生地をご覧いただくのも、より楽しいかもしれません。
今回ご紹介させていただきました生地のほかにも、
新しい生地が入っております。
★←(入荷した新生地に関してはこちらもご覧ください。)
そして、また、2023年の新生地の第2段も9月以降、入荷予定です。
これから、ソファに仕上がっていく生地をスタッフも楽しみにしております。
また新しい生地が入りましたら、随時ご案内させて頂ければと思います。
TRES THE SOFA TAILOR kanazawa
石川県野々市市三納1-37-1
TEL 076-259-5702
営業時間 11:00~18:30
定休日:水曜日