いい生地を紹介したい
- 金沢店
TRESソファを製作している工場スタッフです。
生地の紹介シリーズの第3回目です。
今回は創業時から展開するファブリックに焦点を当てご紹介したいと思います。
(「 第1回 スタッフが選ぶ、玄人うけする出荷量は少ないが隠れた人気生地 」はこちら )
( 「 第2回 スタッフが選ぶ玄人うけしかしない生地 」はこちら )
第3回 一緒に創業した思い出のファブリック編①
23年前に創業した時の生地の種類は3種類。
今と同じイタリアのファブリックメーカーから輸入していました。
色数で15色程度だったと記憶しています。
イタリアの輸出の保険は1年以上の実績がないと保証してくれないので、
すべて前金で電信送金して、入金してから製作をするので到着まで
ずいぶん時間がかかりました。
当時はイタリアの通貨はリラだったので円に対しては安くて割安感がありました。
なつかしいです。
当時からずっと第一線で頑張っている生地もあれば、時代の流れに取り残されるものもあります。
最初のたった3種類の生地 カレイド、パピロ、ティントレットには思い入れがあります。
今の弊社の在庫の千分の一程度の量でしたが、大事に保管をして裁断をして使用していました。
少しずつ増やして23年後の現在、160種類600色の在庫となっていますが、
当時は綿麻の起毛した手触りのいいオーソドックな生地を中心に選んでいました。
今見てもいい生地だなというものがたくさんあります。
カレイド(C-LA)
パピロ(P-B)
ティントレット(T-BK)
当時はカレイドに代表される綿麻の起毛がピーチスキン(桃の表面のような状態)と呼ばれて人気でした。
今でも主流の一つです。これからの季節は直接肌に触れる機会も増えるので
肌触りがよい最適な生地ではないでしょうか。
ピーチスキンをいくつか紹介します。
20年以上も人気ベストテンに入る永遠の定番カレイド
カレイド(C-LA)
それから派生した上位グレード ビートとピアノザ
ビート(BT-BE)
ピアノザ(PNS-BE)
ピーチスキンの最上位グレードアトランタ
アトランタ(ATL-LV)
お風呂上りに直接すわると最高のピーチスキン。冬は起毛によりひんやりを感じさせない優しい生地です。
現在のTRESのモダンラインとは少し異なりますが、個人的には大好きなナチュラルラインです。
ぜひ一度お手に取ってみてください。