スタイリングレシピ vol.77 2022年ソファスペシャルメンテナンス
- 京都店
2022年ソファスペシャルメンテナンス
2022年も残りあとわずか。
いつのまにか日暮れが早くなり寒さが着々とやってまいりました。
気温も下がり、冬らしくなってきたなと感じる日々ですね。
年末になると、これまでとこれからを振り返るタイミングでもあります。
例えば2019年前半までのインテリアトレンドは「ミニマル」、「シャビーシック」など、
SNSの“映え”など、見た人に強い印象付けをするインテリアが流行っていました。
ホテルのようなリビング、雑誌をみているような芸術的な雰囲気。
視覚的な印象から満足感を得る住まい。
それはソファも例外ではありません。
現在では“STAY HOME”がきっかけで生活そのものが新たなニューノーマルへ。
自宅で過ごす時間が増えたことから、より暮らしやすい住まいを求めてお引っ越しされたり、
リフォームや日々使う家具の見直しをすることで“居心地のよさ、快適性”にこだわる意識の高まりを感じています。
例えば、優しいカラーや素材を使った家具であったり、
自然を身近に感じられるリラックスできる空間だったり…。
さて、そんな2022年もあと28日。
快適に過ごした空間に感謝の気持ちをこめて少しづつ大掃除をしていきましょう。
毎日座るソファも例外ではありませんね。
今回は気持ちよく新年を迎えられるように
スペシャルソファメンテナンスの手順をご紹介します。
※ニューノーマルとは
ニューノーマルとは、「New(新しい)」と「Normal(常態)」を組み合わせた言葉で、
「新しい常識・常態」という意味です。
SPECIAL MAINTENANCE
トレスソファをすでにお使いになっている方は、ご存知のとおり
メンテナンスするだけで何度でも新品ソファのように座り心地がよみがえることを
実感されていると思います。
特に羽毛は手をかけてあげるだけで、ふっくら元通りに。
その復元力の高さは感動すら覚えます。
そういえば、しばらくしていないなと思いだした方は
ぜひこの機会にスペシャルメンテナンスをしてみましょう。
カバーからご紹介します。
■カバーメンテナンス(各素材共通)
まずカバーメンテナンスです。
普段ソファに座ると必ず、衣類の毛玉、髪の毛、ホコリなど小さなゴミが付着していませんか?
一番手軽なのが粘着クリーナーです。
まず目に見える範囲内はコロコロとして取り除きます。
次にクッション表面から、クッションを上げてフレームの隅々まで
掃除機を使ってすいとります。
取り切れない布の目に詰まったホコリを取り除く際は柔らかい毛足のブラシで
ブラッシングしてみてください。
※ブラシはできるだけ柔らかい毛足のものをおすすめいたします。
硬い毛足の場合、布を傷つけてしまうため注意が必要です。
■カバーメンテナンス〈ファブリック(布製)〉の場合
ソファ表面のゴミを取り除いたら、次は付着した汚れをくまなくチェックしましょう。
いつのまにか飲み物や液体などでつけてしまったシミはタオルにぬるま湯で
薄めた中性洗剤をしみこませ、ポンポンとたたきながら洗剤を馴染ませます。
その時に擦らずに、叩くのがポイント。
焦って擦ってしまうとシミが広がるので気をつけてください。
それでも落ちない汚れはドライクリーニングに出すことをお勧めいたします。
カバーを丁寧に取り外し、フレームの下部につけられたマジックテープにはトリコットテープを装着しましょう。
関連記事
ソファカバーのドライクリーニングについて
ソファカバーの被せ方手順①本体編
ソファカバーの被せ方手順②クッション編
トリコットテープ
トリコットテープはマジックテープの保護剤になります。
取り外す際・取り付ける際・クリーニングに出される際は必須アイテムです。
付けることで生地や本体が傷つくことを防ぐことができます。
取り付けなかった場合、生地などが傷むだけではなく、
マジックテープにホコリなどが付き粘着力が弱まり、
肝心のソファの下地にくっつかなくなってしまいます。
少し地道な作業ですがぜひ行ってください。
※トリコットテープがご必要な際は各店舗までご連絡ください。
■カバーメンテナンス〈本革〉の場合
本革はファブリックと同様、粘着クリーナーで取り除き表面はタオルでからぶきをします。
ただし掃除機を使う際は、表面に傷がつく可能性があるので、表面をこすらないように、
軽く浮かせながら吸い取るようにしてください。
その後、固く絞った濡れタオルでソファ全体をふき取ります。
次に専用レザークリーナをつけて、シミや汚れ部分をふき取りましょう。
強くこすりつけると、シミの原因になってしまいますので、ソフトタッチがポイントです。
最後に専用保護クリームを全体に塗り表面に栄養を与えてあげましょう。
仕上げにはからぶきをしてあげましょうね。
トレスの革製品のメンテナンスにお使いいただける推奨レザーケアキットです。
保革クリームとクリーナーを使用した定期的なメンテナンスを行うことで、
革の耐久性が上がり永くお使いいただけるため、レザーケアキットをおすすめします。
クリーナーを併用することである程度汚れを軽減することができます。
※使用方法は製品の説明書に従いご使用ください。
Brand:UNITERS
■フェザークッションのメンテナンス
トレスソファは座クッションをはじめ背クッション、ピロークッションまで
“フェザー”を使用しています。
もっちりとした座り心地に座ると疲れも癒され、包み込まれるような
感触は一度体験すると忘れられない方も多いのではないでしょうか。
そのフェザーは柔らかな天然素材なので、
座った場所のクッションが型崩れしやすいという特性もあります。
しかし、少し手を加えるだけで元のような形に戻すことができるのも特徴です。
特に座クッションと背クッションには座ったりもたれたりすると、くぼみができます。
忙しさのあまりそのままで放置したままになっていませんか?
これはへたってしまっているのではなく、体圧を受けたことにより
フェザーが端によってしまっているからです。
心当たりのある方はぜひ以下の手順で行ってみてください。
1.カバーのファスナーと内側のフェザーバックのファスナーも開けます。
2.カバーを中間ぐらいの位置まで下げて、ウレタンとフェザーバックの隙間に手をさしこみます。
3.真ん中から四隅を空気を送り込むようにパンパンとたたきこみ
硬いと感じる箇所は重点的に叩いてほぐしていきます。
背クッションも同じ手順で行ってみましょう。
関連記事
ソファスタイリングレシピ vol.64 クッションお手入れ編
スペシャルメンテナンス事例をご紹介します。
sofa【ED】3P/13年使用
Before・メンテナンス前
After・メンテナンス後
sofa【J】3P 替えカバー/15年使用
Before・メンテナンス前
After・メンテナンス後
sofa【M】3P/6年使用
Before・メンテナンス前
After・メンテナンス後
ソファは愛用すればするほど洋服や革靴と同じように
日頃のちょっとしたメンテナンスが大切。
適度なケアで良い状態をキープすれば、気持ち良く長く使い続けることができます。
特に今年はこれまでご愛用いただいているお客様が多くご来店いただき
新しいカバーに変更されたりやクッション中材を交換いただいています。
「新しいカバーに交換し、羽毛をメンテナンスすると新品にもどりました」
などのお言葉から、年月がたっても購入時と変わらない座り心地で
ご愛用いただいている様子がうかがえます。
自分の手でメンテナンスを施して、親から子へ、子から孫へ、代々使用できるような
ソファを育てていけるのがメンテナンスの醍醐味です。
忙しい日々に少し時間を忘れてぜひスペシャルメンテナンスを施してみてください。
ソファ専門店トレスでは
お客様お一人お一人のご要望に合わせてソファや
ソファ周りの商品をお作りいたします。
是非一度
ソファ専門店トレスザソファテーラーでご体感下さい。
TRES THE SOFA TAILOR kyoto
京都府京都市中京区中白山町268-1
プラウド京都麩屋町御池1F
TEL 075-231-3511
営業時間 11:00~19:00
定休日:水曜日