160種類、600色のファブリックの実態とは?
TRESソファを製造しているスタッフです。
もう10年くらいは上記の「160種類、600色のイタリア製ファブリック」をTRESは準備しているとPRしてきました。実態はどうでしょう?
近年はTRESブランドでの東京青山や京都御池出店などで富裕層の来店が増えたことで、若くてインテリアに詳しい方はファブリックの色や質感にとても敏感なことがわかってきました。
そのほとんどがABC(Arflex B&B Cassina)や青山店のお隣のMinotti、そして Flexformで購入されているのではないでしょうか。

25年前の創業時は3種類20色ほどの生地でスタートしました。
しかし、上記層のニーズをとらえていくと、どうしても高グレードのイタリアンファブリックをふやしていくこととなります。
10年前の160種類、600色は下からAグレード、Bグレード、Cグレードの3種類がほとんどで、Dグレードと少しのEグレードで構成されていました。
DグレードのGRVAカウチセットが爆発的に売れて、Dグレードのような高いグレードでカウチセットが売れるのだと購入層の変化に驚いたものでした。
現在はFグレード、Gグレード、Hグレード、Iグレードが追加されて直営店展示品のほとんどがこのグレードで張られています。Iグレードは本年からの追加で大人気です。
Aグレード、Bグレード、CグレードはAグレードの4種類のファブリックに統合されつつあります。

青山店展示 sofa【LA】 張地:G23-BE(ベージュ)[I グレード]

青山店展示 sofa【EF】 張地:DECC-WH(ホワイト)[H グレード]
現在の状況は25年前には想像もできませんでしたし、10年前でもFグレード以上が主力生地の大半を占めるとは予想しなかったでしょう。
今回は生地にフォーカスしていますが、ソファサイズも25年前はW=1800がメインでしたが現在はW=2300が当たり前です。
もちろんデザインもそれに伴いモダンラインがより強いものになりつつあります。
その時々のトレンドを捉えるということが、インテリアに詳しい富裕層のニーズを把握することになるのだと思います。
特にファブリックはアパレルでは毎年のトレンドが作られて消費されていきます。
インテリアではどうでしょうか?
イタリア勢は当然今年のトレンドを張ってきますが、国産メーカーでそんな話は聞いたことがありません。
TRESはなるべくオーソドックスな生地を仕入れるようにしていますが、毎年、イタリアの取引先から新種、新色の提案を在庫をするようにしており、そこから次世代の主力生地が生まれてきます。
資本と忍耐の両方が必要とされる未来への投資です。
それによって輸入に影響する為替状況や住宅ローンの金利上昇、都心マンションの高騰など不利な条件が重なる中での事業拡大を実現できると信じています。
最後に、「160種類、600色のイタリア製ファブリック」をTRESは準備しているとPRしてきました。実態はどうでしょう?の答えです。
現在は214種類、756色の在庫を持っています。
もちろん、ソファを1台作るに足りない生地もカウントしていますが、26年の歴史としてこれだけのTRESを支えた生地在庫があるということです。


