ソファについて

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スタイリングレシピ vol.135 ライフスタイルインテリア③

  • 京都店

「健康〇〇」はSNSや雑誌を開けば必ず出てくる言葉です。健康を保つには病気、怪我だけでなく、心身ともに良好な状態を意味します。また最近では厚生労働省から「新・健康生活」が提唱され、おうち時間を健康づくりに活かしていきましょう。という働きかけも聞かれます。でも健康だけを意識して生活しているというのは、難しい上に少数派。タイプも様々です。

〇個人差のある健康生活

✔気持ちはいつも前向き
番組やSNS、雑誌、YouTubeからの情報収集に積極的。でも気持ちだけ。

✔身近な健康行動は積極的に行う
階段を使う、できるだけ歩く、自然食を食べるなど、“ちりも積もれば”をモチベーションにする。

✔健康意識の高さと行動力がある
サプリメント、健康に良い食材など意識と行動はあるのに、なぜか運動はしない。以外と誘惑に弱いため継続性は乏しい。

✔自分は健康だと思っている
飲酒、禁煙、塩分糖質過多など不健康と分かっていながら、特別困っていないので、やめられない。

✔気持ち、行動、結果を出す
計画的に健康を意識した生活を行い、自分自身と向き合いながら常に改善をする。また無理のない範囲内でマイペースに実行する。でも特に人にすすめることはしない。

上記は私が感じた印象ですが、年代だけでなく経験や価値観、ライフスタイルにより多様化していることがわかります。

 

今回ご紹介するのは万人に共通する「ヘルシースタイルインテリア」について。健康になれるインテリアってあるの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも「不健康」なら、想像できませんか?例えばモノが散乱している、埃をかぶっている、換気をせずに空気がこもる、形状が歪み傷んでしまった状態の椅子がそのままになっている…など。例えばソファひとつみても「座ると身体が疲れてしまって」と不調に気づき買替を検討される方もいるほどです。ヘルシースタイルはヒトで例えると肌の血色がよくお肌も髪もつややか。外見だけでなく、内面からも前向きで明るい印象が当てはまる気がします。でも決して室内にエアロバイクを置いて運動しなさいということではありません。試みとして良いことですが、もっと手前にある健康の保つ上で大切なことに注目しながら2回に分けてお伝えします。

 


孤立しないレイアウト

健康的な生活習慣は、“環境の仕掛け”次第で自然と身につくものです。例えばキッチンとテーブル、ソファの関係性。最近ではお料理しながらリビングの家族の様子が見れたり、調理をしながらコミュニケーションをとりやすい対面式のキッチンが多くみられます。「これでリビングの様子を見ながら料理ができる」「コミュニケーションがとりやすい」と感じられるかもしれませんが案外、見落とされがちなのがダイニングテーブル、リビングスペース家具のレイアウトです。まず置きたいサイズの家具が置けるか、部屋が狭く見えないかが重視されてしまいがちですが、それだけでは不十分。そこで過ごした場合“どんな気持ちになるのか”もイメージする必要があります。

 

CACE:1

上の画像の場合。ダイニングを背にしてソファを配置することで、リビングとダイニングを自然に仕切ることができる、という意味では良くみられます。ソファの背もたれが視線を遮り、キッチンからリビング側が見えにくくなるという利点もありますが、一方でソファに座っている人からはキッチンが見えません。キッチンからは、ソファの背面、または座る人のが見えている状況が想像できます。ひとつ、コミュニケーションの一例として考えてみてください。背中を向けたまま「それやっておいて」と依頼の言葉がかかる。返事は聞こえるものの、もしかしたら相手が気持ちよく受けられていないこともあるかもしれません。少しオーバーかもしれませんが「相手に背中を向ける」という比喩表現があるほど「背中」には相手を避けているというメッセージになるときがあり、時には疎外感を感じる場合もあります。ゾーンを区分けできる、パーソナルスペースを確保できると良さもありますが、家族構成やライフスタイルによっては、コミュニケーションが取りにくくなる場合もあることも想定してみてください。

例えば、小さなお子様がいる場合、キッチンからリビングの様子が見えないということは子供の様子が気になり、お料理をしていても気がきでない気持ちになるかもしれません。状況も視野にいれてソファのサイズ・デザインを選べば、よりよい選択をすることができます。

 

CACE:2

こちらの配置の場合キッチンに立つ人と、ソファに座る人が会話できます。こんなのたいしたことではない、と思われるかもしれませんが、実際にやってみると、「配置が変わるとぜんぜん違いますね!」と驚く人が多いのです。どちらの例においても、その空間で過ごす人がどう感じるのか、どのように過ごしたいのか意志が大切で、正解はありません。「ちょっとした違和感」を感じることは、あなた自身にしか分からないこと。配置を変更することも検討する余地有です。

 

 

ロータイプソファでコミュニケーションを円滑に

ソファが傷んでしまったことも買替の理由でしたが、もうひとつは座っている家族の姿が見えなくなる「ソファの高さ」も気になっていたI様。お子様がソファに座っていても、声だけしか聞こえない、そのような状況でした。でもテレビの方向に合わせると、ソファがキッチンに背を向けることは仕方のないこと。でしたが、できるだけ高さは抑えて、心理的な圧迫感は回避したいなという思いもあって選ばれたのはsofa【FRM】。選ばれている時に「すっきりとさせたい」「モダンな雰囲気が好き」という言葉には、見た目だけではなくご家族とのコミュニケーションもより円滑にしたいという意味もあったのです。高さ580mm。カラーは爽やかなホワイトに。ソファに座っていても部屋全体を見渡すことができ、キッチンスペースとのコミュニケーションもとりやすい状況をつくることができました。

 

【キッチン・ダイニングテーブルソファ】アイ・トライアングル

ご夫婦と愛犬3匹が過ごすリビングルーム。形状は縦型リビングルーム。リビングの入口からソファ→奥のダイニングキッチンが左右に配置されたレイアウトです。帰宅したときに全体を見渡せることができるのは愛犬家のM様にとって安心感のひとつ。以前はソファの背面はキッチンに向いて、仕切られていたそうですが、過ごし始めてみるとご夫婦お互いの表情が感じ取れない。愛犬もどこにいるのか分かるずらく、ストレスだったそう。買替をきっかけに配置についても検討されていました。今回お選びいただいたソファはスタイリッシュでスッキリとした見た目のsofa【TB】。入口の手前から抜け感を感じられるように、カラーはキッチンのホワイトと合わせた色合いに。爽やかで、より広々としたリビングルームになっています。

 

 


家具の素材でリラックス

“触れる”“見る”という体験が、気持ちを整える。
素材は、私たちの感情やストレスレベルにも影響を与えます。近年、家具に使用される素材は様々な種類であふれていますが、大きくは天然素材と人工素材。天然素材は(無垢材、突板、集成材)、人工素材ではメラミン化粧板、ポリエステル化粧板、スチール、ガラス、セラミックなどです。特に現代ではこの人工素材への期待も高まり、すっきりとした見た目に傷や汚れに強い、そして耐久性もあるという点からキッチン、食器棚などに採用されています。またダイニングテーブルも合わせて人工素材にすることも人気のセレクトです。でも気になるのは表面の冷たさ。冬の寒い季節には、触れるのが億劫になる、という話も。使いはじめてから気づくことなのかもしれません。その反対となるのが温もりを感じる素材“木”です。天然素材の中でも一番身近、木材の柔らかな質感があると、人は安心感を得られやすくなります。

 

「木」のリラックス効果

木材は、香り、触感、視覚など、様々な側面から私たちの心身にリラックス効果をもたらしてくれます。コースターや名刺ケースやボックスなどの小物から家具まで。身近なところに取り入れてみましょう。

〇脳活動の鎮静化

木に触れたり、木の香りを感じたりすると、脳の前頭前野の活動が鎮静化しリラックス状態に入りやすくなります。

※香りを感じる主な樹種:ヒノキ、スギ、クスノキ、ビャクダン、ローズウッド

木材の香り成分「フィトンチッド」

フィトンチッドは、木が放出する化学物質。これらの成分は、嗅覚を通じて脳に伝わり、副交感神経を活性化させ、心身をリラックスさせる効果があり、リラックス効果やストレス軽減効果があることされています。またカビや細菌の増殖を抑え、ダニなどの防虫効果を持ちます。

〇自律神経の調整

木に触れることで副交感神経が活発になり、ストレス時に高まる交感神経の活動が抑制されるといわれています。テーブルやソファ、身近な家具に取り入れてみては。

〇ストレスホルモンの低下

ストレスホルモンであるコルチゾールの濃度を低下させる効果も報告されています。

〇自然な木肌の美しさ(視覚的な癒し)

自然に形成された木目には「1/fゆらぎ」という自然なリズムがあり、眺めているだけで癒し効果があると言われています。自然が生んだ不規則なデザインには川のせせらぎや風でこすれる葉の音、鳥のさえずり、ろうそくの炎などと同じ「リズム」です。その「ゆらぎ」は安らぎとなり、心地よさや安心感に繋がっています。

木肌が美しい樹種:ヒノキ、メープル、ウォルナット、カリン

 

樹種:ブラックウォルナット/sofa【BⅡ】

ウォールナットは直訳すると「クルミ」。ソファフレームとして使われているのは「ブラックウォールナット」を指します。ブラックという文字の通りやや濃いめの色合いが美しく、かたくて重く、加工性がいいことが特徴。画像のように床、ソファフレーム、テーブルを同じ樹種で合わせた場合、ウォルナットの伸びやかな木目は温かみと高級感のある「落ち着いた雰囲気」に仕上がります。ソファなど張地を柔らかい雰囲気のトーンにすることで「暗い」雰囲気もなく、ナチュラル感が増し、温かみが感じられる空間に仕上がります。

 

テーブルの上を彩るコースター。もはやインテリアの一部になっている大切なアイテム。このようにテーブル上にのる、カトラリーからランチョンマットまでディテールにこだわり選ぶと毎日がとっても楽しくなります。形状は正方形をはじめ、ラウンド型、六角形、変形まで豊富なバリエーション。素材もファブリックから木材、石材、珪藻土まで多様なコースターは見た目だけでなく熱や冷気が直接テーブルに伝わること、冷たい飲み物を注いだグラスに、ぽたぽたと付いてくる結露の水滴がテーブルに付着することを防止する役割も期待できます。

画像のコースターは天然木と本革のコンビネーション。表面の適度な厚みと高級感を感じる肌触りにたいして、温かな温もりを感じとれるように天然木にオイル塗装で仕上げられた木枠の仕様。角は柔らかなアールで仕上げられ上質な風合いです。木部と本革、各パーツは職人がひとつひとつ、手づくりで仕上げた逸品で何度も改良を重ねられたとかまた似たものはあっても、 同じものは一つとしてありません。休憩時間やお家でのティータイムを、木の香りとぬくもりでリラックスした時間に変えてくれるコースター。より身近に素材の良さを感じ取ることができますね。

上記コースターについてはこちら

 


床にカーペットを敷く

近年床材で主流となっているのはフローリング。前述でもお伝えしたように、足の裏で感じる木の感触は癒されることもあるでしょう。ですが樹種や素材により硬くて踏み心地が悪く、足が疲れやすくなることも。床はフローリングのままがいいのか、敷物を敷くのがいいのか悩んでるという話も聞かれますが「良さ」を確認しながら、より良い環境作りをしてみましょう。

 

〇床にカーペットを敷くメリット
・音を吸収するので静か
・暖かくやわらかいので、ストレスが軽減される
・ホコリの舞い上がりを抑えられる、
・柔らかくクッション性があるので転倒落下時の衝撃が小さいなどのメリットがあります。

〇カーペットの種類

フローリングの上に敷くものは「カーペット」「ラグ」最近では小さなお子様や愛犬に合わせて「タイルカーペット」も。それぞれどのような違いがあるのか特徴をみてみましょう。

・カーペット

・室内に全体に敷く厚手の織物や敷物。
・一般的な呼称として、「3畳以上の大きさ」の敷物をカーペットと言います。
・設置は直接床に貼り付ける方法から、周囲にグリッパーを設置し、カーペットを引っ掛けて固定する方法まで有。

・ラグ

・部屋の一部分を覆うためのもの(ソファやテーブルの下部から全面)
・一般的な呼称として、「3畳未満の大きさ」の敷物をラグと言います
・デザインが豊富で移動にも便利。

・タイルカーペット

・小さな正方形や長方形、六角形などにカットされ、自由に組み合わせができ、交換も可能。
・一般的な呼称として、床や廊下などに敷く「パネルタイプ」の敷物のことを言います。
・部屋のサイズに合わせて調整しやすく、移動にも便利だが、やや通気性が劣るため部屋の角の内側などは注意が必要。
・ズレることもあるため密着性は確認すること。

 

詳細は「日本カーペット工業組合」でも紹介されています。健康に関すること、心地よさなど大変興味深い内容です。ご興味のある方はご覧ください。

 


グリーンとイエローを合わせて空間の鮮度をアップデート!

ホワイトベースのシンプルな空間。真っ白な空間には光とカラーを重ねるレイヤーコーディネートがおすすめ。壁面をシンプルに照らすコーニス照明。鉛直面に光を照射するので、壁にグラデーションがつき、空間に立体感や奥行きを与えてくれます。また空間全体のアクセントとして、シャンデリアでリズム感を。軽やかさを兼ね備えた洗練されたシャンデリア。真鍮のリングがもたらす華やかな重なりと、乳白色のガラスグローブの柔らかな光が空間全体を優雅に彩ります。ソファはミニマムな空間に柔らかさと動きを加えてくれるsofa【HOM】カウチセットを。緊張感さえも感じるホワイトと直線美にほっと一息、リラックスにかかせないスペースです。張地は自然を想起させるグリーンに。アクセントカラーのクッション、床に敷き込んだラグは明るくてぬくもりのある印象のイエローを合わせて。最後に天然木で仕上げられたテーブルを合わせることで空間に生気が加わり、元気を感じられるコーディネートが完成します。

coordinate sofa:HOMカウチセット
furniture:天然木ラウンドテーブル
accessories:ラグ、観葉植物

 

TRES  GREEN FABRIC

CCT-LG(ライトグリーン)[D-type]VEN-OL(オリーブ)[D-type]BO-LG(ライトグリーン)[F-type]

 

TRES  YELLOW FABRIC

ACK-YL(イエロー)[D-type]PIBI-YL(イエロー)[F-type]

sofa【HOM】納品事例

 


この記事を参考に、あなたのソファスタイルを充実してみましょう。

 

 

【ソファ専門店】トレス ザ ソファテーラーでは

常時20~30台のソファを展示しております。

お好みのソファ、座り心地を是非ご体感ください。

 

皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

 

 

TRES THE SOFA TAILOR kyoto
京都府京都市中京区中白山町268-1
プラウド京都麩屋町御池1F
TEL 075-231-3511
営業時間 11:00~19:00
定休日:水曜日

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