ソファについて

SOFA

ソファと傾斜の関係

  • 金沢店

TRESのソファのクッション部分は良質のマザーグースを使っておりますが、

店頭でお客様に座り比べていただく間に多少座り跡がついてしまいます。

そこで、ご来店されたお客様にベストな状態で座り心地を確かめていただくため、

その都度クッションのメンテナンスを行っています。

 

 

ある日のメンテナンス中、今まではそこまで気に留めていなかった背クッション傾斜がふと気になりました。

 

 

 

そこで各ソファの背クッションの傾斜を書き出してみると

背クッション以外の部分にも多く傾斜がついていることを改めて確認しました。

 

 

ソファによって傾斜がついていないものもありますが、

傾斜は、ぱっと見で分かりやすいフレームの背もたれ部分から、

見た目では分かりづらい部分など何カ所か傾斜がついています。

 

とても分かりやすいお写真がこちら。

 

 

 

 

 

この中で気になったのはこのフレーム部分の傾斜です。

 

 

 

 

傾斜の角度はソファによってもそれぞれ微妙に違います。

そこで傾斜にはどんな意味があるのか知りたくなりデザイナー道畑に聞いてみたところ、

とても興味深い話しが聞けました。

 

 

TRESソファの傾斜のルーツは

道畑が武蔵野美術大学時代に人間工学の授業で用いた教材、

著者小原二郎さん『デザイナーのための人間工学』とのこと。

小原二郎さんは東海道新幹線の座席開発や

自動車シート・航空機のシート開発を携わった人間工学者のひとりで、

休息するための角度について追及した第一人者です。

 

 

道畑の話しの中で背クッションや背もたれについている傾斜は

背中を預けた時に寄り掛かった際、楽で心地良く感じる角度にしていると聞き、

自分自身が座った時にも感じられる分かりやすい部分で、身近に感じられました。

 

 

フレームの座面部分の傾斜について聞いてみたところ、

座ったときにお尻に重心がかかり後ろへ下がるため、

浮き上がりがちな太もも裏や膝裏が安定するように工夫をしているとのこと。

 

 

太ももや膝裏が安定することで座った時の安心感が違うと教授してくれました。

そしてTRESのソファは置き型クッションのため、

座クッションが前にずれないよう傾斜をつけることも重要だそうです。

 

 

 

こちらの画像の通り、フレーム座面の縁には土手となるようカマチを付けているため、

より前にずれにくく、これはTRESがイタリアから学んだノウハウでもあります。

 

 

前述の太ももと膝裏の安定感はこのカマチがあることで、

より感じられるようになっていると聞き、

ちょっとした工夫で体感は変わることを実感することができました。

 

いくつもの要因や要素が紐づいてつくりあげられていることを知り、

人間工学を学んではいない私でもとてもワクワクする内容でした。

これからはこの自分自身が感じたワクワクをお客様にもお伝えし、

傾斜による安心感も合わせてご体感いただきたいと思います。

 

 

 

【ソファ専門店】トレス ザ ソファテーラーでは

常時20~30台のソファを展示しております。

お好みのソファ、座り心地を是非ご体感ください。

 

皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

 

TRES THE SOFA TAILOR kanazawa
石川県野々市市三納1-37-1
TEL 076-259-5702
営業時間 11:00~18:30

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