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スタイリングレシピ vol.132     NEW FABRIC 2025【TOPICS】

  • 京都店

2025年新作ファブリックのキーワードは“テクスチャー”。

色合いに質感、織が奏でる立体感。

これからソファがどんな風に仕上がるのか、楽しみですね。

「ソファ」=自己表現の場と感じながら、快適で自分らしいスペースを組み立てる工程。

選びとる人とファブリックの個性が結びつくことで特別な一台に。

今回は新作にまつわるトピックスをはじめ、

スタイリングをより楽しむためのヒントをご紹介します。

 

スタイリングレシピ vol.131 NEW FABRIC 2025

 

 

ストライプパターン

Hタイプに加わった【COPA】ホワイトカラー。久しぶりに爽快感と品の良さを感じられるストライプ柄のファブリックにお目にかかりました。肌触りは「やわらか」「さらり」と異なる質感を2種感じられるのは、嬉しくなります。少し幅広のボールドストライプに柔和な印象のベージュカラーは、アクセントとしても取り入れやすい一枚です。

 

 

ソファに合わせるとフレンチシックなコーディネートに。壁紙ではよくこの雰囲気を合わせた事例も見ますが、ソファの張地として合わせてみても素敵です。

 

COPA-WH(ホワイト)[H-type]

さて、縦ラインで表現されたストライプは横ラインの場合ボーダーと表現されています。海外ではどちらも合わせてストライプと表現しているそうです。日本では古くから親しまれ、取り入れられはじめたのは江戸時代初期。着物の文様として横縞、縦縞、格子をまとめて「縞(しま)」と呼ばれていたそうでカジュアルにも粋にも着こなされていたといいます。

 

マリンスタイルの象徴、一世を風靡したストライプ

そしてストライプを語るうえで欠かせないのが、横縞柄の「ボーダー」です。 1940年頃フランス・ノルマンディ地方で働く船乗りたちは、仕事服として目立ちやすい横縞ニットを着ていました。それがのちにコットン性のボーダーシャツへと変化し、フランス海軍の水兵たちの制服として採用。これが一般の服装にも取り入れられ「マリンスタイル」として定着したといわれています。

 

1980年代日本で流行

日本で広がりをみせたきっかけは約40年前にフランスのアパレルブランド「セントジェームス」が入ってきたことです。南仏のリゾート地でバカンスを楽しむセレブリティの間で大流行していたストライプは日本でとても新鮮なスタイルと感じられ親しまれました。現在では夏といえばマリンとインテリアにも取り入れられる定番になっていますね。

 

 

ストライプ for インテリア

ストライプは太さや施された柄によって、まったく異なる雰囲気を演出できます。例えばロココ調の繊細な彫刻が施された木製フレームに張地をストライプを合わせた組み合わせではクラッシックな印象にもなりますし、間隔が狭い細いラインで表現されたピンストライプは爽やかでシャープな現代的な雰囲気に。グラデーションをベースにストライプのラインを施せば、和モダンにもなる。ラインの太さ、間隔、質感次第で古典的にも現代的にもできるということです。

 

TRES ストライプパターンファブリック

新作以外にもストライプパターンがあります。

▼ペンシルストライプ:LNO-P(パターン)[B-type] 全1色

細い線が等間隔に配置された「ペンシルストライプ」。色味により印象が変わるのも魅力。無地に匹敵するくらい汎用性が抜群ですが、少しシャープな印象を与えるのが特徴です。

 

▼マルチストライプ:PNT-TR(テラコッタ)[B-type] 全3色

 

絶妙に組み合わされた「マルチストライプ」は細かいラインも特徴のひとつ。多様性が尊ばれる現代の象徴のようもであり、ひと目でそれとわかるアピール力を感じます。画像のように、ひとつクッションとして加えるだけで明るさとポップで楽しい雰囲気を演出してくれます。

 

▼ヘアラインストライプ:KAN-WH(ホワイト)[D-type]

 

色糸を用いて、細かいしま模様を表した織柄で、髪の毛のように細いしま柄ということから、「ヘアラインストライプ」と呼ばれています。カラーは単色から2色が一般的。遠目から見ると単色に見えます。代表的な縞柄の一つで、トラディショナルで繊細な雰囲気の柄です。

 

 

 

立体感のある表情がたのしいジグザグ

ジグザグの柔らかいラインの凹凸が綺麗だなと感じられたのはGタイプ「KRIB」。ループで描かれたストライプパターンが新鮮で、本来無機質な雰囲気になりがちですが柔らかさ、軽さが加えられた分ふんわりとしたソファに。柔和なカラーリングもこもことした繊細な風合いが、包み込まれるようなぬくもりをもたらします。

 

NEW KRIB [G-type]

WH(ホワイト)・AS(アッシュ)

 

ジグザグ=シェブロンストライプ

【KRIB】ファブリックに見られる山形に繰り返されたラインは「シェブロン・ストライプ」と言います。「シェブロン(chevrons)」はフランス語で軍服の腕章などの山形袖章やジグザグ模様を指すそう。パターンの印象はインパクトありますがV字のストライプデザインが、モダンで洗練された空間を演出。柔和なカラーリングはソファ全体の張地として選ばれても床に馴染む柄になります。もこもことした繊細な風合いが、包み込まれるようなぬくもりをもたらします。上品なテクスチャーがインテリアに溶け込みやすい一枚。

 

シンプルな空間にこそシェブロンストライプを

ホワイトの壁にフローリング、日本の住宅に多く見られる空間にこそ、映えるシェブロンストライプ。面積比の大きなソファ、またカーテンに合わせていただくと斜め方向の繰り返しパターンで、空間に奥行きや立体感を与える効果があります。

 

ヘリンボーン・ストライプとの違い

シェブロンパターンはヘリンボーンパターンと似ている印象を受けますが主な違いは、ヘリンボーンは板の端が90度の角度で切断され、シェブロンの板の端が異なる角度で切断されるということになります。このパターンはファブリックだけでなく床にも取り入れられていて、シェブロンはスタイリッシュに、ヘリンボーンは伝統美を感じさせてくれます。

 

 

TRES シェブロンストライプパターンファブリック

空間に高級感とシャープでスタイリッシュな印象を与えるTINAシリーズはぜひおすすめ。

 

▼シェブロンストライプ:TINA-WH(ホワイト)[C-type]

 

▼シェブロンストライプ:TINA-GR(グレー)[C-type] 

 

 

 

ポコポコとなめらか仕立てを際立たせるメリハリスタイル

ポコポコと表面感を感じられるテクスチャー「DECC」。ふんわりと丸みのあるフォルムがキュートな新顔が登場しました。ここまで深さのある凹凸は珍しいですね。触るとふわふわとした滑らかな肌当たり、眠気を誘うような柔らかさに驚きます。カラーはホワイト一択。雪のような色はミルキーホワイト。赤みと重みが入った透明性のない色味はウォルナットやオークで仕上げられたフローリングや天然素材を用いた空間に向いています。

 

 

NEW DECC [H-type]

 

 

例えば木フレームソファのクッションの張地として。フラット×凹凸感と、メリハリをきかせることでより、ふっくらとしたフォルムを味わえます。

 

 

ベージュ、ホワイト、グレーなど定番カラーから平織などプレーンなファブリックのアクセントとして。“遊び”を演出できますね。

 

 

 

イタリアが奏でるジャパニーズモダン

驚くほど軽やかな手触りとソフトな質感が実現された「TATA」。こちらのファブリックの第一印象は畳を敷き詰められた和室から醸し出される静寂な雰囲気がそのまま表現されていること。緯糸(よこいと)をラインに見立てた仕上がりは畳表の“引目織”をみごとに再現しています。等間隔で打ち込まれたシンプルで整った無駄のない表情に肌触りは粘り気のあるしっとりとしたタッチ。ソファに張るとシャープでスタイリッシュな雰囲気を演出することができます。面積比の大きなソファからファブリックをとおして日本の伝統美を演出。思わずゴロンと横になりたくなる、そんな一枚です。

 

NEW TATA [E-type]

 

畳を使った新しい取り組み

硬くて冷たく落ち着かない板張りの間。そんな問題点を改善するために大昔に考えられた畳。はじまりは薄く折りたたむことができる敷物だったそうです。そして平安時代にタタマレル仕様から置く「タタミ」へ。西洋や東洋から伝わった文化ではなく、日本独自の風土と気候、生活様式に合わせて、現代に至るまで発展してきた床材なんですね。1960年代前後から西洋化の進展に伴いフローリングが普及され、畳が置かれる和室の減少も目立ちましたが、イ草の香り、経年変化、ふっくらとした踏み心地など様々な角度から魅力が掘り起こし、アートなど形を変えて取り入れられています。また海外での畳の注目度もアップ。フローリングの上に畳を置くなど自由な発想で楽しまれるなど、日本独自の文化は静かに躍進をしているようです。

 

 

 

チアフルなニュアンスファブリックの登場!

新作の中でも一番新鮮さを感じられたのがEタイプに加わった「TORK」です。「ライム」とグレーの混色。どちらも自然に存在するカラーなので、意外とコーディネートに取り入れやすいのが魅力です。例えばマンネリ解消に繋げたり、鮮度を宿したいときにも大活躍。ヘルシーさにふわふわとしたニュアンスはモノトーンスタイルでもいっきにフレッシュになり、軽快さが高まります。

 

NEW TORK [E-type]

 

 

黄色と緑の中間のようなライムと、淡いグレーのくるくるっとしたふんわり感はベージュからダークブラウン、グレー系など幅広い床の色味との相性の良さを感じます。例えばTORK×ブラウンなら上品な印象に。明るいホワイト系と合わせれば爽やかでフレッシュな雰囲気に仕上がります。色味にまとまりがある、洒落感漂うニュアンスコーディネートの完成です。

 

 

マンネリの救世主、“くすみ”ブルー

ちょっとソファに変化をつけたいな、少し今っぽさを足したい、そんな時に大活躍しそうな“くすみ”ブルー。Fタイプに登場した「PIBI」ライトブルーです。そのニュアンスのあるカラートーンで、こなれた雰囲気を醸せるくすみブルー。大人らしさと爽やかさを両立は立体感たっぷりなスタイルに整います。またブルーは寒色系のため、広さを表現できる万能色のひとつ。特にホワイト系、グレー系の床とは穏やかな雰囲気の配色を表現できます。

 

NEW PIBI [F-type]

 

 

肉厚なファブリックは、クッションラインをくっきりと表現。グレーにもない、ホワイトにもない、なんとも上品な雰囲気に仕上げてくれます。

 


この記事を参考に、あなたのソファスタイルを充実してみましょう。

 

 

【ソファ専門店】トレス ザ ソファテーラーでは

常時20~30台のソファを展示しております。

お好みのソファ、座り心地を是非ご体感ください。

 

皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

 

 

TRES THE SOFA TAILOR kyoto
京都府京都市中京区中白山町268-1
プラウド京都麩屋町御池1F
TEL 075-231-3511
営業時間 11:00~19:00
定休日:水曜日

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