スタイリングレシピ

スタイリングレシピ vol.131      NEW FABRIC 2025

  • 京都店

NEW FABRIC 2025

イタリアから新作ファブリックが届きました。これら新作は青山店でソファ提案を行う道畑デザイナーを中心に選ばれ、現在のトレンドからブランドとしての方向性、また織り方や素材の密度、生地の厚みや伸縮性、使用感など様々な視点からサンプルに目をとおしていきます。張地はソファにとって見た目の印象、快適性を左右するものですが簡単に取り外しができるカバーリングシステムのためTRESのお客様の中には、ライフスタイルに合わせて交換されたり、インテリアの印象を変える手段として新作の入荷を楽しみにされている方も多くいらっしゃいます。さて、2025年は“テクスチャー”に注目。ファブリックの織り方や素材、見た目、手触り、色味と合わせて仕上がりを楽しんでください。

 

ファブリックから感じとる「静かな贅沢」クワイエット・ラグジュアリー

クワイエットラグジュアリー。2023年頃より広がった言葉で、ブランドロゴを主張するものや華美な装飾ではなく、控えめなデザイン、素材や仕上がりの良さを追求するスタイル。単に高価なアイテムを選ぶというだけではなく、バランスや色彩、素材感、そしてシルエットといった原則を踏まえながら、持つ人の個性や品格に紐付き形成されるスタイルで、その人のセンスの良さを表現するものでもあります。当然、この意識で物を選ばれている方は上質なものは、タイムレスで長く愛用することができる。ということを知っています。細部まで入念に作られたディテールはイタリアメゾンのDNAに刻まれた神髄。そして日本の、丁寧な縫製に木工技術、ウレタンなど特異な能力をもつ一流職人の技術が融合することでソファが仕上がります。飾り気ない空気感をソファをとおして味わえます。

 

understated=控えめな

timeless=タイムレス

longevity=長く使用できる

high-quality=高品質

 

 

テクスチャー

幾度となく登場する“テクスチャー”という言葉は「織り方」「肌触り」「見た目」の総称です。そのためファブリック選びの際は目の粗い織物を「ざっくり」、キメが細かくさらっとしたものは「滑らか」ファブリックの表現そのものになります。例えばザラザラとしたテクスチャーは、部屋の見た目に奥行きを与えて心地良さを演出する一方、滑らかなテクスチャーは空間にシックさをプラスできます。そのため張地を選ばれる時は、まずあなたがどんなタイプの素材やテクスチャーに惹かれるかも見極めること。これは、あなたが思い描く空間を心地良くするためのヒントになります。

 

選ぶ楽しみ

張地をサンプルから選ばれる場合、仕上がりがなかなかイメージしずらいと感じられる時もありますね。直営店で実際に張られているファブリックを参考に選ばれると「イメージしやすい、安心します」とお話いただくこともあります。それでも生地サンプルをソファを置く空間で確認すると「あれ?あれ?」とギャップに驚かれることも。でも、それがオーダーソファの醍醐味。どこにもない唯一無二のソファを仕上げるための大切なプロセスです。家族全員で話合ったり、何度もサンプルを自宅でみたり。納品事例をくまなく確認していった、など振り返ると、それも楽しかったと思えるはずです。

 


2025年、新作ファブリックラインナップをご紹介します。

 

TATA

細い糸をランダムな間隔で浮かせて畳を表現したファブリック。テクスチャーは艶感のある色合いと糸の浮きによるベース生地がのぞく雰囲気のある表情。またコットンの肌触りの良さとポリエステルの機能性(速乾性、シワになりにくさなど)を両立。高密度で綺麗な表面感とハリとコシのある風合いは、クッションラインをより美しく表現してくれます。

 

TATA-WH(ホワイト)

サンプルよりも明度の高いホワイトの仕上がりは、アクセントとしてもおすすめ。畳のようなテクスチャーの表情はジャパンディを演出してみてもいいですね。

 

TATA-GN(グリーン)

そら豆のような鮮やかな発色のライトグリーン。観葉植物や窓からみえる新緑と合わせればレイヤードスタイルが完成します。

 

TATA-TQ(ターコイズ)

ぱっと目につくエメラルドグリーンはグレー、ホワイト、ベージュ系とソファの定番カラーとも相性の良いカラーのひとつ。一気にアクティブで都会的なイメージに仕上がります。

 

 

 

TORK

表情のある表面感がスタイリングのアクセントになる一枚。ライムグリーンを下地にカールしたループがナチュラルな風合い。エアリーで膨らみに溢れるボリューム感と抜け感がさらりとしたタッチで、ちくちくせず肌触りの良さも特長です。ベーシックなカラーリングに足すことでいっきにフレッシュにな軽快さが高まります。

 

TORK-LG(ライトグレー)

柑橘カラーならではのフレッシュさが、生き生きと見せてくれる「ライム」。ライトグレーと交わることでアクティブさが上乗せされた印象です。ふわりとカールがきいたテクスチャーを重ねて、コーディネートの楽しさを味わってください。

 

 

 

 

PIBI-LB(ライトブルー)

「いつもと違う色合わせがしたいけれど、気負いなく変化をつけたい」まずはそんな人におすすめしたいライトブルー。やわらかな印象の表情をベーシックなカラーに重ねることで、こなれたコーディネートに。

 

PIBI-YL(イエロー)

表情をぱっと明るく灯してくれる、生き生きとしたイメージを宿すイエローは親近感を与えてくれる暖色なので、実はあらゆるカラーとマッチさせることができます。

 

PIBI-BR(ブラウン)

大人っぽいおしゃれな雰囲気が漂い、落ち着いた印象に仕上げてくれるブラウン。シンプルで取り入れやすいカラーと個性的なテクスチャーと合わせて取り入れてみてください。

 

 

 

ジャガード織で生み出されたジグザグ模様は古い昔から草木、大地を潤す水への感謝を表す文様として親しまれてきました。コットンにより適度な重みを感じ、ビスコースの光沢、リネンの清涼感などのすべてがしっかり“感じとれる”ファブリック。柔らかい立体感が繊細なグラデーションを表現します。季節をとわず、一年中柔らかな質感と雰囲気を楽しめます。

 

KRIB-WH(ホワイト)

大胆に織られたジグザグ柄も、ホワイトでは上品で高級感ある雰囲気を演出。大人っぽいアーバンな雰囲気に仕上げてくれます。

 

KRIB-AS(アッシュ)

アッシュ=グレイッシュカラーは、いろいろなカラーに親和性を持ち大人っぽさの中にも遊び心を感じさせてくれます。シンプルで洗練された印象を与えながら、上品で落ち着きのある雰囲気を演出してみましょう。

 

 

 

柔らかな色合わせで、上品なのに抜け感もしっかり感じられる「白×ベージュ」のコンビ。リネンのスルスルとしたソフトな肌触りにビスコースのしっとり感。5cm刻みのサテン・ストライプにより素材の違いをリズミカルに表現しています。クッションとして加えるだけでも真面目さとこなれ感が両立する爽やかで上品なスタイルを叶えることができます。

 

COPA-WH(ホワイト)

カジュアル過ぎない大人っぽい空間を演出するストライプホワイト。清潔感のあるストライプなのでリビング他、寝室や洋室に合わせていただきやすい雰囲気です。

 

 

ずっと触れていたいポコポコタッチが癖になりそうなファブリック。シワになりにくく、乾きやすいポリエステルに、ほどよい光沢感としなやかさはビスコース、コットンによるもの。肌ばなれがよく通気性にもすぐれているので、湿気が多い季節でも快適です。ツートンカラーでクッションに合わせるなど仕上がり以上に気持ちよさを感じてください。

 

DECC-WH(ホワイト)

さらりとしたソフトな手触りと心地よい重みで、ナチュラルな上質さを感じることができます。抜けるようなホワイトはアクセントとして、ソファに合わせると爽やかさもアップしますね。

 

 

designer 道畑 拓美

2025年新作ファブリックについて

今回はソファの表情に多様性をもたせるために選定していますが、特にEタイプ「TATA」は日本の「畳(タタミ)」をコンセプトとしたファブリック。ネーミングの由来はタタミの“タタ”です。分かりやすいですよね。イタリアではこのように日本の美(和)を様々な形で、インテリアやファッションにその影響が多く見られます。例えば、障子や木材の素材、今回のように畳をイメージして織られたファブリックなどは現地では「和モダン」として取り入れられ、その洗練された美しさが評価されています。またポコポコっとしたテクスチャーがこれまでにないHタイプ「DECC」。これは綺麗に仕上がる予感がしていますので、早くどなたか選ばれないかなと楽しみにしています。日本の職人技とイタリアのセンス、ソファをとおして感じてもらえれば嬉しいです。

 

 


STAFF VOICE 

入荷して間もない新作ファブリック、金沢店のMさんに気になる一枚を伺いました。

金沢店Mさん
新作ファブリックの中で「きれい!」と感じたのはTATAシリーズのターコイズブルーです。まだ5月ですが、海に遊びに行った時のような爽快な気分にもなれる色合いは、お客様にもぜひ取り入れてほしいなと思いました。差し色として加えるだけでもスタイリッシュで洗練された印象に仕上がります。しっとりとした肌触りも気持ちいいので、お越しいただいた際はぜひご覧ください!

 


イタリアの5月は新緑のはじまりをつげる季節。ゆるやかに気温も上がり、にぎやかな空気感に気分も浮足立つ頃です。より暖かい気温と田園地方の花盛りの風景で、夏の訪れを感じられます。また食においても彩を感じられ特に市場では色鮮やかな野菜や果物が山積みの風景。穏やかな気温と心地よい風をきりながら、街を散策。多くの祭りや行事も開催され、地元の文化に触れる機会も豊富です。南北に長いイタリアは歩んできた歴史や文化もさまざま。 そして日本と同じように四季があり、海と山に囲まれた国だから食材も豊富で様々な地方ごとに独自の郷土料理があり、地域の人々の生活様式や価値観が色濃く表現されています。トマトのレッド、そら豆やバジルの鮮やかなグリーン。ファブリックでは食や文化、自然をとおして表現されたカラーもみどころのひとつ。ぜひファブリックをとおしてイタリアのテクスチャーの個性、色彩を味わってみてください。

 

 

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