クッションのマチの違いから感じること
- 金沢店
- JD
- TB
- X
先日のブログで『アームの縫製から学んだこと』をご紹介しましたが
次はクッション部分の縫製の違いも気になりはじめました。
そこでソファのクッションをそれぞれチェックしていくと
TRESのソファのクッションは横マチ・全周マチの2種類がありました。
マチとは厚みや奥行き、幅などを意味します。
横マチは、クッションの両サイドにマチがもうけられており、
座面の上面から前後面が1枚の生地で構成されています。
背クッションの場合は前から後ろ、座クッションの場合ですと上から下に包まれているため、
まるみのある優しい印象のクッションになっています。
全周マチはクッション周りに1周マチがもうけられており、
比較的薄めの座クッションに多く採用されています。
このようにストレートラインが美しく、すっきりとした印象のクッションです。
例えば横マチを採用しているsofa EEの場合、ふんわりと柔らかそうなソファに見えます。
実際に座ってみてもふわっとした柔らかさを感じますが
沈み込みすぎず、しっかりとおしりや腰回りを支えてくれる座り心地です。
全周マチを採用しているsofa TBはエッジが効いたシャープな雰囲気になります。
実際に座ってみると体重を面で受け止め、座クッションの角が膝裏にフィットするため安定感も感じます。
今回調べていく中で
座クッションが横マチだと背クッションも横マチ、
座クッションが全周マチだと背クッションも同じく全周マチ、
と言った規則性があるのか?と疑問に思い、デザイナー道畑に聞いてみたところ、
決して規則性があるわけではなく、デザインと全体のバランスを見ていると教えてくれました。
その通り、XやJDは横マチ仕様の座クッションに対して
背クッションはマチ無しでパイピングが施されています。
とても分かりやすい写真がこちら。
座クッションの横マチが視覚的にも柔らかそうな雰囲気を感じますが、
マチありの背クッションの機種と座り比べてみて
マチ無し背クッションの方が、よりふんわりと包み込まれるように感じます。
このようにちょっとした違いでも座り心地の違いを感じられることがとてもおもしろいです。
今後はこのおもしろさもお客様にお伝えして
ソファ選定のポイントを色々な視点からご案内していきたいと思います。
【ソファ専門店】トレス ザ ソファテーラーでは
常時20~30台のソファを展示しております。
お好みのソファ、座り心地を是非ご体感ください。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
TRES THE SOFA TAILOR kanazawa
石川県野々市市三納1-37-1
TEL 076-259-5702
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