スタイリングレシピ vol.123 ソファと楽しむ冬のスタイリング
- 京都店
ソファと楽しむ冬のスタイリング
12月は本格的な冬到来の季節。
日の出から日の入りまでの時間が短いため
日の長さも短く、外を見ると17時過ぎにはまっくらに。
部屋に光が差し込む時間も長くありません。
また足元から冷気を感じるこの季節は
あたたかい自宅で過ごす時間はほっとした気持ちにしてくれます。
さて、これから春先まではソファスタイルも冬仕様に。
ちょっとした小物を取り入れることで、
より快適で暖かい時間を過ごすことができます。
SOFA WINTER STYLE
sofa【TB】カウチソファをご愛用中O様の冬のスタイリングをご紹介します。
今年5月に買替のためsofa【TB】カウチソファを購入。愛猫と一緒に心地よい日々を満喫中だとか。張地は起毛素材を選ばれたかいあって、爪のひっかき被害も少なく、気持ちよく過ごされているそうです。そんなO様もソファを冬仕様に着々と衣替え。あとはラグを交換するだけらしいのですが企画の都合上、先行してお話を伺いました。
別注sofa【TB】カウチソファ
size:W1800/D910/H780/SH370
coverfabric:CUR-LG(ライトグレー)[D-type]
脚:ジュラルミン
ピロークッションJD仕様:FLF-LG(ライトグレー)[α-type]
座り心地:TRES-L仕様
【ソファで過ごす冬アイテム】
・足元をあたためるブランケット
・起毛素材のクッション
・ムートンスリッパ
・あたたかい雰囲気を演出する照明
・心温まる甘く芳醇な香り
ブランケットは愛猫の爪のひっかき対策も考えて起毛加工のウール素材にしています。ソファで読書やテレビをみるときはどうしても脚が冷えるので私にとってブランケットはかかせませんが彼にとっても必需品。猫なので体温調整しながら移動しているようですが、ソファの上でごろごろするのは気持ちいいみたいですね。最近は大判から小さなタイプまでサイズ感や素材、種類も豊富。インテリアショップや雑貨屋さんで見るだけでも楽しいですね。
ふわふわやわらかなピロークッション
冬はとにかく起毛が好きで、この時期になると服装にもファーを取り入れてふんわりとした雰囲気を楽しんでいます。毛足の長さや素材により見た目もあたたかさも変わるんだなと、最近やっと違いにこだわりながら選べるようになってきました。ピロークッションのカバーはふんわり優しい肌触りのFLFシリーズのライトグレーです。パイピングにはCURシリーズのミディアムグレーの2カラーで仕上げてもらいました。シンプルな印象のソファもピローや他のアイテムで立体感を加えることで色の陰影やグラデーションが上品な印象にできるのが気に入っています。実は夏もこのカバーにしていましたが、もこもこっとした柔らかい感触は膝の上や背中にあてると気持ちよくて、つい眠くなってしまいます。
FLF-LG(ライトグレー)[α-type]/CUR-MG(ミディアムグレー)[D-type]
もふもふムートンスリッパ
友人からプレゼントされたことがきっかけで、冬のスリッパにはムートンにしています。今年はソファのグレーとも相性のいいライトパープルを。帰宅し履き替えると柔らかい弾力と素足を包み込む感触がやみつき。ソファに座っても冷気を感じず廊下など床暖房がない部分を歩く時でも暖かく快適。
あたたかさと機能面の両立
フロア照明が好きで、つい集めてしまい置く場所に困っていますが、北欧ブランドということもあって、この時期に出してくるのがアルネ・ヤコブセンの「AJテーブル」です。シェードの角度を変えられる実用性の高さと、移動のしやすさ。部屋にも馴染みやすいデザインは普段はデスクに、読書の時はソファの側に。あたたかい光も目にやさしく冬のリビングにもぴったりだと感じています。
冬は赤ワインの香りを
夏は柑橘系からシトラスなど爽やかな香りを好んで合わせていますが、冬は甘く芳醇な香りが好きなので、ここ10年程ずっとロッソノービレの赤ワインです。濃厚で重めの香りですが空気に馴染みくどさを感じない。時間が経っても消えにくくしっとりと落ち着いた気分になります。「ワインとは味わいの素晴らしさだけではなく、目を喜ばせ、香りとそこから始まる会話をたのしませるもの」というイタリアらしいコンセプトもいいですね。
せっかくなのでソファで一緒に過ごす
愛猫との生活についてお話を伺いました。
Q.爪のひっかき対策から起毛加工のファブリックを選んでみて良かったですか?
A.はい、良かったと思っています。ひっかく動きはしますが、爪がかからないのであきらめているようです。ただシートの角など生地の継ぎ目が気になるらしく、たまに爪をかけていますが、これは仕方ないことですね。対策としてはブランケットで角を覆うようにしています。
Q.毛はつきますか?
A.はい、もちろんつきます。なのでたまにコロコロとクリーナーで毛を取ることはしています。あとはお気に入りの場所なのか背クッションの上に飛び乗り、しがみつくのでマチにお腹の毛がたまっていることがあります。でも毛色が黒なので分かりやすいです。CURは毛足も短いので毛が埋もれてしまうこともありません。掃除のしやすさを感じています。
Q.汚れのメンテナンスはどうしていますか?
A.猫は玄関から廊下まで色んな場所を歩いているはずなので、夏はスローケットをシートに敷いて汚れが付着するのを防止していました。後は定期的にドライクリーニングに出します。幸い嘔吐をすることはないので安心していますがシートの替カバーはそろそろ用意しておきたいと思っています。
Q.ソファの底にもぐることはありますか?
A.警戒している時など家具の下にもぐって出てこない猫ちゃんもいるみたいですね。うちの猫は夏場はたまにもぐっていましたが寒くなるとベッドの中、ブランケットやダイニングチェアの上、ストーブの前など体温の具合に合わせて移動しています。底をひっかくことはないか心配していましたが、今のところないみたいです。
Q.猫ちゃんの行動で困ることはありますか?
A.将来的にL字型にできるように連結金具付の仕様にしています。それが金具に気づきカリカリ爪で遊んでいるのです。そのうちカバーのマジックテープも見つけて遊ばないか心配しています。
Q.一緒にソファで過ごす時はどういう時でしょうか。
A.私がしばらく座っていたり寝転がっている時に脚の上に乗っかってきます。たぶん甘えたいか、寒いかどちらかだと思いますけど。そのまま寝てしまわれると、こちらもなかなか動けない状況になりますが、それはそれで可愛らしいなと思っています。
WINTER STYLE POINT1:冬のぬくぬく素材
室内ではブランケットにストール、ラグ、クッションも冬仕様に。肌触りはふんわり、もっちり、さらりとしたものまで。また密度も異なるため肌で感じる重さにも違いがあります。それぞれの素材の良さを楽しんでみてはいかがでしょうか。
暖かい天然素材のアイテムで心地よい冬に
ストール、ブランケット、毛布などの冬アイテムの素材「カシミヤ、アンゴラ、ウール」をチェックしましょう。
〇カシミヤ
繊維の宝石と呼ばれるカシミヤは「カシミヤヤギ」の産毛のこと。その表面は粗毛で覆われており、その下に柔らかいうぶ毛があります。このうぶ毛が「カシミヤ」と呼ばれています。 繊維の密度が高いので、薄手で軽いのに暖かくしっとりとした優しい肌触り。非常にやわらかくて暖かいのが特徴です。
カシミア山羊の毛は二種類。一つはヘアーと呼ばれて、表面を被っている長くてゴワゴワしている剛毛。もう一つがウールと呼ばれ、ヘアーの内側にあるうぶ毛で、水鳥の羽毛みたいなものです。
〇アンゴラ
セーターでおなじみのアンゴラ。アンゴラは「アンゴラウサギ」の毛のことです。カシミヤと同じく空気を取り込みやすいので、高い保温性を発揮します。ウールに特徴的なクリンプ(縮れ)がないため、滑らかな手触り。毛羽が空気を含んで盛り上がるので、ふわっとした感触です。 滑らかなのに、さらっとしていて、ふわっとしている、そんなアンゴラ。暖かさはウールの7倍と言われています。天然素材のすばらしさを実感できます。
〇ウール
ウールは羊毛の毛で、中国やオーストラリア、ニュージーランドで多く生産されている素材になります。天然素材ならではの優しい肌触り。繊維の表面にあるキューティクルが開閉することで、湿度を調整してくれるのもウール素材の特徴。蒸れにくく、濡れても乾きやすいので、実は冬場だけでなく1年を通して快適に使える素材でもあります。
〇ムートン
ムートンとは羊の毛皮のこと。ここでウールとのつながりを感じますね。羊の毛皮をそのままナメシ、毛を伸ばし、染色を施したものになります。他の毛皮のように荒毛(ガードヘアー)がなく、綿毛のみが密生していますので、肌ざわりがとても軟らかいものです。特に毛並みがソファに合わせることでゴージャスな雰囲気にもなります。あたたかいけど蒸れにくい、身体も心もぽかぽかになります。
WINTER STYLE POINT2:暖色系カラーをとりいれて体感温度をアップ!
夏はグレーにブルーを合わせて爽やかで大人なムードが漂う雰囲気にするなどして暑さをしのがれたことは記憶に新しいでしょう。冬は一遍、ぬくもりを感じる雰囲気も加え、寒い冬を乗り越え快適に過ごす工夫をしてみましょう。
暖色を差し色に
ソファで過ごす冬。いくら暖房器具で部屋をあたためていても身体をシートにのせて過ごしていると寒さを感じてしまうものです。そんなときはブランケットなどあたたかいファブリックを肩から羽織ったり、膝にかけることであたたかくして過ごすことができます。またそれらアイテムは色合いを暖色系から選ぶだけでもさらに温かさがアップすることはご存知でしたか?「え?色だけであたたかくなるの?」と思われるかもしれませんがレッド、オレンジ、イエローなど、これらのカラーは視覚的な違いだけでなく見るだけでも体感温度として2~3度は違いが出てくる効果があると言われています。
暖色系おすすめカラー「テラコッタ」
暖色系カラーの中でも気軽に取り入れやすいテラコッタ。テラコッタは、イタリア語のコッタ(焼いた)とテラ(土)に由来する言葉。素焼きの焼き物などを意味しています。日本ではオレンジと茶色のちょうど中間のような感じで、落ち着きがありつつも少し華やかさがあります。一時1980年~90年代にかけてはこのテラコッタを瓦やポーチのカラーにとりいれるなど一斉を風靡したカラーのひとつです。そして最近ではまた復活の兆しを見せています。単にトレンドという意味ではなくグレー、白、黒などのニュートラルな色調にぴったり。特にマットでくすみがかった色合いはまた悪目立ちせず、程よい強さと落着きが取り入れやすいと好評です。部屋全体に施工せずとも、クッションカバー、ランプ、デコラティブなアクセサリーなどにアクセントとして用いることで、繊細で温かみのある居心地の良さを演出できるわけです。ソファではファブリックから合わせてみてもいいですね。絶妙な混紡素材で表現されたテクスチャーと色合いは自然と生活に馴染み、落ち着いた空間の演出に一役かいます。また明るい色や暗い色の木材や照明のあたたかな雰囲気と馴染みやすい点ではソファの張地としても選択しやすいと感じていただけます。
絶妙な混紡素材で表現されたテラコッタ
ファブリックから表現されたテラコッタは組成により雰囲気も様々です。
fabric:BRE-TR(テラコッタ)[A-type]
2回目のカバー交換の際も引き続きBRE-TR(テラコッタ)を選ばれました。ソファが目を引くリビングルーム。フローリングのブラウンとテラコッタの分量バランスが丁度いいですね。全体的に、温かみのあるインテリアとなっています。
fabric:10000-TR(テラコッタ)[D-type]
暖色系カラーををたくさん使うことは不安、でもアクセントとして入れてみたい方にオススメなのが、パイピングやクッションカバーなどの小物で取り入れること。ブラック×テラコッタの組み合わせは優しい色味が引き立ち、ブラックの辛さが上手に調和。一歩進んだシンプルスタイルを追求しています。
最高に映える、テラコッタに合う色
相性のいいカラーは、ブラック、ホワイト、キャメル、ブラウン、ブルー、ネイビーなど。「ブラック」と合わせることでシャープな印象になり「ホワイト」と合わせると清潔感を損なわず、引き締め効果をプラスします。
WINTER STYLE POINT3:照明の「色温度」であたたかい雰囲気を演出
光の温度感の中でもあたたかな夕日のように映る電球色はその名のとおり電球のようなあたたかみのある光でオレンジかがった柔らかい光のこと。穏やかな気分になり、リラックスできる効果があります。ダウンライトをはじめ、フロアライト、デスクライト、間接照明など種類は色々とありますが、ぜひ色を意識して温かい雰囲気を感じてください。
※電球色の部屋で過ごすと、脳内物質の「メラトニン」という成分が分泌され、1日のリズムを調節しやすいといわれています。
観葉植物やソファの裏側に缶ジュースほどの大きさの間接照明を置くだけでぐっと雰囲気がアップ。オシャレな印象になりますね。
いかがでしたか?少しの工夫で、ソファの雰囲気も変えられて温かく季節を味わう豊かさを実感しています。冬はまだこれから、はじまったばかりです。
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