スタイリングレシピ vol.116 for family sofa selection
- 京都店
for family sofa selection
ゆるやかに流れる家族との時間。
ほんの束の間「くつろぐ場所を作りたい」という思いから
ソファを探している方もいるでしょう。
ソファは不思議なもので、様々な場面の潤滑油としての役割もこなします。
例えば一日の疲れをいやしながら出来事を語らう時間、
くつろぎながらそれぞれが別のことをしていても顔を合わせる時間、
誰もいないタイミングを見計らってごろりとひと眠り。
たまに知人が訪れると、食事の後は
ソファに腰をおろしティータイム。
いつもの生活の中に“くつろぐ”ことが加わるだけで、
とても満たされた気分になります。
家族は人数、世代も好みも過ごし方も異なるため
「家族とくつろぐのにいいソファ」というものに明確な定義はありません。
では何を基準にして選ばれるのでしょうか。
それぞれの家族のパーソナリティから優先順位まで。
今回はお子様と過ごすご家族にフォーカスしご紹介します。
平成から令和、うつりかわるリビングスペース
間仕切りを無くし、広いワンルームの中にキッチン、ダイニング、リビングがひとつになったリビングルーム。特に平成後半からお客様をお通しするためではなく家族が過ごす空間としての意味合いが強くなりました。
そして令和。感染症拡大予防により在宅勤務や学習が急増。なにげなく集まっていたリビングルームへの意識が変わるきっかけになったといえます。ワークスペースの確保、趣味を楽しむこともできれば、ペットと遊んだり、くつろぐ場所としても。家族がお互いを尊重しながら思い思いに好きな事をする。モニターもテレビ+一人一台タブレットスタイルに。「リビング」は多目的に使える生きた部屋となりつつあります。
家族でソファを選ぶ時の心得
・家族の人数は変動することも視野に入れて
例えば現在は5人家族(ご夫婦・お子様3名)。でも進学や就職などライフステージの変化に伴い人数は常に変動します。またそれぞれのタイムスケジュールによっても変わるものです。全員一緒にも理想ですが特に部屋の広さに制限がある場合は「メインとサブ」を当てはめて選ぶようにしましょう。
・内寸幅を確認する
一人当たり座る時に必要な有効幅は約600mm。例えばストレートに3人座る時は最低1800mmは必要になります。つい見た目や全体の寸法、外寸にとらわれがちですが、両肘がついている場合、肘の内側の横幅、座れる面のサイズから選んでみてください。
・家族同士フォローしましょう
ついついイメージに脱線しがちなソファ選び。広々とした空間にディスプレイされたソファを見ると、はっと心が揺れ動きますよね。そんな時は「そもそもの目的は?」とパートナーやご家族同士フォローすることもポイント。
・ご家族のロードマップを描く
ご家族のライフスタイルの変化に合わせてロードマップを描いてみてもいいでしょう。お子様が小さい内は「汚れ最優先」で選ばれたソファも、成長し独立される頃には夫婦でお好みのカバーを選びイメージチェンジしてもいいですね。座り心地もカバー同様、柔らかい感触から、10年たてばしっかり硬めが楽だと感じることもあるかもしれません。選びながら未来を描いてみてください。
・一緒に過ごすペットも忘れずに
ワンちゃん、ネコちゃんも大切な家族の一員。一緒に時間を過ごすにつれて、かけがえのない絆を感じる飼い主さんも多いのではないでしょうか。当然一緒にソファでくつろぐことも。心地よく過ごすためにもペットの特性も確認してから選びましょう。
4人家族のF様
ご家族の人数4人:ご夫婦(50代)・お子様2名(小学生~中学生)
ご主人様の希望:くつろぎ感、癒されたい
奥様の希望:汚れが目立ちにくい、インテリアに馴染む色合い
【ソファは何台目?】2台目
ソファがへたってしまわれたため買替を検討。最初はお住まい近郊の家具店に足を運び「これでいいかな」とあっさり決めてしまいそうだったとか。これまでのソファは割と早い段階でヘタリを感じるようになったことを振り返り、再度ネットを検索。耐久性があり、座り心地の良いソファであることを期待しご相談いただきました。
【このソファのお気に入りポイントは?】座り心地をカスタマイズできる
早い段階で目に止められたのはsofa〈GRVA〉。奥行があるためご夫婦、お子様全員がくつろげる上に横にもなりやすい。休みの日はソファに座りテレビを楽しまれるご主人様にとって「長時間座っても疲れない」ことは必須でした。座り心地は硬めからチェック。肘については両肘、片肘、見た目と使用感をじっくりと検討されました。最後は息子さんも参加し家族全員参加。硬くてもやはりくつろぎ感もほしい。フェザーのようなふんわりと感じる座り心地、sofa〈JD〉硬め仕様をカスタマイズされました。さらにシートクッションは真ん中も座りやすいようにとワンシートに変更することで自由度をアップされています。
【カバー選びのこだわりは?】インテリアに馴染む、汚れが目立ちにくい色合い
これまでお使いになったソファはホワイト。ホワイト系は間違いなくインテリアに合うことは分かっているけれど、家族全員が好きな時間に座るソファは、どうしても黒ずみなど実感のない汚れが付着していくのも事実。今回ホワイトは選ばれない方向性でしたがトレスでは「ホワイト」と色名だけでは判別できないほど様々な種類のホワイト系生地があります。結果、見た目はライトグレー色の生地に決定。最後にご主人様お気に入りの生地SPTシリーズのオレンジでピロークッションをアクセントに。「派手じゃないかしら」と心配する奥様に「アクセントだから」とアピール。座り心地、肘の高さ、色合い、ひとつずつ丁寧にクリアしていきながら選ばれています。
選ばれたソファ:sofa【GRVA】3P
座り心地:オールウレタンシートに変更(JD硬め仕様)
シート形状:ワンシートに変更
サイズ:W2100/D1100/H800/SH400
脚:LDステンレス脚
本体・クッション
14629-WH(ホワイト)[D-type]
※パールトーン加工
ピロークッション
SPT-OR(オレンジ)[G-type]
※パールトーン加工
3人家族のT様
ご家族の人数3人:ご夫婦(50代)・お子様1名(高校生)
ご主人様の希望:ゆったりともたれられるくつろぎ感
奥様の希望:腰に優しい座り心地とインテリアに馴染む色合い
【ソファは何台目?】2台目
ご新築に合わせてソファを買替。「肩の少し上まで支えられるサイズ感」とご要望も明確。デザインは仕事の合間にほっと一息つくことができるようにご主人様のお好みを基準に選ばれました。
【このソファのお気に入りポイントは?】ほどよい高さの肘と背もたれ
サイズ感優先で「これがぴったり」と決められたのはsofa【LSC】。背もたれの高さは460mm。座られた瞬間お二人共すぐに気に入られました。シートクッションはしっかりとした硬めのオールウレタンに(TRES-L仕様)。合わせて高校生のお子様が勉強の合間に寝転がりやすくするためにツーシートからワンシートに変更されています。
【カバー選びのこだわりは?】肌触りと色合い
奥様の希望から毛羽立ちの目立つファブリックは避けられたカバー選びは織ではなく起毛加工が施されたタイプを中心に選定。色合い、肌触り共にME-BLに一目ぼれ。生地在庫が品薄だったため、本体とシートクッションはこちらの生地を合わせてツーカラーで合わせています。もうワンカラーはCURシリーズからライトグレーを。トーンを合わせることで一体感を感じる仕上がりです。「美しすぎて座るのがもったいない」と奥様からコメントをいただいています。
選ばれたソファ:sofa【LSC】3P
座り心地:オールウレタンシートに変更(TRES-L仕様)
シート形状:ワンシートに変更
サイズ:W2400/D950/H890/SH430
脚:ウォルナット
本体:ME-BL(ブルー)[D-type]
クッション:CUR-LG(ライトグレー)[D-type]
※パールトーン加工
4人家族のT様
ご家族の人数4人:ご夫婦(50代)・お子様2名(中学生~高校生)
ご主人様の希望:脚を伸ばせるくつろぎ感
奥様の希望:上品なデザインにインテリアに馴染む色合い、硬めの座り心地
【ソファは何台目?】2台目
味わいのある本革のL字型ソファを約10年間愛用。窓側に配置されたカウチソファの圧迫感と座り心地が気になり買替を検討されるようになりました。お子様も成長されメインで使うのはご夫婦。脚を伸ばしてくつろぎたいご主人様、他は奥様のお好みを尊重したいとご相談いただきました。
【このソファのお気に入りポイントは?】エレガントな雰囲気と座り心地
すっきりとしたデザインを中心に座り比べられ、中でもお眼鏡にかなったのはsofa【EE】グランデ。少し硬めのフェザーの座り心地と肘と下部の曲線ラインは空間に柔らかさを加えます。
【カバー選びのこだわりは?】壁面と合わせた色合いと高級感
これまでの使われていたソファは本革。今回は暖かみと高級感が増すファブリックを合わせることを希望されました。特にこだわられたのは雰囲気です。ファブリックは糸の太さ、組成、色合い、置かれる空間によってもかもしだす印象が異なります。お持ちになったリビングの画像を参考に、よりフィットし上品に仕上がる生地としてKUG-BR(ブラウン)をご提案し即採用。ニュアンスカラーと立体感を感じる織をとても気に入られました。腰をサポートするボルスタークッションはBELシリーズからレッドを。ぱっと目をひくアクセントになっています。
選ばれたソファ:sofa【EE】GRANDE
サイズ:W2550/D930/H800/SH400
脚:ステンレス
本体・クッション
KUG-BR(ブラウン)[E-type]
ピロークッション
BEL-RD(レッド)[E-type]
3人家族のH様
ご家族の人数3人:ご夫婦(30代)・お子様1名(小学生)
ご主人様の希望:3人一緒にくつろぎたい
奥様の希望:疲れが癒されるくつろぎ感と今のカーテンに馴染む色合い
【ソファは何台目?】2台目
ナチュラルな雰囲気にまとめられたリビングルーム。ベンチタイプのソファをご愛用されていましたが板座の上に設置されたクッションの座り心地は「くつろげない」と感じられるように。これまで家具は手軽なタイプを選ばれていたH様も、ソファは安価なものから一生ものまであることを知り、探されたとか。メンテナンスしながら長く愛用できる「国産」ソファとしてトレスを見つけられました。
【このソファのお気に入りポイントは?】
ふっくらとしたフェザーと圧迫感のないすっきりとしたデザイン
座った瞬間「気持ちいい」と気に入られたsofa【EF】。フェザーならではのふわっとした感触ともたれ具合はイメージ以上だと感じられたといいます。全体の高さも750mmとロータイプ。曲線ラインの肘は抜け感もあり、圧迫感も感じません。真ん中に娘さん、両側にご夫婦が座ることからシートはワンシートに変更。3人一緒に座り、決められたソファです。
【カバー選びのこだわりは?】ドライな肌触り、カーテンと調和するカラー
ソファをカバーから選ばれるのは初めての試みとのことでしたが、お好みはすぐに明確に。ふんわり柔らかい肌触りではなく、さらっとドライな感触から。色合いはカーテンの色合いと相性の良いものを。グレー系の混色織のファブリック15372シリーズよりウォームグレーを選ばれました。
選ばれたソファ:sofa【EF】3P
シート形状:ワンシートに変更
サイズ:W2100/D930/H750/SH400
脚:ジュラルミン
本体・クッション
15372-WG(ウォームグレー)[E-type]
5人家族のY様
ご家族の人数5人:ご夫婦(60代)・娘さんご夫婦(30代)・お子様1名
ご主人様の希望:座り心地
奥様の希望:家族全員がくつろげる大きさと汚れが目立ちにくい色合い
【ソファは何台目?】初めて
これまではソファはお使いではなかったY様家族。リフォームを機にリビングルームで2世帯一緒に過ごせるようにソファを検討。ご主人様は「座椅子で良いのでは?」とソファで過ごすイメージができなかったそうです。来店される度に「立ち上がるのが楽です」「フェザーが気持ちいい」と座り心地のお好みも明確に。形状はL字型をイメージしご相談いただきました。
【このソファのお気に入りポイントは?】
広々とした奥行とフェザーの座り心地
初回ご来店時から気に入られたのはsofa【GRVA】。フェザーのしっとりとした座り心地を気に入られました。日を改めて娘さんご家族も来店され確認。それぞれが何カ所かお店をまわられた中でもトレスは抜群に座り心地が良かったとご意見も一致。サイズ感は部屋の広さに合わせて2Pカウチセットを選ばれています。
【カバー選びのこだわりは?】汚れが目立ちにくい、モダンな色合い
お子様がまだ小さいと汚れの心配はつきもの。そのためカバーはファブリックから防汚加工が施された生地CPOシリーズからお選びいただきました。色合いはモダンな雰囲気を希望。4色ある中からブラックを合わせられています。
選ばれたソファ:sofa【GRVA】2.5Pカウチセット
サイズ:W2990/D2000/H800/SH400
カバー:CPO-BK(ブラック)[A-type]
脚:ジュラルミン
本体・クッション
CPO-BK(ブラック)[A-type]
4人ご家族のI様
ご家族の人数4人:ご夫婦(30代)・お子様2名(小学生)
ご主人様の希望:家族一緒に座れるソファ
奥様の希望:くつろぎ感と今のインテリアに馴染む色合い
【ソファは何台目?】初めて
男の子二人兄弟のI様家族。ソファでくつろぎたいけれど、息子さんもまだまだやんちゃな時期。成長に合わせて購入のタイミングを考えていたといいます。一番下のお子様は4歳。ソファの上で飛び跳ねたりしないかなど心配な点はあるけれど一緒に過ごす時間は大切にしたいと、ソファをご相談いただきました。
【このソファのお気に入りポイントは?】
座りやすい奥行とすっきりとしたデザイン
見た目の印象は無駄のないすっきりとしたデザイン。同じような間取りに配置されていた納品事例を参考にsofa【GF】を選ばれました。座り心地は奥様のお好みで。お子様も積極的に座ることになるソファは形状が安定したオールウレタン仕様に。少し硬めの座り心地であるsofa【TRES-L】の座り心地をカスタマイズされています。
【カバー選びのこだわりは?】柔らかい肌触りとカーテンと調和する色合い
希望はドレープカーテンの色合いと雰囲気を合わせること。リビングの雰囲気が分かる画像を確認しながら選ばれました。選ばれたのはCURシリーズのアイボリー。品のある艶感と濃淡がカーテンの雰囲気ともマッチ。肌触りも奥様好み。ベージュ系でまとめられた統一感のあるリビングに仕上がりました。
選ばれたソファ:sofa【GF】3P
座り心地:オールウレタンシートに変更(TRES-L仕様)
サイズ:W2100/D900/H800/SH400
脚:ウォルナット
本体・クッション
CUR-IV(アイボリー)[D-type]
5人家族のN様(2世帯)
ご家族の人数5人:ご夫婦(40代)・お子様1名(小学生)・愛犬
祖父(70代)祖母(70代)
ご主人様の希望:家族それぞれがくつろげるように
奥様の希望:少し硬めの座り心地とインテリアに合うデザイン
【ソファは何台目?】初めて
N様ご家族は愛犬にお父様お母様が一緒に暮らす2世帯。ソファは初めての購入。ご家族それぞれがくつろげる場所として、リビングの雰囲気に合うソファをご相談いただきました。
【このソファのお気に入りポイントは?】ふっくらとした座り心地とデザイン
ソファはふんわりとしたフェザータッチが特徴的なsofa【JD】を選ばれました。形状はカウチセット(L字型)をイメージされていましたが、脚を伸ばす位置が固定されるよりも移動できるようにしたほうが使いやすいと3Pにオットマンを組み合わせることに。サイズ900mm×900mmに。少し大きくサイズを設定。シートは自由に座りやすいようにツーシートからワンシートに変更されています。
【カバー選びのこだわりは?】優しい肌触りとリビング雰囲気に合わせる
【JD】に合わせるカバーは柔らかく肌あたりのよいファブリックから。何種類もご覧になりコットンならではのさらりとした感触のRGRシリーズアイボリーを選定。Gタイプとなるため価格もそれなりにすると感じられていましたが、他をご覧になっても興味がわかず。床や壁の色合いも考慮しパイピングはレースに施された光沢感のあるパールベージュと相性の良いPTTシリーズのベージュに。納品事例は何度もご覧になり、パイピングはあえて主張する色味をさけて品よく優しい雰囲気にまとめられています。
選ばれたソファ:sofa【JD】3P
シート形状:ワンシートに変更
サイズ:W2100/D930/H750/SH400
脚:ウォルナット(H110)
本体・クッション
RGR-IV(アイボリー)[G-type]
パイピング
PTT-BE(ベージュ)[G-type]
最初はご夫婦お二人で来店。
2回目はお子様もご一緒に。
それぞれが好みを確かめながら選ぶソファ選び。
何かを収納したり、置いたりするものではなく座ったり、
寝転がったりするためのソファは
なかなか普段聞けない意見が飛び交います。
カバーを選びながら「こっちの方が好きだよね」と
お母様の好みに思いをよせる息子さん。
「何でもいいよ」といいながらフェザーが好きだと主張するご主人様。
ご家族一緒に選ばれたソファが届いた時は感動もひとしおです。
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