私の”お気に入り”ファブリック⑩
- 京都店
梅雨明けが間近となり、街路樹の緑もより深まるこの頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
7月の京都で開催される祇園祭は、大阪の天神祭・東京の神田祭と並んで日本三大祭の1つ。
街中が祇園祭一色となり、賑わいます。
毎年、7月1日の「吉符入り」（きっぷいり）で幕を開け、2日には山鉾巡行の順番を決める「くじ取り式」が京都市役所で行われます。
10日頃から前祭の山鉾建てが始まり、12日頃には鉾の「曳き初め（ひきぞめ）」があります。
14日の宵々々山、15日の宵々山、16日の宵山を経て、17日は、前祭（さきまつり）の23基の山鉾が祇園囃子（ぎをんはやし）とともに巡行。
2014年からは後祭（あとまつり）が復活し、24日は11基の山鉾が京都市内を巡行します。
祇園祭は、疫病の流行を鎮める御霊会を起源としていて、貞観11年（869）、鴨川の水害によって悪疾が流行したため、
民衆が真木にひさかきの葉をつけた標山（しめやま）を立てて、神輿をかついで神泉苑に詣でたのが始まりだそう。
時代を経て祭りの形態は大きくなり、巨大な鉾や山が出現し、さまざまな芸能が行われ、それぞれが華やかさを競うようになりました。
TRES京都店は祇園祭の巡行が目の前で見れる御池通り沿いにあります。
お祭りの雰囲気を味わいながら、ソファ選びを楽しんでみてはいかがでしょうか。
vol.10「That’s right! Let’s go to the Kyoto store.」
祇園祭見物の楽しみの一つに、山鉾に飾られた画像のような懸装品（けそうひん）があります。
懸装品は南蛮貿易によって渡来した絨毯やタペストリーを山鉾の胴掛や前掛などの装飾に使うようになり、今では動く美術館と言われています。
長刀鉾（なぎなたぼこ）にはイランで織られた絨毯や、
南観音山（みなみかんのんやま）にはインドで染められた木綿の更紗が3種残されているそうです。
その他の山鉾にも、異国情緒溢れるファブリックが多数使われているようで、
それらの織物は赤色が多く、渡来した赤の鮮やかな色彩が、山鉾の装飾にふさわしいと考えられたのではないかと言われているそう。
今回は懸装品にちなんで、赤系のお気に入りのファブリックをご紹介します。
BEL-RD（レッド）［E-type］
生地の組成：ポリエステル45%、コットン30%、ビスコース25%
ラメ糸が織り込まれている艶やかで華やかな生地。肌触りは滑らかで、エレガントな印象です。
納品事例
BEL-RED（レッド）をボルスタークッションの張地に合わせた事例です。
艶のあるモール糸を織り込んであるKUG-BR（ブラウン）と相まって、エレガントで上品にに仕上がっています。
VC-RD（レッド）［F-type］
生地の組成 :コットン35%、ビスコース45%、リネン16%、ポリエステル4%
花柄を思わせるモチーフが織り込まれた生地。やわらかな肌ざわりと落ち着いたカラーが上品な印象です。
納品事例
VC-RD（レッド）を、本体・クッションの張地に合わせた事例です。
小花のような模様が可愛らしく、優美で上品な落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
ZS-RD（レッド）［E-type］
生地の組成 :コットン50%、ビスコース30%、ポリエステル15%、リネン5%
自然に現れる織り筋が美しく、とても上品で、深みのある色調が落ち着いた雰囲気のファブリック。
納品事例
ZS-RD（レッド）をクッションの張地に合わせた事例です。
優しい印象のVRD-GR（グレー）のファブリックに、品のあるZS-RD（レッド）をポイント使いする事で、モダンな雰囲気でまとまっています。
10000-TR（テラコッタ）［D-type］
生地の組成 :コットン54%、アクリル21%、ウール15%、ポリエステル10%
レトロ感のあるちりめん織りのようなファブリック。厚みもあり、ふくよかな印象で、光の加減によって艶感が見え隠れする華やかさもあります。
納品事例
10000-TR（テラコッタ）を本体、クッションの張地に合わせた事例です。
色鮮やかなテラコッタが美しく、木がふんだんに使われた空間と相まって、モダンな雰囲気に仕上がっています。
TDR-RD（レッド）［D-type］
生地の組成 :ビスコース42%、コットン38%、アクリル14%、ポリエステル6%
黒地に濃淡のある赤い糸で織り込まれた立体感のある生地で、しっかり厚みのある滑らかな肌触りです。
納品事例
TDR-RED（レッド）をクッションの張地に合わせた事例です。
床と相性抜群な色合いで、すっきりとしてモダンな印象に仕上がっています。
今回はお気に入りの赤系ファブリックをご紹介しました。
赤色を取り入れることによって、元気ややる気が芽生えたり、気分を高揚させたりするなどの効果を期待できるそう。
蒸し暑い7月の気候を吹き飛ばす英気を養う為に、祇園祭の雰囲気も味わいつつ、ソファー選びをしてみてはいかがでしょうか。
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TRES THE SOFA TAILOR kyoto
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