スタイリングレシピ vol.111 NEW FABRIC 2024〈仕上がりイメージ〉
- 京都店
先日ご紹介させていただいた2024年新作ファブリック。
イタリアの街並を思わせる抜け感と落着きのある色合いは
太陽の光に照らされた時、静かな夕暮れ時を迎えるとき、
穏やかな、癒しを感じさせてくれるコレクションです。
今回は2024年新作ファブリックの魅力と合わせて
気になる仕上がりイメージをご紹介します。
>スタイリングレシピ vol.110 NEW FABRIC 2024
TOPICS:1 晴れやかな気持ちを誘うホワイト「RAK」E-type
南イタリアのプーリア州にある「オストゥーニ」をご存知でしょうか。多くの観光客が訪れる人気の街で、丘の上に立ち並ぶ白い迷宮が目立ちます。そのため通称「白の街」とも呼ばれているとか。伝統的なレンガ造りの色合いに、輝くようなホワイトの外壁の建物が所せましと連なり、空へ溶け込むようなグラデーションが印象的です。今回入荷した生地の中でも、まじりっけのない純白の糸が織り込まれた「RAK」。コットンならではの柔らかいテクスチャーはイタリアらしさを感じられる一枚です。
RAK(全1色)E-type
生地の組成 :コットン(リサイクル)53%,ポリエステル47%
RAK-WH(ホワイト)
同じホワイトでも明度の高い白とまろやかで膨らみのあるオフ白では印象が違います。トーンを変えて組み合わせることで白が派手に見えず柔らかなムードが加わりますね。
TOPICS:2 サステナブルをソファスタイルに
今期は3種類、リサイクルコットンが含まれたファブリックがお目見え。最近ではインテリア商材をはじめ、エコロジーを意識した生活習慣も当たり前のこと。インテリアの世界でも、そうした社会の持続可能性に目を向けた製品開発は進化し続けています。リサイクルコットンとは、コットンの製造過程で出てくる端切れを再利用したもの。落ち綿をリサイクルすることは綿花の使用量だけでなく、紡績時に使われるCO2の排出量や水の使用量も削減、環境にやさしいことも特徴です。一色染めの場合は色ムラが表れることもあるため、特徴を活かして製作。落着きのあるトーンとコントラストは部屋にも馴染みやすく、選びやすいはずです。
歴史が長い再生コットン(リサイクルコットン)
実は古くから、多くの紡績工場でこぼれ落ちた原綿を回収し綿糸にしたり、原綿を「布団の中綿」等にしたりと、多くの商品に二次利用されてたコットン。近年、エコ・SDGs素材『再生コットン(リサイクルコットン)』として、縫製工場にて発生した端切れの再利用が改めて注目されています。
TOPICS:3 ソファにふわふわ感を足して楽しむ
リサイクルコットンにポリエステルが混紡されたARNシリーズ。第一印象はタオルのようなふわふわ感。コットンの吸水性やナチュラルな雰囲気に合わせられたポリエステルはシワになりにくくするため。いいとこどりをしたファブリックです。繊細な柔らかさは赤ちゃんの肌にもやさしく、ソフトタッチ。ふんわりとしたテクスチャーが継ぎ目も目立ちにくく、ペットの引っかきが心配な方にもおすすめです。ご用意したアッシュとグレーどちらも無垢材や漆喰の壁、一枚板のダイニングテーブルなど、自然素材と組み合わせやすい雰囲気。フラットなファブリックに柔らかい質感をアクセントとして加えてもいいですね。
ARN(全2色)E-type
生地組成:コットン(リサイクル)60%,ポリエステル40%
ARN-AS(アッシュ)
アッシュグレーはホワイトとっても相性の良いカラー。質感の異なるファブリックと重ねることでレイヤーコーディネートが楽しめます。
ARN-GR(グレー)
TOPICS:4 高級感と品格を感じるオリーブカラー
オリーブは緑の中でも落着きと癒しをもたらしてくれるカラー。上品で上質な雰囲気を演出するのも得意です。PTGはさらっとした肌触りとざっくりとした織でありながら、触るとフラットな安定感。ブラウンなど濃い色の家具と相性も良く、和洋選ばず、書斎や寝室にもおすすめです。
PTG(全1色)E-type
生地の組成 :コットン(リサイクル)95%,ポリエステル5%
PTG-OL(オリーブ)
ドライな色味がすっきりとした印象を引き立てるオリーブカラー。合わせる色によって辛口な印象にも、洗練された印象にもなるコントロール自在です。
イタリアのオリーブグリーン
イタリア料理に欠かせないオリーブオイル。イタリア全土でオリーブの品種は715種。さらにその中で実際に生産に使われているのは約300種。ナポリからシチリアまで家庭料理にかかせない食材のひとつです。オリーブの場合一番グリーンになるのは一番若い時。苦味が少なく、甘みが強めなのが特徴です。イタリアの美しい田舎の景色を彩るのもオリーブの木。くすみのあるグリーンは落着きのある雰囲気でベージュやブラウンとも馴染みやすく、男女どちらにも使える色。日本ではあまり見かけない深みと抜け感を合わせもつグリーンカラーです。
イタリアでは、このようなオリーブ農園をはじめ、市内にいたるまで様々な場所でオリーブの木がみられます。
TOPICS:5 ソファで味わうリラクシースタイル
朝目覚め窓をあけると身をつつむ爽やかな風、象徴的な地中海の風景に果てしなく続くモザイクのような景色、イタリアでは目にうつるもの全てが心地よく感じます。18912シリーズはそんなゆるっとした時間を楽しむ時に加えてほしいファブリック。自由できまま、それでいてエレガントで快適な質感。日常の束縛から完全に解き放たれた感覚を味わってみてください。
18912(全3色)H-type
生地の組成 :ポリエステル29%,リネン28%,ウール16%,コットン16%,ヴィスコース11%
BE(ベージュ)
PK(ピンク)
BL(ブルー)
ざっくりとした織とバランスよくホワイトがちりばめられた配色が、さっくりとした抜け感を加えます。
直線から曲線まで、ソファのフォルムに高級感を加えます。
TOPICS:6 ピンクを楽しむ
淡いグラデーションが描かれたファブリックLOR。柔らかく優しい印象の暖色系カラーなので、照明を点灯した瞬間から幻想的な美しさに包まれます。大人っぽい華やかなスタイリングをお楽しみください。
PK(ピンク)
TOPICS:7 品格を味わえるアイボリーカラー
アイボリーは白色に灰色と黄色が薄く混ざったクリームのような色のこと。そのため象牙色(ぞうげいろ)とも言われています。オフホワイトやクリーム色に似ていますがオフホワイトと比べると黄色がやや強く感じられ、クリーム色よりも白っぽい色味は真っ白とは一味違った大人の品格が感じられ高級感の中にも暖かみのある雰囲気を作りたい空間におすすめ。
RGR(全1色)G-type
生地の組成 :ポリエステル58%,コットン42%
BE(ベージュ)
TOPICS:7 天然素材で感じる開放感
ソファで感じる心地よさや開放感は、何も高さを低くしたり座り心地だけではないということ。特に心地よさはどんな素材を纏わせるかで天と地ほどの違いがあります。ファブリックの中でも心地良さにかかせないのは天然素材。代表的なのは麻・コットン・ウールでしょうか。中でも特にウールは冬のイメージが強いかもしれませんが保温性に加えて水をはじいて汚れにくい性質。夏は涼しく、冬は暖かく感じられオールシーズンOK。特にLRPはウールとポリエステルの混紡。さらっとした肌触りと摩擦による強度は通常の倍以上のファブリックです。爽やかで柔らかな印象のグレーと合わせてお楽しみください。
LRP(全2色)H-type
生地の組成 :ウール75%,ポリエステル18%,ポリアミド7%
LG(ライトグレー)
MG(ミディアムグレー)
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TRES THE SOFA TAILOR kyoto
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