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スタイリングレシピ vol.107 ジャパンディスタイル②

  • 京都店

Japandi styling recipe

前回ジャパンディスタイルの特徴をご紹介しました。

和風の様式を合わせることから日本人の感性や居住空間にもなじみ

取り入れやすいスタイルだと感じていただけたのではないでしょうか。

また、ここでジャパンディスタイルをご紹介させていただくのも

2024年というこのタイミングだからこそ。

すでにお気づきのことと思いますが、近年は外国からの訪日客数が急速に増加しています。

経済的なこともきっかけとはいえ

2019年のコロナ前とは比較にならないほどです。

 

 

目的はこれまでのお買い物を楽しむ以上に

食、文化、自然、神社仏閣から日本庭園を鑑賞し

和菓子づくりや滝行や座禅まで体験するといった「コト」への関心の高さ。

日本は世界有数の島国で、陸で隣接する国がないという点でも

長年かけて発展してきた日本の文化は、他国ではあまり見られないほどの独自性に溢れています。

独自性にみせられ、わざわざ時間とお金をかけて訪れる理由のひとつ。

ジャパンディスタイルに取り入れられた日本独自の個性を改めて知るために

ミニマルな空間作りからご紹介します。

 

 


styling point

POINT:1 ミニマルな空間に仕上げていく

ミニマルとは「最小限」という意味。

身のまわりのモノを最小限にするには自分にとって本当に必要な物は何かを見極め、

必要な物を厳選して手元に置くことになります。

今持っているものを断捨離として処分すればいい。

そんなことを求めていません。

そこで、自宅の自分の持ち物に一度目を通しスタイルを整えることからはじめてみましょう。

同じような物がいくつもありませんか?

何がどこにあるのかも分からなくなっていたりしませんか?

 

・物を少なく余白を広く

物の整理がつけば次は主役となる大きな物(主に家具)から配置を見直します。

心がけることは「物を少なく余白を広く」

新しく新調する場合はソファーやテーブルを空間に合わせ、

窮屈な印象を与えない程度の大きさと使用人数を考えちょうど良いサイズを選ぶように。

もちろん生活動線もしっかりと描くことで、ストレスなく過ごすことができます。

また、そうすることは物理的な側面だけでなく「空気の流れ」にも関係しています。

日本は古来、自然の風を観察して嫌いな風を遮り、好きな風だけを室内に取り入れてきました。

ですがマンションなど高気密高断熱住宅が建てられるようになると、

いつの間にか室内に空気の淀みが生じるように。

これは間取りを考える段階から換気や窓の位置がポイントになることですが、

物を配置する段階においても空気と人が上手く循環できるようにすることです。

 

 

「余白」のあるインテリアは、閉め切った部屋であっても開放感があります。

インテリア雑誌などで「いいな」「素敵だな」と感じるのは、

密度と「余白」を効果的に使っているため。

そうすることで家具や照明、内装やオブジェなどを引き立て、

上質で非日常的な雰囲気に格上げしてくれます。

画像ではリビングダイニングルームの場合オレンジの斜線の部分が「余白」になります。

すっきりとして、動きやすく、空気の通りも良さそうですね。

 

余白を活かしたレイアウト CASE.1

sofa〈GRVA〉別注カウチセットの事例。

角度をつけることで、キッチンとソファの間のスペースを広々とした印象に。

テレビ左右の収納スペースにも行きやすくしています。

キッチンからソファを眺めると視界を遮られることなく、

開放感のあるリビングルームにまとまっています。

 

余白を活かしたレイアウト CASE.2

sofa〈TB〉に観葉植物を合わせたレイアウト。

主役をより美しく引き立たせるには、まわりにたっぷりと「余白」をとること。

美術館の絵画がゆったりと飾られているのと同じです。

視界に入るモノの数を最小限にすることで、

明るく開放的な“ヌケ感”のあるインテリアになります。

 

「余白」は余韻や開放感などを表す、日本人特有の美意識。

一見“何もない”と寂しい感じを受けますが、

そこに意味を見出すことが、茶道や華道などで古くから培われてきました。

足すのではなく間引く、少し物足りないような控えめなくらいが程よい感じに

納まるということです。

日々生活をしていると本当に大切なモノは何か、その輪郭が不明瞭になりがちです。

モノのまわりに常に「余白」が保てるようになると、

大切なモノの輪郭がくっきりと浮かび上がってきます。

何も広い部屋でからできることではない余白の考え方。

広々とした部屋であっても余白のない配置では台無しです。

 


見せる物、見せない物に分類する

物を厳選する段階で、ひとつ行ってほしいのが

室内にある物をまず見せる物、見せない物に分類するということ。

・見せる物:アート、花器、クッション、本、観葉植物、フロアライト他

・見せない物:生活雑貨(テレビのリモコン、充電ケーブル他)

特に見せる物についてはソファ選びと合わせて

空間内で「見せ場」を考えます。

見せる物、見せない物の事例をご紹介します。

 

 

見せる物 CASE.1

sofa〈GF〉の後ろ側の壁には梁下から床まで一面に棚を設置。

グリーンのアクセントクロスを背景にダークブラウンのラインが調和しとても素敵ですね。

まさに見せる収納ですがこの場合大切なことは、すべてびっちり本でふさがないことです。

特に目線より上は、意識して隙間をつくるようにして、

なにも置かない場所や、雑貨を飾る場所などをつくります。

リズムが感じられるように、本も立てたり寝かしたりしてみてもいいでしょう。

 

窓際には真っ赤な花器を合わせられているのも華やかさがプラスされ動きを感じます。

ソファは床とトーンを合わせてベージュ系に。

ソファはシンプルに。

背景でリズム感と色合いを加えられた事例です。

 

見せる物 CASE.2

sofa〈GRVA〉の背面に沿わせた形状で備え付けられたオープンシェルフ。

ソファに座り、良質な音響を楽しむためにソファの後ろ側にスピーカーを設定。

ソファの肘の高さに合わせてデザインされたシェルフは

ダークブラウンにマットな質感。

本など上手く見せながらディスプレイできるようにもしていますね。

ソファのサイズとラインに合わせて作られた棚は

一体感のあるまとまりの良さを感じます。

 

 

見せる物 CASE.3

ソファのセンターに絵画を合わせて、横側にはフロアライトを。

ベーシックな合わせ方ですが、インテリアに雰囲気を出す際はアートの力をかりるのが近道。

ソファはベージュ系のホワイトを合わせて統一感を。

厚みのある額縁のラインがアクセントとなり、抽象的な線画が

静寂を感じる素敵なリビングになっています。

 


見せない物 CASE.1

ソファに座ると当然動きたくなるもの。

そうなると、すわったままで、様々なことを行う場合は物が必要になります。

テレビのリモコン、ティッシュ、犬用爪切り、ハンドクリーム、

筆記用具やノートまで。

それらがしっかりと入るためにセンターテーブルに抽斗を設置。

抽斗の深さと、仕切り板つけることで、物が迷わないように工夫されています。

 

 

 

見せない物 CASE.2

食べる・寛ぐ・作業するなど、リビングでは

多目的に過ごすことが多く「片付けてもすぐ散らかってしまう!」

といったお悩みをお持ちの方は多いでしょう。

こちらのお客様はテレビボードを造作により上部と下部に収納を設置。

テレビの背面はアクセントクロスとしてグレーを入れることで柔らかい表情を演出しています。

既製家具では難しいアレンジです。

収納もたっぷり確保した上ですっきりとしたリビングルームになっています。

 

 

 


今回はミニマルについてご紹介しました。

ミニマルを意識すると物を増やすことがなくなります。

結果、余白が生まれ空間も実際よりも広く感じることができます。

今の住まいは全体が見渡せるようになっていますか?

ぎゅうぎゅうな状態では何がどこにあるのかも分からずではストレスになります。

ミニマルな暮らしが生み出す、心豊かな「余白」をあなたも楽しんでみてくださいね。

次回も引き続きジャパンディスタイルについてご紹介します。

 

 

ソファ専門店トレスでは
お客様お一人お一人のご要望に合わせてソファや
ソファ周りの商品をお作りいたします。

是非一度
ソファ専門店トレスザソファテーラーでご体感下さい。

 

TRES THE SOFA TAILOR kyoto
京都府京都市中京区中白山町268-1
プラウド京都麩屋町御池1F
TEL 075-231-3511
営業時間 11:00~19:00
定休日:水曜日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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