究極のダイニングソファ その後
- 金沢店
TRESソファを製作している工場スタッフです。
前回、表題の「究極のダイニングソファ」に関する記事を書きましたが、
その流れで自宅用に2脚購入しました。
在庫整理の関係で社内販売対象として少し安くしてもらいました。
久しぶりに新品のソファ仕様のダイニングチェアでごはんを食べてみると、
座面は弾力があって長時間座っていても快適でした。
食事の時間の座りここちの良さは味覚にもいい影響を及ぼしているような気がします。
回転すしの椅子はあまり座りここちがよくないようにセッティングしてあると、
大昔にその業界の人から聞いたことがあります。
平均滞在時間が約10分。
これが回転率のベストで座りここちと大いに関係しているようです。
確かに子供が小さいときは回転すしで少しまったりしてビール飲みながらお寿司をつまもうとおもしましたが、
何度トライしてもすぐ出てきたような記憶があります。
一方、ピクニックなどで食べるおにぎりはいつもよりおいしく感じます。
肌に風を感じることや、太陽の光や自然の香りなどの刺激は味覚を繊細にしてくれるのかもしれません。
座りここちがいいとおいしく感じるのならうれしいのですが。
生地はMR-BR(モイラ、ブラウンCグレード)を張ってもらいました(カバーリング仕様で洗えます)。
昔から大好きな色で数少ない自分で選定した生地ですが、全く動きませんでした。
濃い焦げ茶色のベースに星空を思わせる鮮やかな色の糸が散りばめられた
珠玉のイタリアンファブリックだと思ったのですが、
個人の好みと市場のニーズは一致しませんでした。残念です。
廃番間近のポジションになってしまいましたが、最後に自宅のチェアに張れたのがほんの少しの慰めです。
脚はクリア色とダーク色をそれぞれ1脚ずつです。生地も脚もダークでまとめた方は渋すぎたかもしれません。
これから、ダイニングテーブルで朝食と夕食を共に過ごすパートナーとなり、
10年以上使えるソファでありチェアですので長いお付き合いになると思います。
最近はフォークやナイフや包丁などのカトラリーや
コーヒーカップや湯呑もお気に入りを揃えるようになり、
コロナの影響もあって意識がいい意味で内向きになっているのかもしれません。
まだまだ感染も完全になくなったわけではありませんので、
家の中のお気に入りを増やして食事時間やコーヒータイムをエンジョイしたいと思います。