ソファとダイニングテーブルの関係
- 金沢店
- テーブル
- TRES-L
最近、接客をさせていただく中で、ダイニングにソファを置いて、
お食事もできるようにしたいとのご要望をいただきました。
その日は娘さんとお母様のおふたりでご来店いただき、
座り心地を試していただきながらご来店のきっかけを伺うと、
ネット検索をしていたらTRESのYouTubeを見つけたとのこと。
動画の「最強ソファ」を見たら、ご自身もソファを買うなら
「一生ものソファ」が欲しいと思ったから、と仰っていただきました。
おふたりから普段のご様子など伺っていく中で、勝手ながら
お母様は私の母と同世代くらいかもと感じ、普段の母と重ね合わせ
ご家族のご希望はもちろんですが、お母さまが立ち上がりやすく、
足元にも不都合を感じずお過ごしいただける組み合わせをご提案したい
と思うようになりました。
そこでダイニングテーブルとソファの組み合わせについて、
重要となる2点にフォーカスしてみたいと思います。
ひとつめは…
◇食事がしやすい高さ
一般的なダイニングテーブルの高さは、床から天板までで平均72cm。
そこで実際、お店に展示されているソファとダイニングテーブルを合わせて座り、
自分自身で体感してみることにしました。
ソファはアーム幅が広く硬めな座り心地のTRES-Lに、
ダイニングテーブルは落ち着いた色合いのTT-1685を合わせました。
ソファTRES-Lのシート高は40cm。
座面は固めのオールウレタンで、沈み込みが少ないタイプです。
身長158cmの私がTRES-Lに座った感想は、テーブルの天板の高さを少し高く感じます。
ダイニングテーブルで使用することを前提としている上記製品ではどうでしょうか。
画像左のものはシート高46cm、
画像右のものはシート高47cmあります。
やはりダイニングテーブルにソファをそのまま合わせようと思うと、
シート高が少し低いようです。
この差を埋めるにはどうしたら良いか…
〇ソファのシート高を上げる
〇ダイニングテーブルを低くする
→今回は、ソファのデザインバランスをキープするため、
ダイニングテーブルの脚をカットし、天板を低くすることにしました。
※(シート高はあくまで目安で、固めで沈み込みが少ないものと、柔らかく沈み込むタイプでは同じ数値でも使用感が全く異なります。)
ふたつめは…
◇ソファに入りこみやすいテーブルとの距離
食事をしやくするためにテーブルの高さとソファのシート高を合わせても、
いざソファに座ろうとした時、テーブルとの距離によっては食事がしづらくなってしまいます。
この使いづらさを解消するために次の点が考えられます。
①ソファとテーブルの間を空けて座りやすくする
②ソファとテーブルの間を狭めて食事をしやすい姿勢にする
①ですと、座りやすい分、テーブルまでの距離があるため前傾姿勢になり、
158cmの私は写真の男性スタッフよりも前のめりになってしまいました。
②ですと、食事をするには問題はないですが出入りがしづらく感じます。
実際、身長158cmの私だと足元を気にかければそれなりに入れましたが、
180cm超の男性スタッフの場合はテーブルの脚につま先がひっかかり入りづらそうで、
足元がひっかからない工夫が必要だと感じました。
天板の四隅に脚がついている場合、ソファに出入りする際ひっかかりやすいため、
より内側に入っているものを選ぶと入りやすくなるかと思います。
そして、横から見るとアルファベットの「T」の字にも見える帆立脚と呼ばれる脚なら、
出入りするのにほとんど気になりません。
こちらは過去にダイニング利用でご注文いただいた造作ソファと
帆立脚のテーブルを組み合わせた納品事例になります。
テーブルに合わせた造作ソファのため、ソファとテーブルの高さも合っていますね。
そして写真のようにテーブルの天板の角も角ばったものより
丸みがあったものの方が入り込む際、お洋服などひっかからないのではないかと思います。
商品は限定されますがテーブルの角を丸く、カーブ具合もご指定いただくことも可能です。
テーブルを帆立脚にし、角を丸くすることで
立ち上がりやすく、入り込みやすい上に天板の角も気にしなくて良くなり、
私が抱いた疑問が全て解決しました。
もし、お気に召すものが見つからなかった場合、
このようにソファを造作ソファにしたり、テーブルをカスタマイズすることで
懸念点が解消されます。
TRESのソファはクッション部分はもちろん、
フレーム部分もカバーリング仕様になっており、取り外しができます。
お食事中にもし、汚れがついてしまった際には
汚れた箇所だけカバーを外してドライクリーニングに出していただくことで
いつでも気持ちよくご使用いただけます。
ソファやテーブルを選ばれる際に一番大切にされたいものが
デザイン性なのか機能性なのか、そしてお使いになられるシチュエーションなどを思い浮かべ、
ずっとお気に入りの存在でいてくれるだろう、
と思っていただけるものをお選びいただくお手伝いができれば幸いです。
ご来店いただいた際には展示のソファとテーブルを合わせて
ご体感いただけますのでお気軽にお申し付けください。
スタッフ一同、ご来店をお待ちしています。
TRES THE SOFA TAILOR kanazawa
石川県野々市市三納1-37-1
TEL 076-259-5702
営業時間 11:00~18:30
定休日:水曜日