ソファ座面の高さについての考え方

ソファ選びのポイントはいくつかありますが、そのうちのひとつは、ソファの座面の高さについて。
TRESのソファのカタログや価格表をお持ちの方は、ソファのサイズについて書かれている部分をご覧頂きたいのですが、「SH」と書かれているものが、この座面の高さを表しています。

上の画像の表記は、当店の人気ソファ、GRVAが、床から座面まで、400ｍｍの高さであることを表しています。

この座面の高さは、ソファによって変えられており、TRESのソファは、おおむね370ｍｍ～420ｍｍのものがそろえられています。
これはそれぞれのソファの座面の硬さや、ソファの上でのくつろぎ方のコンセプトに合わせて設定されたものです。

ソファによって最適な座面の高さが設定されていますので、特にこだわりがない場合は、その高さのままでも問題ないように思われます。
しかし、当然のことながら、ソファに座る人によって、身長・体重・体格は違ってきますので、人によっては、しっくりこないこともあります。
また、ソファにもとめるこだわりによっても、座面の高さは変更したほうが良い場合もあります。

①ソファにくつろぎを求める場合

当たり前のようで一番大切なこと。
それはソファの上でリラックスした姿勢をとれることです。

ソファに深く腰掛けた際に、床から足が浮いてしまうほど座面が高かったり、
逆に膝が浮くほど座面が低かったりすると、座っているうちに足が疲れてしまいます。

ソファに座った際に、膝裏を座面がサポートする高さで、適度に床に足裏が付く高さを選んでみましょう。

この高さは、一概に何ｃｍと算出できないのが難しいところ。
椅子であれば座面が沈みませんので、身長の25％、といった計算方法もありますが（一例です）、ソファは座がやわらかいので、そうもいきません。

SHが同じでも、体重が重い人ほど深く沈んで、SHは低くなりますし、軽いと高くなります。
奥行きが深いと高く感じますし、逆に浅いと低く感じます。
また、ソファの柔らかさによっても沈み込み方が違いますね。

定番の高さを基準に、実際に座ってみて、高さを検討してみてください。

②ソファに一時的な休息場所としての位置づけを求める場合

ちょっとわかりにくい言い方かもしれません。
ソファの上での過ごし方は人それぞれ。リビングにいる間はずっとソファで過ごす、という方がいらっしゃる半面、
寝るときはベッド、食事をするときはダイニングチェア、そのほかリビングではあれこれと家事をして、それ以外に一時的にくつろぐときにソファを利用する、という方もいらっしゃいます。
そうした使い方をされる方にとって、長く座り込んで、立ち上がるのが億劫になってしまうソファは、快適なソファとは言えないでしょう。

また、足腰が弱ってきた年配の方にとっても、立ち上がりにくいソファは、体の負担になります。

そのような方にとっては、SHは高め（410～450ｍｍ）のほうがお勧めです。
併せて、硬い座面も検討されてみてください。立ち上がりやすくなるはずです。

③広い部屋の視覚効果を求める場合

お部屋の中にソファを配置する際、座面が高ければそれだけ、天井が低く感じます。
座面の低いソファ（350～380ｍｍ）は、圧迫感を軽減し、お部屋を広く見せることができますね。
座面高さと併せて、ソファの背の高さも検討してみてください。
低いほうが圧迫感が軽減されます。

④そのほか