【Sofa K 2P】 20年間、座っていただきました

TRESソファを製作している工場スタッフです。

2002年6月14日に出荷したソファが、メンテナンスのため工場に到着。

大事に使っていただいたのか、くたびれてはいましたが元気な姿で戻ってきました。

うれしくて涙が出ます。

 

 

創業から２年目、現在の品質と比べるとフェザーもウレタン密度も隔世の感があります。

それでも、一生モノのソファを作るのだと当時一番いいものを使って

工夫をして製作したものです。木フレームは自社手作りです。

現在は国内一流有名メーカーに作っていただいていますが、

バーチかメイプルを仕入れて自社で頑張って作っていました。なつかしいです。

 

 

 

ソファのクッション交換のお問い合わせをいただいた時

「メンテナンスすれば、もう２０年は十分使えますよ」と

工場に戻してのフルリペアを勧めたところ「そんなに生きられません」と

冗談で返していただいたお客様。気持ちよくメンテナンスを承諾いただきました。

全力で最新スペックでの完全新品化を行いました。

 

① 木フレームからすべてのパーツを外してフレームの研磨と補修を行い、たっぷりのオイルでの仕上げ

② ウエービング張ってある座枠は新品に交換

③ 座、背クッションはウレタンとフェザーバッグは新品に交換（現在のマザーグースフェザーと超高密度ウレタンを使用）

④ カバーはすべて新品に交換

⑤ 最新のヌークピロークッションをサービスで追加

 

 

座り心地は現在の仕様のすこし硬めの仕上がり、見た目も完全に新品に戻りました。

 

 

ソファが20年過ごした場所に戻った後で、

お客様から「満足の仕上がりです、また長く使いたいと思います」とメールをいただきました。

がんばってリペアしましたので、がんばってもう20年はすわってください。

 

 

お客様からも、ご自宅に届いたソファ画像をお送りいただきました。