スタイリングレシピ

スタイリングレシピ vol.62 春のソファメンテナンス《ファブリックのお手入れ編》

  • 京都店

春のあたたかさを感じるころとなりました。
新年度もむかえ、新鮮な気持になりますね。
そして毎日過ごすお部屋も
空気を入れかえ、きれいな家で過ごしたいもの。
そこでぜひ、おすすめしたいのが春のソファメンテナンスです。
春の日差しが暖かいこの時期は冬の間にためてしまった
ホコリや汚れを一掃できます。
欧米では春のお掃除を“スプリング・クリーニング”と呼ぶそうです。
お天気に合わせて徐々に進めることで
すっきりと清潔、快適な春夏を過ごしましょう。

 


〈春のメンテナンスおすすめの理由〉

☑気温があがり暖かくなってくると、
やる気をだしてとりくみやすくなります。

☑春休みやゴールデンウィークなど家族が揃うことも多い時期。
助け合って、一緒にお掃除するのもいいですよね。

☑カビや菌の温床になりやすいソファやラグなど
布製品も乾かしやすく、菌の繁殖を抑えることができます。
大掃除と合わせて湿気対策をしておくと、
梅雨時期のカビの予防にもつながります。

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・ハウスダスト対策について


春のソファメンテナンス 〈ファブリックのお手入れ〉


衣類の繊維や服についたホコリなど、汚れていないように見えても、
布地やソファの隙間には細かいゴミが入っているもの。
少しでも長くファブリックソファをお使いただくためには、
定期的なお手入れが必要です。

 


ファブリックのメンテナンスに必要な物

・ブラシ
埃や毛玉を取り、綺麗な状態で着続けるために欠かせないアイテム。
・コロコロ
・掃除機
・やわらかい布
・中性洗剤


☑まずカバーに小さな汚れやホコリがついていないかチェックしてみてください。
特にホコリはフレームの外側に付着している場合もありますので
特に壁際に設置されている場合はチェックしてみてくださいね。

☑ファブリックをブラッシングする
髪をとかす時のヘアブラシにも効果があるように、
ソファのメンテナンスで使用するブラシにも種類と効果があります。
気になる汚れがあった時に利用されるのがコロコロなど粘着シートですが
繊維の奥まで入り込んでしまった埃は取りきることが難しくなります。
まずはブラッシングすることをおすすめします。

ブラッシングのメリットには、汚れを落とすだけではなく、
ファブリックの寿命をのばすことに繋がります。
毎日のお手入れをコツコツと継続させることが大切です。

ソファには日々“埃”が付着していきます。
季節によっては外から持ち帰った“花粉”がついてくることも。
そんな時はブラシでブラッシングすると
入り込んだ小さな汚れを落とすことができます。
特に花粉症の方は静電気を抑えるタイプを使用することで、
花粉の付着を防止してくれます。

 

☑毛玉を予防し虫食いを避ける
埃などの汚れとは違い、ほつれた繊維が絡まり
毛羽立っていくことで起こる“毛玉”。
ブラッシングをすることで、繊維の流れを整えることができ、
毛玉の予防になります。
また整えることでツヤや光沢が増し、
綺麗なソファを維持することができます。

POINT

どんな素材でも100%毛玉出来ないものはありません。
ただしコットンやリネンといった天然繊維が多く含まれた生地は
毛玉になりにくい特性があります。
逆に毛玉ができやすいのはポリエステル・レーヨン・アクリルなどの化学繊維素材
天然繊維に比べて強度が強く、摩擦にも強いのが特徴ですが
摩擦が起きても繊維が脱落しにくく、毛羽が生地表面で絡まりあって
毛玉を形成してしまうことになります。

 

☑ホコリや糸くず、ペットの毛は
ブラシ、掃除機、コロコロなどを使って取り除いてください。

☑コーヒーやジュースでついた汚れ
ついこぼしてしまった飲み物は
すぐに濡らした布などですばやく拭き取ってください
それでも汚れが残った場合は、
若干量の中性洗剤を混ぜた(3%程度)ぬるめのお湯に
柔らかい布を浸し、しっかり絞ってたたくようにしてください。
その際、汚れた部分だけでなく周囲もまんべんなく拭いてみてください。
最後にカバーだけを風通しの良い日陰で乾かしてください。

☑しつこい汚れ
油性ボールペンのような油汚れが付いた場合は、
ただちに最寄のクリーニング店にご相談ください。

※市販クリーナーなど使用する場合は
予め目立たないところで試してからお使いください。

 


注意点①

紫外線(直射日光)や赤外線(スポットライトなど)が長期間あたると
変色する場合があります。
特に濃い色合いのファブリックは直射日光を避けるか、
通気性を考慮しながら布などを掛け表面を保護してください。

☑注意点②

特にファブリックが起毛タイプの場合、
濡れた衣類や汗ばんだ衣服で腰をかけるなどすると毛が寝てしまう場合があります。
その際はブラッシングしてかわかしましょう。

☑注意点③

消臭スプレーは生地によりますが変色をまねくことがあります。
予め目立たない場所で試し異常がないか確認してからお使いください。
(撥水加工をかけた生地には使用しないでください)

 


ファブリック用ブラシ


ソファカバーのメンテナンスの際お使いいただくブラシは
ナイロンなどの合成繊維ではなく豚や馬などの天然毛を選ぶのがおすすめです。
静電気が起こりにくく、埃の付着を抑えてくれます。
特に柔らかさや艶感が特徴のイタリア製生地は馬毛がおすすめ。
やわらかい素材のため、デリケートな生地もいためません。

 

ブラッシングの仕方

①ブラシを毛流れに逆らって、軽く優しく埃を浮かせるようにブラッシング

②毛流れに沿ってに埃を落としながら繊維を整えるイメージ

※ブラッシングの動作は大きく、
生地の流れに沿って一定のリズムでテンポ良く行いましょう。
※汚れやすく埃がたまりやすい肘や背もたれは、
縫い目に沿って、掻き出すように行いましょう。


気候も暖かくなってくる春のメンテナンスは年末の大掃除より
周囲の協力を得やすく、効率よく掃除を進められます。

ふだん何気なく使っているソファでも、
お手入れ方法や、ケアグッズを持ってられない方も
多くいらっしゃるのではないでしょうか?
手をかけた分、ソファの愛着もぐっと深まること間違いなしです。

 

次回は本革のお手入れについてご紹介します。

 

 

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