スタイリングレシピ vol.49 圧迫感が気になる方へ
- 京都店
前回のスタイリングレシピvol.48では
見通しの良いリビング作りのために
ローバックソファをご紹介させていただきました。
スペースが限られるとソファを置かない選択肢もありますが
ゆったりとくつろぐためにはソファはかかせないものです。
でも置くと通路が狭くなってしまわないか、
圧迫感を感じるのではないかなど悩まれますよね。
ではすっきりとみせるには何に注意して選べばよいのでしょうか。
今回は具体的にポイントをご紹介します。
POINT1.アームに注目する
限られたスペースにソファを置く場合
肘のないベンチタイプのアームレスソファか、片肘タイプがおすすめ。
肘がない分、幅がコンパクトになり、圧迫感も軽減できます。
また横からでも座りやすくもなりますよね。
アームがないことに不安を感じる方もいらっしゃいますが
クッションがあれば肘を乗せたり、
横になるときに頭を乗せたりすることもできます。
sofa TBワンアーム2Pカウチ+オットマンの組み合わせ。
ワンアームにすることで横から座りやすくなり動線がスムーズに。
アームがない側はサイドテーブルを横から差し込むと
よりくつろぎやすくなります。
▶sofa TB
■サイドテーブル関連記事
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sofa【HOM】アームレス2P
sofa 【COM】別注ワンアーム2P
TRESソファでは張りぐるみタイプなら全種類、
木フレームからもワンアーム、アームレスなど
お選びいただけるタイプをご用意しています。
※「張りぐるみソファ」は、
ソファ全体がカバーで完全に包まれ固定されているソファのことです。
POINT2.コンパクトなサイズを選ぶ
2つ目のポイントはサイズのどこかが(奥行、幅、高さ、アーム、脚)
通常よりコンパクトなソファを選ぶということ。
コンパクトさで1人掛けを選ぶ選択肢もありますが
スペースにゆとりがあるならぜひ2人掛けソファを。
寝転んだり、来客の時は座ってもらえたり、
多目的に使うことができます。
【ソファサイズの目安】
幅は1人分のスペースの目安が約600mm。
2人掛けは幅120~16ocm前後になります。
2人で座ったときのゆとりは、座面の幅の内寸サイズで変わります。
ゆったり座りたい場合は、座面の幅の内寸が広い方が良く、
スペースを取らずに広く見せたいときは、
座面幅の内寸が幅1100mm位のコンパクトソファを選ぶ方法もあります。
例えばsofa HM2Pの場合、アーム幅は100mm。
内寸はトータルサイズからアーム幅をひくと1400mmとなります。
お二人お座りいただくには丁度良いサイズ感です。
▶sofa HM
ソファの高さは、
床から1番高いところ迄になります。
デザインによっては1番高いポイントが
本体のフレームだったり背クッションのことも。
高さによって、お部屋の開放感が変わります。
次にソファの奥行は座ったときのゆとりや、
生活するための通路(生活動線)に関わります。
奥行きがコンパクトな場合は通路を広くとることができ
移動しやすいことが利点となりますが
反面、きちんとした姿勢で座る感じになるため、
寄り掛かってくつろぎにくくなります。
ソファでの過ごし方を十分考えて決めていただきたいサイズです。
生活動線も座り心地も両方重視したい場合は、奥行850mm前後がおすすめ。
900mm前後になると背もたれに寄り掛かってリラックスできますが、
スペースをとるため、1人暮らしの狭いリビングには難しいかもしれません。
奥行きは、通路と座り心地の兼ね合いで選んでくださいね。
奥行900mmのソファ▶sofa GF
奥行840mmのソファ▶sofa T
■ソファサイズ関連記事
・コンパクトソファの魅力
・ソファサイズのご提案について
・ソファスタイリングレシピ vol.41
・最適なソファサイズ
POINT3.軽やかですっきりとしたデザインを選ぶ
ボリュームのあるソファを選んでしまうと、お部屋に圧迫感を与えてしまいます。
抜け感を出してお部屋に開放感をつくるには、
どこかに細いパーツがあるデザインを選ぶのがおすすめです。
細めの木脚や金属脚なら、座面の下が空くので、
これだけでも軽い印象になります。
掃除機やクイックルワイパーをかけることができ、
ある程度の高さがあればルンバも通るので、掃除もしやすくなるのがメリット。
またアームの幅がスリムなタイプもすっきりとした印象になります。
木フレームのソファは文字どおり枠が基本構造のソファのため
見た目がスリムでとても軽やか。
アームや脚が細めのタイプはより空間が広く見えます。
横幅が長くてもコンパクトに見えるため、お部屋に圧迫感を与えません。
木枠ソファは、お部屋の真ん中に置いて主役にしたくなるようなソファです。
POINT4.レイアウトを工夫する
家具は部屋の1/3以下に抑え、床を多く見せると空間が広く感じられます。
TVボードやソファなどを分散させた場合、
一見まとまりが良く見えるのですが、生活動線が遮られてしまいます。
壁際や窓際に集めて置くと、
ドアから奥まで視線が通るので、抜け感が出てすっきり見えますね。
POINT5.カラーコーディネートのコツ
①明るい色で統一する
ベースカラーにあたるフローリングの色が、
白・グレー・ベージュなど明るい色である場合、
インテリアは明るい色で統一すると部屋を広く見せられます。
明るい色は膨張色とも呼ばれるように、広がりを持たせてくれます。
②広がりをもたせる
広がりとは床をベースに
明るいトーンの色を重ねていく方法です。
反対に天井の色を濃い色にすると、
天井が低く感じられて圧迫感があり、部屋が狭く感じます。
その場合は天井に向かうほど明るい配色になるように色を重ねてみてください。
グラデーションにすることで空間に奥行が生まれ広く見える効果があります。
③寒色系を加えてみる
少し狭いなと感じる部屋を広く見せたいときは、寒色系を選んでみましょう。
寒色は後退色とも呼ばれ、視覚的に遠くにあるように感じさせます。
その特性を利用して、部屋を広く見せることが可能です。
■寒色系関連記事
「コンパクトに置けるソファを探している」
「圧迫感が気になってソファを置けていない」と思っている方は、
ぜひ上記ポイントを参考に検討してみてください。
TRES THE SOFA TAILOR kyoto
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