Designer

イメージの先にある、
本当の価値を求めて

TRESでは、企画・デザインから製造出荷に至るまで、ソファづくりに関するすべての工程を国内の自社工場で完結できるという、他のソファメーカーにはない「ソファ専門店」としての強みを活かして、ブランド創設時からフルオーダーソファの受注を行ってきました。海外の高級ソファブランドを好まれるお客さまもいらっしゃいますが、やはり湿気の多い日本の気候や住宅環境を考えると脚の長さひとつをとっても最適なバランスがあり、既製品では難しい点があります。設置される場所の広さや間取り、さらには生活導線にもぴったりフィットする、お客さまの要望に合わせたクオリティの高いフルオーダーソファの需要は必ずあると思っていましたが、これまで納品させていただいたお客さまと打ち合わせを重ね、お話をお伺いする中でそれは確信に変わっていきました。

新しい住居の建築やマンションの購入に合わせて発注いただくことが多いのですが、実際に現地調査にお伺いすると、大型家具を搬入するための経路が確保されておらず、希望されているサイズのソファをそのままでは入れることができないというケースも珍しくありませんでした。TRESでは、デザイン、サイズ、座り心地を含むすべての仕様をご要望に合わせて製作することが可能ですが、これまでの経験から搬入のノウハウも蓄積されているので、いくつかのパーツに分けて搬入し、現地で組み立てるなど、納品形態も含めてデザインや仕様をご提案させていただきます。また個人の住宅だけでなく、オフィス物件等に合わせたオーダーも承っています。

TRESのフルオーダーソファが目指すのは、その人の暮らしに寄り添い、生活のあらゆるシーンにフィットするソファです。そのため、ヒアリング項目は多岐に渡ります。デザインやサイズといった表面的なご要望を聞くだけでなく、私が必ずお伺いするのは、ペットも含めた家族構成や生活スタイル、健康状態、過去に使用されていたソファの特徴、そして何より“どんなソファのある暮らし”を希望されているのかという点です。ソファの上で何をするのか。何をしたいのか。どういう体勢で寛ぐのか。どういう風に家族に過ごしてもらいたいのか。それらをすべてお伺いした上で、いたずらに華美な装飾を施すのではなく、最高の座り心地と機能性を追求した、我々にしかできないソファづくりを通じて、お客さまのイメージを超えていきたい。お客さま本人ですら気付いていない本当の要望に応えるソファを仕立ててお届けし、新しい気づきを与えることができれば、私たちも満足ですし、お客さまにも心から喜んでいただけるんじゃないかと考えています。

道畑 拓美
Takumi Michihata

1963年石川県生まれ。1986年武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒業。卒業後、大手家具メーカーデザイン部を経て在日米軍基地内施設の建築設計に携わったのち、1992年石川県にUターンし家具メーカーに企画開発室室長として入社。同年イタリア留学にてインテリアデザインを学ぶ。在籍中はオリジナルブランドの立ち上げやイタリア高級ソファメーカーのライセンス事業に携わる。

2000年に独立し、代表の越村と共にT’s mobile創業。

以降、ソファ専門デザイナーとして自社ブランドにおける全商品のデザインを手掛ける。

道畑 拓美
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