スタイリングレシピ vol.144 2025 Episode
- 京都店

ソファからつながる豊かな時間
日本の文化には、時の流れや季節の移ろい、自然などからインスピレーションを受け、
その美しさや豊かさ、あるいは儚さを巧みな技術で表現するなど、独自の魅力があります。
そして、TRESソファも他メーカーにはないストーリーを感じられた方も少なくはないはずです。
デザインし、作り、提案し、空間に預けられ愛用する方に寄り添う。
大人から子供まで、選ぶ楽しみを味わいながら自分らしさを投影し、
暮らし方や過ごし方に合わせて考え抜かれた一台には
“つながり”がきっかけで出会えた尊さを思い出すこともあるでしょう。
来年の新しい出会いに思いを馳せながら、今年のエピソードをご紹介します。
Episode トレンドカラー2025発表

トレンドは人生を彩るヒント
2025年のインテリア流行色は、JAFCA(日本流行色協会)が選んだホライゾングリーン(Horizon Green)、PANTONE社が選んだ温かみのあるブラウンモカ・ムース(Mocha Mousse)。いずれも自然由来のカラーが選ばれ、このブログでもご紹介しました。トレンドは個々に把握はしているものの、インテリアメーカーをはじめ、建築関係の仕事をする立場みずから喚起することは少ないかもしれません。トレンドカラーは時代のムードや社会情勢を反映し、人々の心理やライフスタイルに合った色を提案する「意味のある色」。だから何?と言われればそれまでですが、いつの間にか過ぎ去り、よく分からないもので終わせるくらいなら、より素敵に見せるためのティップとしてヒントを得る気持ちを持てば、良い関係性でいられます。
提案する立場としてはファブリックから感じとれる色彩は素材や糸の違い、染色の方法、織り方、置かれる空間、そこで過ごす人に合わせて仕上がりを狙い、戦略的に選び出すことも。また空間におとしこまれたカラーは間接的に影響をあたえる大きな役割があります。トレンドカラーをとおしてこれまで眠っていた感性が刺激されることもあるかもしれません。
モカ・ムース
温かみのあるココアのような優しい色合いのブラウンは、緊張感をやわらげ、まるで午後のひとときを彩る一息のような心地よさをもたらします。「モカ・ムース」。一人で過ごす時間も誰かと過ごす時間も、心地よさで包み込んでくれるカラーです。
ホライゾン・グリーン
グリーンは、室外共に身近に存在するカラーです。その深みは爽やかでフレッシュな印象。そこに広い視野で先を見通し、落ち着いた中にも確かな希望を感じられる色です。
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Episode 「AUTHENTICITYシリーズ」×イエローバーチ

木フレームから感じるうるおい
天然木フレームソファ、AUTHENTICITYシリーズに新たな樹種としてイエローバーチが加わりました。原産は北米の寒冷地、カナダに育つカバノキ科シラカンバ属の落葉広葉樹。いずれも優しい木目で色のコントラストが少ないため、均一な仕上がりになるのが特徴です。主張しすぎない柔和な雰囲気は、幅広いインテリアに馴染みます。年数を経ても色が変化しにくいのも、バーチ特有の特徴のひとつ。ナチュラルテイストを好む方にも根強い人気。柔らかなホワイト系から北欧系インテリアにも合わせやすく、張地も淡く落着きのある色味からビビットなタイプまで合わせていただきやすい樹種。
また、すべすべときめ細やかな木肌は穏やかな時間に相応しい美しさです。

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Episode 世界にひとつだけのコースター

ソファが届いたその後に
TRESではソファ納品の際、お客様にアンケートをとおして、ご意見を聞かせていただいています。その際の心ばかりのお礼として選べるプレゼント「コースター、ランチョンマット、フェブリックパネル」をご用意。
そして今年2月には新しくスペシャル仕様のコースターが加わりました。フレームは天然木、内側は本革が施されたデザインです。「人気次第ではプレゼント選択欄からすぐ消えてしまいます」と宣告されたデビュー。第1弾では枠を組み合わせたシンプルな仕上がりでしたが、それで完成ではなく早急に改良を重ねた結果、実際に手にとると天然木×本革の異なる質感を感じられるコースターにブラッシュアップ。とがった角は優しい丸みが加えられ、木目の動きがにじみ出る形状に。小さな世界から伝わる充足感や幸福感。いつものコーヒーを飲むときも、友人をもてなすときも、その時間に特別感と彩をそえる存在感です。納品後のお客様に木工技術の高さ、セレクトセンスも感じ取ってけるはずとご紹介しました。
こうして物づくりの現場は日々、アップデートされていくので、完成があってないようなもの。現状に満足せずに、より良い状態へ変化し続けるのがTRESの台所。
2026年も早送りしたり、時には少し巻き戻してみたり。
機械的に手を動かすことは決してない、マインドは常にオープンな製作現場。製造するスタッフの方から届くメッセージには時として、歯に衣着せぬリアリティがある言葉で自信、ひたむきな姿勢が伝わります。
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Episode NEW FABRIC2025

ソファが待ち遠しくなる新作ファブリック
ソファの明るくみずみずしい立体が奏でる魅力がひきたつファブリックを中心に6柄11色。今年の新作ファブリックでは「テクスチャー」に注目し、皆様にご紹介しました。
最大の特徴は、見た目や触り心地に立体的な変化を持たせられるラインナップ。通常のフラットな布地と比較して、シワや凹凸、厚みなどを加えることで多様な表情が得られます。
例えば一見インパクトの強い大柄のジグザグ。柔らかい毛足のモール糸で織ることにより、軽やかにソフトな表情に織られた一枚。ソファからは座り心地以上に心地よいラグジュアリーな時間を感じとることができます。もちろんクッションとしてならシンプルな中に視覚的なリズムを添えてくれる、そんな多彩な表情を感じられたのではないでしょうか。
張地選びは「これでいいのかな」と迷うことも多くありますが、ただその揺らぎの時間も大切で、その揺らぎの中からしか、たどりつけない完成があると思っています。
色で選ぶだけでなく、質感による異なる魅力にはっと気づかされることも少なくはありません。


select fabric
KRIB-WH(ホワイト)[G type]/KRIB-AS(アッシュ)[G type]

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Episode sofa【TRES-TH】発表

凛々しく、スタイリッシュなスペシャル仕様モデルがデビュー
雄大な余裕、シャープさとソフトな印象がバランスよくちりばめられたモデル、構想からデザイン、企画、完成まで約半年間の時間をかけてsofa【TRES-TH】が今年9月に発表されました。先進性の中にも品がある佇まいが特徴。そして柔らかなシートクッションは、ロビーやラウンジエリアに適したリラックス感を放つ心地よさを作り出します。下部からのびやかに上部につながる脚部の立体感、そしてクッションとのコントラスト、複雑な内部構造を持ちながら、見た目はミニマル。
道畑デザイナーをはじめ、技術スタッフの力を余すことなく投入したフラッグシップの誕生です。
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Episode 創業から2度目の価格改定

次のステージへ
品質がよく美しいソファを適正価格でみなさまの元へ。その思いで創業当時から2度目の価格改定を今年4月に行いました。これは昨今の経済情勢を考えれば当然のことではなく「ブランドを再定義すること」としてとらえ、これまで以上にソファの価値が価格を上回る状態になるように仕入れ、製造、提案、販売、アフターフォローまでさらにブラッシュアップする時でもあります。一過性ではなく長く愛されるように。TRESを選んでもらい、そして選び続けてもらうように。日本文化特有の「謙遜心」はなく「自信」を皆様に届けていきます。
この記事を参考に、あなたのソファスタイルを充実してみましょう。
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TRES THE SOFA TAILOR kyoto
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