スタイリングレシピ vol.138 ソファを置いても部屋を広く見せる裏技②
- 京都店
ソファを置いても部屋を広く見せる裏技②
抜け感のあるソファを選ぶ
ソファを買い替えられたお客様から「シートの広さはこれまでと同じなのに、前よりもすっきりとした印象で圧迫感を感じなくなった」そうお話いただくことがあります。秘密は“抜け感”のあるソファだから。もちろん選ばれているときも正面から横側、後ろ側まで確認しているわけですが、実際にお部屋に設置してはじめて感じられることも多いようです。まず理由はTRESのカバーリングシステムのソファはパーツで構成されているため、クッション部分が本体一体型と比較すればすっきりと見えます。次に抜け感となる要素があるということ。今回はこの抜け感についてご紹介します。
※一体型はフレームとクッション・シートが一体化しているソファーの事
「抜け感」とは
抜け感とは、奥行きの長い部屋で正面に大きい窓があり、広い庭が見通せるといった、奥まで「抜けている」感覚を表現した言葉です。身近ではファッション、ヘアメイク、建築、インテリアあらゆるシーンで使われています。ソファの場合、向こう側の景色(壁、窓、自然など)が見え、視線を遮られている印象が薄い状況であることです。要素はいくつかあります。
抜け感POINT: 脚について
ソファで脚高が高いといわれるのは13cm~20cm。しゅっと床からのびやかに広がるラインは軽やかな印象が感じられます。また床面が見えることで、のせているのではなく、浮いているように見え、広々とした印象になります。ピンクの傾斜の部分が隠れてしまうと、逆にどっしりとした重厚感を感じますが、視覚的床面積が小さくなり、その分狭さも感じます。ソファの特性を考えれば脚がついていることは◎。
脚のあるメリット
脚は抜け感だけでなく、様々なメリットがあります。
・床面が見える(つまり床が広く見える)効果は、空間を広く明るく見せる視覚効果です。
空間全体に「広がり」や「奥行き」が加わります。
・脚があることで空気のとおりが良くなります。
そのため通気性もアップ!カビや湿気対策も万全。
・埃が溜まりやすいデッドスペースの掃除がラク(モップ、お掃除ロボットなど)
・床暖房の熱効率を高めたりするメリットもあります。
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抜け感POINT: 脚について【床と調和させる】
脚を選ぶ際は素材、色合いにも注目。床の色に合わせると空間に統一感が生まれます。また単調になるのを避ける場合は床の色と異なる素材(金属)を合わせるなど素材のトーンにメリハリをつけたりすることが効果的です。「広くみせる」という意味では床色と合わせるとより効果を感じられます。
sofa【TB】
フローリングの色合いに合わせて脚の樹種はメイプルに。(メイプル材)は、もともと白く滑らかな絹のような光沢を持ち、時間の経過とともに油分が酸化し自然な飴色へと経年変化していくのも魅力のひとつ。特に天然木同士(床と脚)の組み合わせの場合は、 ナチュラル感あふれる明るい雰囲気を醸し出し広く見える以上に暖かみも感じられます。
sofa【JD】
フローリングは複層フローリング。オットマンの脚が目立つため床色のグレー系ホワイトに合わせて脚は特注色にて仕上げています。余談ですがグレー系ホワイトは真っ白ではなくややグレーが混ざっているため、ホコリが目立ちにくい、清潔感と落ち着きを兼ね備えている理由からよく選ばれるカラーリングです。
色の心理作用・視覚効果も理解して脚を選ぶ
よく色のイメージには「軽さ」と「重さ」という概念があります。 薄い色は軽く見えるため下図のように、脚を床の明るい色と合わせることで開放感・軽やかさを演出できます。逆に濃い色は重く見えるため、床の色に安定感・存在感が生まれやすくなります。色の視覚効果を上手に活用するのも脚の活かし方のポイントですね。
この記事を参考に、あなたのソファスタイルを充実してみましょう。
【ソファ専門店】トレス ザ ソファテーラーでは
常時20~30台のソファを展示しております。
お好みのソファ、座り心地を是非ご体感ください。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
TRES THE SOFA TAILOR kyoto
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