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スタイリングレシピ vol.137 ソファを置いても部屋を広く見せる裏技①

  • 京都店

 

ソファを置いても部屋を広く見せる裏技

たとえソファを置いても、今のリビングルームが広くても狭くても、より広く見せたいと思いませんか?実際よりも広く見えれば圧迫感や窮屈さも軽減できます。それに選び方を身に付ければインテリアの個性や居心地の良さを損なうこともなく、自信にもつながります。日本の住居は海外と比較すれば天井の高さも低く、狭く見える傾向にあります。そのため、できるだけ住まいを広く見せたいと意識も高め。今回はソファを置いてもリビングルームを広く見せるために裏技を集めました。どれも簡単な方法ばかり。ぜひ参考にしてみてください。

 

 

日本の住まいは狭い?

日本の住まいは「うさぎ小屋」という言葉があります。1979年ECの非公式報告書で日本人の狭い住居を指す言葉として表現され一時話題にもなったそう。事実アメリカの持ち家平均床面積は205㎡超、日本は119.5㎡。天井高は場合約2.7~3m。日本は2.1~2.4m。同じ面積であっても天井が高いだけで視覚的に広く感じられます。画像のように開口面積が大きくとられ、3mはある天井高のリビングルームではボリューム感のあるソファを合わせても様になります。最近では日本を訪れる多くの外国人の方に低い天井だからこそ落着きや品格を感じられるといい、狭いながらも様々な工夫に驚かれているとか。伝統的な日本家屋だけでなく、戸建、一般的なマンションでも扉が軽量、キッチンがコンパクトで作業しやすいこと、地震への備え、各部屋にエアコンがついていることまで。日本の温暖湿潤である環境、住む人のことを考えたきめ細やかな工夫も魅力としてとらえられています。

 

日本の住まいの広さ

こんな住まいが狭いと言われている日本も、地域により違いがあります。持ち家を含めた住宅の延べ床面積で調べると“狭さ”でいえば1位東京都(93.28㎡)、2位沖縄県(105.34㎡)、3位大阪府(101.84㎡)。東京、大阪はなんとなくイメージしていましたが、沖縄の住まいが狭いことについては台風の影響による洪水量、戦後新たに建設された建物が多いこと、離島であること等関係しているそうです。逆に床面積が最も“広い”のは1位富山県(171.80㎡)、2位福井県(164.69㎡)、3位山形県(160.89㎡)。日本海側の県が占めていることは積雪であるため室内で過ごすことが多く、農作業なども自宅で行うこととなるライフスタイルから持ち家率が高くなり結果、広くなった。など地域により事情が異なることは、実際にその場所で生活される方が一番感じていることではと思います。さて、狭く見せることは何も考えずに物を増やせばよいことですが、広くみせることは以外と難しい。単純に断捨離すれば良いことかもしれませんが、そうはいってもね。他の方法を知っているだけでも損はしない、ということです。

※国土交通省ストック統計参照

※延べ床面積
延べ床面積は、建物すべての階の床面積を合計した面積のことです。

 


【ソファをホワイトにする】

ホワイトの反射効果でひろびろ空間

ソファを置くと狭い印象にならないか心配。確かに大きな物なので、そのようなイメージをもたれることもあります。ですが、そう思われる前にソファがあるのに、広々とした印象にすることもできる点にも注目してみては?狭い部屋を広く見せたいから置かない考えもあると思います。が、それはまだまだ“検討”の余地があるかもしれません。

ひとつ選択肢としてカラーをホワイトにするということ。「汚れないかしら?」と心配する気持ちが先走り、遠のくケースもあります。たしかに「真っ白」は気になると思いますが、オフホワイトやアイボリーなどの色合いのバリエーション、質感に目を向けたことはありますか?「柔らかさ」「張りのある」「しなやかな」「落ち感のある」などの肌触りや見た目の印象に密度があり、重厚感を感じられるタイプまで。ホワイトは一言で表すことが難しく、素材や織り方、厚みによって多岐にわたることも魅力です。

 

POINT: 膨張色のホワイト

衣服でも着痩せして見せるならブラック。その反対、太って見えないかな?と心配してしまうのがホワイトです。ホワイトは物の輪郭が膨張して見えるため、実際よりも大きく、広く見えるという視覚的な効果があります。これは「光滲(こうじん)」と呼ばれる、文字通り「光が滲(にじ)み出ている」現象によるもの。光度(こうど=光の強さ)が高いほど「滲み」が強くなる、ということになります。ホワイトは光を強く反射するため、空間全体を明るく見せ、開放感を与えます。これば自然光でも照明でもこの光の反射により得られる効果です。

 

POINT: ホワイト×〇〇、混色織から選択!

白一色は少しハードルが高いと感じるなら、ホワイト×ベージュ、ホワイト×グレーなど2色混色で仕上げられたファブリックをチェック。以外と混色が多く選択肢がたっぷりとあることに驚きます。

 

白ソファ×白壁×白ブラインド、細かなトーンの違いや素材の差で奥行きを作る

H850と少し高めのソファ〈LSC〉はホワイトワントーンに統一。合わせたのはRAK-WH(ホワイト)。グレーを下地に混じりけのないブライトな白。ぱっと光を呼び込み、飾りたてなくても華やぎとリュクスな印象を感じられます。

 

RAK-WH(ホワイト)[E-type]

 


POINT: テクスチャで変化をつける

真っ白な空間は知らず知らず焦燥感に駆られたり、汚れが目立ちやすいデメリットもありますが、それは選び方次第。ホワイト系でもテクスチャの立体感を活かすことで、単調にならず、おしゃれで奥行きのある空間になります。

 

ソファのシルエットに加えて、ふんわりとした毛羽立ち加工から起毛まで、質感を重ねることで、まろやかで優しいホワイトの印象を最大限に活かしたソファスタイル。異素材×立体感のメリハリで春夏秋冬、一年を通して楽しめる色味のさじ加減が絶妙。ソファが床と壁の丁度中間に位置し、ふわっとやわらかな明るさが空間に加わりました。

 

BON-WH(ホワイト)[D-type]、GRK-WH(ホワイト)[G-type]、YET-IV(アイボリー)[E-type]

 

暖かな木フレームだからこそホワイトのクールな印象と両立できるもの。木目の美しさと織の立体感のコントラストが美しく、光沢感のある上品なパールホワイトがセンスのよさと余裕を感じるスタイルです。空間を明るく広く見せてくれます。

 

KUG-WH(ホワイト)[E-type]

 


POINT: 選ぶ際の注意点

ホワイトと言っても、真っ白もあれば、オフホワイトと呼ばれる少し黄みや灰色がかったものもあります。また質感により異なる印象になるので、サンプルを室内で確認する際は手で持った状態ではなく、画像のようにサンプルを壁に貼り(両面テープで貼り付ける)。次に1m以上離れた距離から眺める。実際の光の当たり方で色の見え方や柄のバランスを確認します。特に壁付けになる場合はこの方法がおすすめ。「昼はやさしいアイボリーっぽく見えるけど、夜は少し黄みがかるな」なんて、リアルな変化も見られます。

 


POINT: イエローベース&ブルーベース

白はイエローベース(黄色がかった白)とブルーベース(青味がかった白)に大きく分かれます。例えば壁はどちらよりなのか、それぞれの印象を踏まえてホワイトを選んでみましょう。

・イエローベース
イエローベースは少し黄みがあり、温かみを感じるホワイトのこと。「純粋な白」とは異なり、温かみや柔らかさを感じさせます。特に住宅のリビングルームではイエローベースが選ばれる傾向があります。

 

・ブルーベース
ブルーベースは、青みがあり、クールな印象。「青みがかった白」と表現しますが、純白よりも柔らかく、落ち着いた印象を与えるのが特徴です。

 

(壁)イエローベース×(ソファ)イエローベース

画像のように黄色味の強いフローリングと壁には真っ白よりも穏やかな印象のアイボリーを。象牙のような黄みを帯びた白のこと。主張しすぎないので、組み合わせた色を引き立て、全体にまろやかな印象を醸し出します。このようにアイボリーは、合わせる色を選ばない万能色ですが、黄みを帯びたイエローベースの色同士を組み合わせると、しっくり馴染みます。

RGR-IV(アイボリー)[G-type]

 

(壁)ブルーベース×(ソファ)ブルーベース

床と建具は暖かみを感じる木材。ブラウン系の上に重ねるソファは壁のホワイトに合わせられた事例です。CCT-WH(ホワイト)はホワイトとブルーグレーを重ねたホワイトの中でもクールな印象のファブリック。壁面にも近い色合いのため調和し、さらに明るさが加わえられL字型であっても広々とした印象を受けます。さらにライトなど小物はアクセントとして真っ白を。他にも小さな部分にレッドやグリーンを合わせることでグラデーション効果を上手く取り入れたスタイルです。

 

CCT-WH(ホワイト)[D-type]

 


POINT:カバーリングシステム

ソファカバーを取り外すことができることは、洗えるだけでなくご自身で気軽にカバーを交換することができる。この良さはホワイトを選択する際のひと押しになります。どうしても目立つ汚れがついてしまえば、気になるパーツのみカバーを交換すればいいだけです。

 

 


POINT:機能付ファブリックから選ぶ

ホワイトの最大の注意点は、汚れや傷が目立ちやすい点ところ。特に、小さいお子様やペットがいる家庭では、食べこぼしなどの落ちにくい汚れをはじめ、家具の擦り傷が気になるかもしれません。そのため、ホワイトインテリアを作る際は、汚れに強い素材や、掃除がしやすいアイテムを選びましょう。中でも、撥水・防汚加工を施したファブリックや、洗濯可能な素材など、機能性の高い製品がおすすめです。

 

防汚加工:CPO-BE(ベージュ)[A-type]

 

 


【aoyama・kyoto・kanazawa】で見られるホワイトソファ2025
aoyama

ブラック×ホワイト、誰でも真似しやすいミニマルな配色だけに、ともすると無難になってしまいがちなモノトーンスタイル。ベージュとホワイトのコンビネーションストライプが上品な雰囲気のCOPA-WH(ホワイト)。正面からみるとシンプルなブラックのフレーム〈TRES-NSR〉との組み合わせは、そんなイメージを更新してくれる仕上がりです。

 

〈TRES-NSR〉×COPA-WH(ホワイト)[H-type]

 

奥行の深さが魅力の〈GRVA〉。ホワイトで仕上げることで、開放感をより感じられます。編みでジグザグの立体感が表現されたKRIB-WH(ホワイト)。肌当たりの良さと落着きのあるイエローベースのホワイトは暖かみ演出。オフホワイトのアイテムに、同系色の白、ベージュ、ブラウン、グレーなどを組み合わせると、上品で洗練された印象になります。

 

〈GRVA〉×KRIB-WH(ホワイト)[G-type]

 

〈EF〉×DECC-WH(ホワイト)[H-type]

ポコポコとした表情が、曲線、直線とラインに合わせて多様な陰影を感じられるDECC-WH(ホワイト)。フェザーのふんわりとした印象をソファ全体で表現し包み込まれるような座り心地の〈EF〉に合わせることで、なんともいえない柔らかな時間を感じられます。

 

〈EF〉×DECC-WH(ホワイト)[H-type]

 

kanazawa

〈LA〉に合わせたのは鉄板配色の「白×ベージュ」とさらりとした肌触りのSRO-WH(ホワイト)。明るい印象に加え、端正な印象に仕上げてくれます。

〈LA〉×SRO-WH(ホワイト)[D-type]

 

ホワイトの中でもパキッとした印象に仕上げられるCCT-WH(ホワイト)。ライトグレーとホワイトが相まって爽やかな雰囲気になります。やわらかな日差しが降り注ぐ日こそ手が伸びる、クリーンさが魅力。

〈LSB〉×CCT-WH(ホワイト)[D-type]

 

 

kyoto

落着きのあるオフホワイトと柔らかな雰囲気を演出する毛羽立ち加工が特徴のBON-WH(ホワイト)。ベージュ系からホワイトまで床、壁とも馴染みやすい印象です。

〈TRES-L〉×BON-WH(ホワイト)[D-type]

 

〈RF〉×ESS-WH(ホワイト)[E-type]

 


この記事を参考に、あなたのソファスタイルを充実してみましょう。

 

 

【ソファ専門店】トレス ザ ソファテーラーでは

常時20~30台のソファを展示しております。

お好みのソファ、座り心地を是非ご体感ください。

 

皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

 

 

TRES THE SOFA TAILOR kyoto
京都府京都市中京区中白山町268-1
プラウド京都麩屋町御池1F
TEL 075-231-3511
営業時間 11:00~19:00
定休日:水曜日

 

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