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私の”あいさに”ダイアリー③

  • 京都店

新緑の鮮やかさが目にまぶしい季節となりました。

行く春を惜しみつつ、夏の気配に心が弾む今日この頃。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

5月の京都は、葵祭や今宮祭、藤森祭、嵯峨祭、三船祭など、お祭り三昧。

王朝絵巻のような祭が繰り広げられ、街中が賑わいます。

紫式部が記した『源氏物語』にも登場した葵祭は、

京都の三大祭りの一つで、もともとは「賀茂祭」と呼ばれていました。

江戸時代に祭が再興されてから、

桂の小枝に、下鴨神社上賀茂神社の神紋である二葉葵の葉を絡ませて、

「路頭の儀」(行列)の御所車、勅使、供奉者の衣冠などに飾られた為、

「葵祭」と呼ばれるようになったそうです。

祭で使われる葵は毎年両神社から御所に納められています。

 

 

祭が開催される15日までの間に、さまざまな前儀が行われますが、

その中でも、流鏑馬神事が(やぶさめしんじ)が有名で、

古い歴史を持つ日本古来の馬術とされています。

祭儀は、宮中の儀、路頭の儀、社頭の儀の三つからなりますが、

現在は路頭の儀と社頭の儀が行われています。

今から約1500年前の欽明天皇の頃に、風雨がはげしく、五穀が実らず困っていた為、

勅命(ちょくめい)により当時賀茂の大神の崇敬者(すうけいしゃ)の

卜部伊吉若日子(うらべのいきわかひこ)に占わせたところ、

賀茂大神の祟りであるとわかり、陰暦四月の中の酉(とり)の日に祭礼を行い、

馬には鈴をかけ、人は猪頭(ししがしら)をかぶって駆競(かけくらべ)をしたところ、

風雨はおさまり、五穀は豊かに実って国民も安泰になったといわれています。

その後、最も重要な恒例祭祀(中祀)に準じて行うという、国家的行事になったそうです。

 

 

さて、生活環境や人間関係が大きく変わった4月。

新しいことにチャレンジする機会も多く、人とコミュニケーションをとる場面も増え、

知らぬ間に疲れが溜まっていることがあるかもしれません。

ふとした瞬間に、疲れが溢れ出てしまい、心身ともに休息を欲する時期が、ちょうど今。

5月は、天候が安定しやすい月であり、晴れ間も多くレジャーに最適な季節。

ゴールデンウィークも重なるので、お出かけにぴったりの時期と言えるでしょう。

どちらにしても、疲れた心と身体を、TRESのフェザーでぜひ癒してほしいと思います。

 

 

さて今回は、フェザーの話。

TRESのフェザーは、高級羽毛布団にも使われるハンガリー産マザーグースの

スモールフェザーを使用しています。

触れた瞬間の柔らかなファーストタッチから、包み込まれるような座り心地、

心からリラックスして過ごすやさしい時間は人生における特別なひとときです。

 

同じフェザーの中でも、6.5cm未満のものを、「スモールフェザー」と呼びます。

スモールフェザーは羽根の芯となる部分が細いため、

繊細な柔らかさと高い復元力が特長です。

羽の軸がバネの役割を果たし、弾力性通気性に優れています。

 

 

スモールフェザーの産地であるハンガリーは、

夏と冬の寒暖差が大きく、北海道と同じくらいの緯度に位置するので、

冬は最低気温がマイナス10℃以下になることも。

寒い地域に住むグースの方が保温性の高い羽毛をたくわえるということを考えれば、

羽毛の産地として好条件の地域だといえそうです。

ですので、ガチョウの飼育も盛んで、

ドナウ川西岸(ドゥナーントゥール地方)が主産地である

ハンガリー産のフォアグラもよく輸出されています。

 

 

マザーグースのフェザーの大きな特徴として、高い弾力性が挙げられます。

マザーグースは飼育期間が長いため体が大きく育ちます。

そこから取れるフェザーは、レギュラーグースのものより、

しっかりとしており、かさ高性、弾力性に優れています。

また、フェザー自体が成熟し耐久性が高いのも特徴で、型崩れを防ぎ、

より長く使用できると言われています。

 

 

フェザーと羽毛は、採取後30分から1時間放置されるとダメになるそう。

鳥の血液が付着したままにしておくと、酸化してボロボロになったり、

血液以外の水分が付いたままにしていても、バクテリアが分解してボロボロに。

さらに臭いも強くなり、ダウンホールからファイバーが抜け品質が落ちます。

フェザーは処理鮮度が重要なんだとか。

 

般的な羽毛やフェザーの洗浄度の基準は…

●ヨーロッパ・350mm

●アメリカ・500mm

●JIS基準・500mm となっています。

高級なフェザーであればあるほど、洗浄度は上がっていきます。

 

洗浄して濡れた羽毛を乾かす乾燥機は約150度の高温仕様になっているそう。

そのため、機械の側面に羽毛が触れると水分が瞬間的に水蒸気に変わり、

あっと言う間にふんわりとした羽毛に仕上がるんだとか。

さらに濡れた羽毛にくっついていたアカがはがれ落ちたり、

毛根を分離する効果もあるようです。

高温による乾燥は、滅菌・消臭の効果をもたらし

清潔で良質なフェザーを精製できるそうです。

一方、温度が低いと乾燥に一定時間を要するので、

熱による負荷で羽毛が傷ついてしまうことがあるそう。

 

丁寧にフェザーを採取し、洗浄と乾燥などの工程を経て、

座クッションや背クッション、

サイドクッションやオプションピロークッションに加工されます。

 

TRESにはフェザーが含まれたクッションだけでも、ふんわりと柔らかな感触からしっかり硬めまで様々な座り心地のソファをご用意。

葵祭をご観覧になった後は、是非、TRES京都店にお立ち寄りください。

 

 

 

 

ソファ専門店トレスでは
お客様お一人お一人のご要望に合わせてソファや
ソファ周りの商品をお作りいたします。

 

是非一度
ソファ専門店トレスザソファテーラーでご体感下さい。

 

 

TRES THE SOFA TAILOR kyoto
京都府京都市中京区中白山町268-1
プラウド京都麩屋町御池1F
TEL 075-231-3511
営業時間 11:00~19:00
定休日:水曜日

 

 

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