箱型ソファ 【 ハイバック編 】
- 金沢店
- LSC
- X
これらのことをきっかけにいくつもの気づきがありました。
このほかにお客様の言葉がとても印象的で気になったことがあります。
それは、
「箱型ソファは箱にすっぽりおさまっているみたいだな」
とお客さまがふとおっしゃった言葉です。
この言葉を聞いた瞬間、何を指しているのか分からなかっため具体的にお話しを伺うと、
こちらのsofa Xを指さし、
「ここに座ると自分が箱の中にすっぽりと入っているように感じるんですよね」
と、あまりお気に召していないご様子でした。
私自身、Xに座ってそのように感じたことがなかったため、
そのお客さまはソファに座りながらフレーム形状に注目したのだと気づきました。
例えば、背クッションや両肘のピロークッションをおろした、Xのフレームの高さは640mmです。
普段おつかいの際は
このようにソファフレームから背クッションが140mmほど出た状態です。
座ってみるとフレームが高めのため、多少囲まれているようにも感じましたが
フェザーがたっぷり入った座クッションには厚みがあり、
アームに肘を乗せてくつろぐのにちょうどいい高さになります。
そのため背クッションが肩辺りまで支えてくれるので安定感を感じる高さです。
このように試してみると色々な見方があるんだと改めておもしろさを感じ、
ソファそれぞれのフレームの違いをクッション抜いた状態にも着目しながら
箱の中に入っているように感じるか試してみることにしました。
sofa Xのように、
アームと背もたれが同じ高さの箱型ソファとしてLSCもあります。
こちらのsofa LSCはクッション類を降ろすと、フレームの高さは720mmです。
クッション類を乗せると、Xとさほど変わらない130mmほどがフレームから出ています。
LSCも座クッションに厚みはありますが、
TRESソファの中でもフレームが高めのハイバックソファのため、
人によってはすっぽり箱に入っているように感じるかも、と思いました。
反面、背クッションは頭まで預けることが出来る高さのため、
ヘッドレスト要らずの包み込まれる極上の座り心地です。
そしてアームと背が同じ高さのため
包み込まれるようなアームクッションに背中を預け、
足を伸ばしてくつろげるLSCならではのスタイルです。
このLSCはデザイナー道畑も愛用しているソファのため、
開発当時の話しを聞きました。
開発のきっかけは、
「押し入れの中」のような閉塞感、視線を遮る落ち着ける空間、
をイメージしたとのことです。
デザイナー道畑自身も
ずっと録りためていた映画をゆっくりくつろいで見れるような
ソファが欲しいと思っていたと教えてくれました。
実際、デザイナー道畑は使っている中で
背クッションと肘クッションが合わさるこちらの角がお気に入りだそうで、
映画を見るときは、毎回この角に頭を預けて映画を観ているとのこと。
「猫がせまいところが好きなのもこういうことなのかな、
そこに頭を預けて映画を観てると本当に気持ち良くて、
気づいたら眠っちゃっててね、目が覚めたらエンドロールが流れているんですよ
それがね、毎回なんです
でも、それぐらい心地良いってことなんですよね」
と、思いがけないところで、
デザイナー道畑のほっこりエピソードも聞けた嬉しい瞬間です。
今回は、【背とアームの高さが同じフレーム=箱型ソファ】
と言うくくりの中でもハイバックの箱型ソファに注目しました。
高い買い物なだけにリスクヘッジな事柄が先に思い浮かびがちで
『箱に囲まれているように感じる=閉塞感・圧迫感』
と言ったイメージを持たれる方も多いと思います。
デザイナー道畑の体験談の通り、
背と肘が同じ高さの箱型ソファだからこそ体感できる
究極のパーソナルスペース。
実際に座って試していただいて初めてご体感いただけるかと思います。
今回のことも踏まえ、
お客様の感じたマイナスの印象を
プラスの印象にシフトチェンジできるご案内ができるよう、
それぞれ違いも合わせてお伝えしていきたいと思います。
【ソファ専門店】トレス ザ ソファテーラーでは
常時20~30台のソファを展示しております。
お好みのソファ、座り心地を是非ご体感ください。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
TRES THE SOFA TAILOR kanazawa
石川県野々市市三納1-37-1
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