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スタイリングレシピ vol.126 明かりについて①【自然光】

  • 京都店

明かりは様々な種類があります。太陽が昇る光景をみると一日のはじまりを感じ、日暮れは静寂で穏やかな気持ちになる自然光。一方で人口的な光は、ランプに照明など多種多様な「明かり」が作られてきました。自然光に人口的な光が加わることでライフスタイルや食の楽しみ方もどんどん進化し、シーンに合わせて選ぶこともひとつの楽しみに。いつのまにか生活に自然に馴染み当たり前のように活用しコントロールもしています。今回はこの明かりの中でも自然光についてお話します。

 

 


 

明かりについて【自然光とは?】

自然光は太陽から発せられる電磁波のこと。人間の目に見える波長を可視光線(かしこうせん)、目に見えない波長は紫外線(しがいせん)と赤外線(せきがいせん)で構成されています。特に私達の生活に密接に関係しているのは可視光線と紫外線でしょうか。可視光線は目に見えるため紫・藍・青・緑・黄・橙・赤などの色として現れ、紫外線は直接色として感じることはありません。ですが、日焼け、シミ、シワなど人体への影響に加え、住宅や室内のインテリアにも長い時間をかけてダメージを与えるなど少々厄介なところも。おうち時間が増えた今、より理解して付き合う必要があります。

 

 

明かりについて【目に見える光(可視光線)】

雨上がりや、雨が降っている最中に日が差すと空に虹ができることがあります。また、暑い夏に噴水の近くでも小さな虹を見ることができますね。一般的には7色に見える虹は、まさに目に見える光「可視光線」になります。また一日の中でも朝から夕方まで、様々な色合いを感じられます。

 

朝の色

光源色:やわらかいブルー、太陽周辺はイエローからブルーのグラデーション

朝は太陽の光を浴びて体内時計をリセットすると、睡眠の質が上がりリラックスできる、など様々な効果を期待できるようですね。確かに、まだやわらかな朝の日差しで目覚めたり、窓を開けてさわやかな太陽の光をとりこんだりすると心地よいものです。朝は、太陽の光だけで過ごすこともできるほどです。光が差し込むダリビングルーム、寝室、あるいは早朝の散歩やオープンカフェでするブレックファースト。抜けるような朝の光と色合いを感じながら、気持ちのいい一日を感じてみてください。

昼間の色

光源色:ホワイト

日差しが強くなる昼間。太陽の光は垂直方向から降り注ぐため、空を見上げるとホワイトからブルーになります。照明はオフにするのにぴったりの時間帯。思いきってカーテンやブラインドを開け、できるだけ太陽の光をとりこんで日向ぼっこもできますね。一方で影の部分は青味がかった色に見えます。青いのは、影部分に空(環境光)の青い光が反射しているためです。

 

夕方の色

光源色:黄色、または淡いピンク、淡い赤紫、淡いブルー

夕暮れどきは、空の色がめまぐるしく変化する時。太陽が水平線に近くなる夕方は、その周辺の空の赤味が増し、光も赤くなります。また空が紫と濃い青色に染まっていく時間を「ブルーアワー(blue hour)」といい、日の入り後に発生する空が濃い青色に染まる時間帯のこと。夜の帳が下りるまでのわずかな時間、幻想的な光景が広がります。薄暗さを感じて、つい照明のスイッチを入れたくなる時間ですが、少しだけ我慢して、淡いゆるやかな自然光の美しさを味わってみてはいかがでしょうか。お散歩にもおすすめの時間帯です。

 


明かりについて【室内で感じる自然光】

室内で感じる自然光は日照時間と密接な関係にあります。日照時間とは一日の内で中で直射日光が地表を照らす時間のこと。時期によって異なるものの、通常の日照時間は1ヶ月平均で約120180時間ほど。1日あたりの日照時間を割り出すと、悪天候時を除けば146時間に。一日中室内で過ごす場合は東西南北方角により日当たりとして光を感じることになります。例えば南は東西南北に面した部屋の中で、最も日当たりが良い方角。特に11時~15時の時間帯は照明を点ける必要がないかなと感じるほどです。ただそれが恩恵となるのか、一つの悩みになるのかは地域や建物、周辺の環境により異なるもの。南向きであれば暖かく快適、と決めつけずに方角による室内の特徴を理解しておくことも大切です。

 

各方角の日当たり具合やそれによるメリット・デメリット

◎東向きの特徴

メリット
日の出が東側からのため朝から日差しが入るので爽やかに目覚めることができます。ただ冬場の朝は部屋の暖まり方が早く、夏場の午後は室温が上がりにくいことも。

デメリット
午後は日光が入らなくなることが多いため、室内が薄暗い印象に。夏場の午後は室温が上がらず快適ですが、冬場は寒さを感じやすくなります。

 

◎西向きの特徴

メリット
午後から夕方にかけて日差しが強くなり、部屋の奥の方まで日光が入ります。そのため朝はやわらかな光の中で過ごすことができます。

デメリット
朝日が入りにくいため、冬場の午前中は寒さを感じやすくなります。特に西日が照り出す時間帯は、一日のうちでも気温の高さと湿度の低さがピークの時間。より長時間に亘って気温の上昇と乾燥があるので夏場では植物や生物を置くのを避けるのが賢明。室内の壁紙や家具、ファブリックは日焼けさせてしまうこともあるので、できるだけ直射日光から距離を置くなど注意が必要です。

 

◎南向きの特徴

メリット
日照時間が長いため日中は電気をつけなくても明るく、昼間は暖かく過ごせます。そのため冬は暖房や電気をつけなくても明るく感じます。また湿気も抑えられているためカビや結露も発生しずらい環境です。

デメリット
日当たりが良すぎる間取りは日焼けしやすいため離す必要があります。また窓には遮光機能付のものや庇などの日よけ対策が必要です。また午前中は光の反射によりモニターが見ずらい場合もあります。

 

◎北向きの特徴

メリット
直接日光が入らず、柔らかな光が入るので、勉強や細かい作業をするのに向いています。夏場でも日差しの熱を感じにくいので、暑さが苦手な人は快適に過ごせますが、リビングが北向きの場合は自然光により明るさは期待できないため、落ち着いた雰囲気になるダーク系が好きな方でも、あえて明るく爽やかな色彩で色合わせすることをおすすめします。

デメリット
日中は部屋が暗く、室温も低くなりがちです。冬場は暖房器具の使用で室内と外との温度差が大きくなり、結露が起きやすい点にも注意が必要です。カビが繁殖しやすいのでベッドのマットレス、ソファのシートの下部は小まめに掃除した方が良いでしょう。

 

※また方角だけでなく一般的に日当たりの悪いとされている「西向き」や「北向き」でも、建物の形状や高さにより気にならないほど明るく感じられたり。逆に間取りは「南向き」でもその恩恵が受けられない場合もあります。

 

 


明かりについて【自然光を活かす】

自然からの恩恵、自然光。より効果的に活用するためにはインテリアの工夫も必要です。

 

1.室内や家具は明るい色を合わせる

これから住まいを計画されている方なら壁、天井、床材。すでに住まいがある方は面積比の大きなソファやカーテンの配色を明るい色(ホワイトや淡いベージュ系のカラー)にすることで、光を反射し部屋全体を明るく広く感じさせてくれます。

 

2.光の調整が可能なカーテンやブラインド

透過性のあるレースカーテン、ハネの角度により光の調整ができるブラインドは自然光を柔らかく拡散させながらプライバシーを保つことができます。最近では程よい透過性がありながら紫外線をカットするものなど見た目も機能面も充実。日中はレースカーテンで光を取り入れ、必要に応じて遮光カーテンを併用することもできます。方角や時間帯により異なる自然光をウインドウトリートメントの装飾と合わせて楽しんでみましょう。

 

3.家具の抜け感で視界を遮るものを減らす

ホワイト系や抜け感のある素材

家具に透け感のあるガラスやアクリル製の素材を選ぶことで、光を部屋全体に拡散させることができます。例えばディスプレイ棚やチェスト。また、窓辺にガラスの花瓶やクリスタルのオブジェなど、透明感のある装飾品を配置することで光を通し、拡散する効果があります。これは圧迫感をなくすための選択肢としても有効です。


明かりについて【自然光を活かしたソファ&リビングルーム】

POINT:1 ソファsofa【FRM】3P
ロータイプのsofa【FRM】3Pに合わせた張地は本革。特注にてホワイトに染色された色合いになります。お部屋に爽やかさと開放感を与えてくれる点は大きな魅力です。

POINT:2 ラウンドテーブル
ガラスが天板のラウンドテーブル。ガラス特有のクリアな見た目はモダンなインテリアと調和しますね。またダイニングテーブルのような大きなテーブルは、存在感が大きく圧迫感を与えやすいものですが天板が透明なガラスはテーブルの脚や床が透けて見えるため、圧迫感が軽減され部屋が広く見えやすくなります。

・天板ガラスは大きく2種類
天板ガラスのテーブルを選ばれる時は種類にも注目。

〈フロートガラス〉
一般的に流通されているフロートガラス。水槽などに利用されているので、身近に溢れているガラスです。急激な温度変化に弱いため、ガラスが冷めたい状態で熱湯がかかるなど、温度が一気に変化すると割れるリスクがあります。

〈強化ガラス〉
フロートガラスの3~5倍ほどの強度を誇ります。割れにくく頑丈なだけでなく、万が一割れても粒状になるため、破片によるケガが発生しにくいガラスとなっています。急激な温度変化に弱く割れてしまう点には注意が必要ですが仮に割れてもケガしにくいガラスなので、小さい子供がいる家庭などにおすすめです。

POINT:3 センターテーブル
インテリアにアート性を求める方には特におすすめなのがミラーテーブルです。思い切りも必要な選択かもしれませんが、画像のようなクールで都会的なインテリアの場合、さらに空間がおしゃれに映り込み、華やかな雰囲気を演出。ミラーなのでどこにおいても圧迫感なく馴染んでいます。

POINT:4 バーチカルブラインド

縦に並んだ羽根(ルーバー)の角度を調整することで採光や視線のコントロールができるバーチカルブラインド。最近では紫外線がカットされたルーバーなど機能性もアップ。調整方法も電動から手動までライフスタイルや間取りに合わせて選ぶこともできます。見た目もスタイリッシュでシャープな印象。ルーバーの色味により室内の印象を変えられますがホワイト系からベージュ、グレー系が人気の傾向です。室内の圧迫感をなくし、自然光を活かした開放感を演出できる点も人気の理由。ただ風でなびきやすい、小さなお子様や愛猫愛犬がコードで遊んでしまうなどデメリットもあるので、使用環境と照らし合わせて選んでください。

POINT:5 ウォールパネル

ソファの背景となる壁ではクロスの他、天然木に石材、石目調のものまでバリエーションも豊富。画像ではホワイトベースの石目が描かれた壁面。壁の素材や色を異なるものにする事で空間の印象を変える効果を感じますね。

 ・家具の形状や高さで光を遮らない工夫を

特に部屋の中央に設置するソファの場合、ロータイプや背もたれが向けたデザインのカウチソファを選ぶことで窓から入る自然光を遮ることなく部屋全体に広がりやすくなります。また視覚的にも広がり、部屋がより明るく開放的に感じる効果も期待できますね。

 

 

TRES-A

POINT:1 ソファの高さ
H650のロータイプに加え、シートと合わせられたアームの高さにより、広々とした印象のsofa【TRES-A】。張地はライトグレーの濃淡が爽やかな印象のCUR-LG(ライトグレー)。上品な色合いが空間のトーンと馴染みソファと合わせて開放感を感じられるセレクトです。

POINT:2 アーム(肘)の高さ
画像のように窓に対して垂直に配置される場合は肘の高さもポイント。バーチカルブラインドを両開きにするとキッチンからでも視界が遮られず庭の植栽の眺めを楽しむことができます。

POINT:3 バーチカルブラインド
両開きに備え付けられたバーチカルブラインドは、センターレーススタイル。センターレースは生地とレース生地の2種類が1台に備わったタイプなので、調光機能に優れていてカーテンのような使い方ができます。朝・昼・夜といった時間帯に合わせて使い分けできますね。

 


明かりについて【紫外線との付き合い方】

素材を劣化させる紫外線

マンションを購入されたり、ご新築に合わせて長くご愛用できる家具を検討されている方も多いのではないでしょうか。残念ながら紫外線には人が日焼けしてしまうことと同じように、屋外から室内まで劣化の原因となるダメージを与えてしまう特徴があります。分かりやすいのは、色褪せ(退色)です。ソファはもちろん、畳、プラスチック、革製品など様々な素材の色が変わったなと気づいたことはありませんか?これが色褪せです。また木製品であれば、家具の表面にひび割れやささくれができてしまうことがあります。特に無垢材のような素材をそのまま活かした無加工の木製品ほど、日焼けのダメージは深刻になる傾向です。日当たりの良さは部屋は明るい、暖かく過ごせる、開放感を感じるなど良い面が目立ちますが、日当りが良いゆえの課題があることも忘れずに対策してみてください。

 

◎窓ガラスに紫外線カット機能をつける

近年の分譲マンション、戸建用の窓ガラスには合わせガラスやLow-E複層ガラスなど、明るさを取り込みながら特殊な膜により40%から90%までの紫外線をカットできるものも。新築やリフォームの際には、このタイプの窓ガラスを取り入れることも検討してみてください。

◎紫外線カット機能付きのカーテンを選ぶ

特定の時間帯や期間、日差しを遮るためのカーテンやブラインドの使用も効果的。リビングの窓の大きさや位置、窓からの距離などを考慮し、日差しの角度や強さに応じて調整することで、最適な環境を維持することができます。また機能性を求める場合、透過性が低く厚ぼったい生地が目立つことも事実ですが最近では高性能でありながら透過性にも優れている生地もあります。

◎窓から離してソファ、家具を設置する(直射日光を避ける)

一番簡単なのは窓の側に置かないことですが、それでも窓の側で景色を感じたいなど理由がある場合は屋外のバルコニーとの距離感や庇など屋外の環境も合わせて確認してみましょう。

 

 


ソファ専門店トレスでは
お客様お一人お一人のご要望に合わせてソファや
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TRES THE SOFA TAILOR kyoto
京都府京都市中京区中白山町268-1
プラウド京都麩屋町御池1F
TEL 075-231-3511
営業時間 11:00~19:00
定休日:水曜日

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