スタイリングレシピ vol.121 私の“お気にいり”ファブリック特集Ⅰ
- 京都店
私のお気に入りファブリック特集
「お気にいり」のソファ
かつてソファといえばゲストと歓談したり、テレビをみるときに腰かける少しかしこまった家具でした。だから今と比べると座り心地も硬めが多く生活とは少し距離のある存在だったかもしれません。それが今、どんな場所になっていたかというと、くつろいでテレビを見ることはもちろん、軽い食事をとったり、パソコンで仕事をしたり、携帯電話で誰かと語り合いお昼寝や読書。驚くことに生活のほとんどをここで過ごしてる、「ソファがない生活は考えられない」方も多数。いつの間にか「お気にいり」に殿堂入りしているのです。
「ソファ選び」のカギは張地&カラーリング
なぜその人にとってソファが「お気に入り」といえるのでしょうか。「たまたま偶然インターネットで見かけてオンラインで買ってみました、今ではお気にいりです」。そんなラッキーな方はごく数パーセントでしょう。ソファをお気にいりとして愛用していくためにも大切なことはバランス、コンフォート(快適性)、素材、フォルムがポイント。その全てをまとめる役割となるのが素材です。
素材=張地選びは単純にイメージだけではなく、ソファの表情にはかかせないもの。張地次第で同じソファでも全く印象を変えることができます。トレスソファはご存知のとおりカバーリングシステム(着脱ができる)仕様。張地の種類はファブリックから本革まで選択肢をご用意していますが、中でも群を抜いているのがファブリックの種類の多さです。160種類600色、常に新鮮で鮮烈な色とりどりのファブリックからソファの奥深さを感じていただけます。張地選びはソファ選びの中でもカギとなる工程。同系色でも織り方、使用されている糸、表面に施した加工により視覚的に受ける印象のは変わります。これがいわゆる表情であり印象。そのパターンが無数にあるのがファブリックになります。これはいくらデザインや座り心地がよくても補えないものです。
だから「お気にいり」のファブリック
お気にいりソファはお気に入りのファブリックを見つけてこそ。そこにかける時間は関係ありません。担当者がへとへとになるまで相談してもいいと思います。何度でも生地サンプルを確認しても良いのです。もしかすると数分でみつかる場合もあります。今回はソファに合わせてお気にいりファブリックに出会ったお客様をご紹介します。
sofa〈BⅡ〉3P
♡お気に入りファブリック: ESS-BK(ブラック)[E-type]
Q.カバーをファブリックにした理由は?
A.柔らかい感触が好きだから。
Q.ESS-BK(ブラック)を選ばれたきっかけ
A.担当者の方に「汚れが目立ちにくい色合いだけど、お洒落に」と少し欲張りな希望を伝え提案してもらったのがこのファブリックです。ブラックとホワイトを基調とした混色織に「まだ誰も選ばれていませんよ」という言葉にも惹かれました。サンプルを手にとると、肌触りも最高に気持ちよくて。「これだ」と思うことができました。
Q.ESS-BK(ブラック)お気に入りポイント
A.カラフルなステッチとブラックの色合いを一目みて「素敵!」と感じました。新鮮で見たことがないと思いました。またソファを置くリビングのフローリングのウォルナットのブラウンと色合いにもぴったりで。仕上がりは淡いグレー系。重たい印象もなく、ほどよい抜け感も気に入っています。
ESS[E-type]について
生地の組成 :コットン96%,ポリエステル3%,アクリル1%
ほどよいピッチで彩られたステッチ。コットンモールのソフトでしなやかな肌触りにイエロー、オレンジ、グリーンなどランダムに織り込まれたラインはクラフト感を感じる多彩な表情を見せます。ホワイトは柔和でナチュラル、ブラックはシックな印象です。
sofa〈E〉2Pカウチセット
♡お気に入りファブリック: HIR-BK(ブラック)[E-type]
Q.カバーをファブリックにした理由は?
A.ソファを設置するリビングルームの床が石材を予定していたので、ソファは暖かみを感じるファブリックにしたいと思いました。
Q.HIR-BK(ブラック)を選ばれたきっかけ
A.ソファカバーを選ぶ段階では床の石材はまだ決めていませんでしたが、床の雰囲気と喧嘩しないようなファブリックにしたいこと、すっきりとしたリビングなので、立体感を感じるものにしたいと担当者の方に伝え何種類か提案してもらいました。
Q.お気に入りポイント
A.しっかりとした厚みと光沢感、モダンで上品な色合いが気に入りました。そのため最初の訪問から契約するまで、HIR-BK一択。内装を決める4カ月前にはこの生地に決めていたので、ソファをベースに床材やカーテン選びも進めていくことができました。引っ越しに合わせて届けてもらいましたが、空間にもぴったりです。
HIR[E-type]について
生地の組成 :アクリル40%,コットン28%,ヴィスコース27%,リネン5%
強度のある化学繊維の中に、天然繊維のコットンとリネン、再生繊維のビスコースが織り込まれた生地。柔らかな肌触りはそのままに、汗や水分を吸収しにくくシワになりにくい一枚。程よい光沢感と太さの異なる糸で織り込まれ、見る角度で変化する色味の多彩さを表現します。
sofa〈GRVA〉3P
♡お気に入りファブリック: BEL-NV(ネイビー)[E-type]
Q.カバーをファブリックにした理由は?
A.トレスさんの公式ホームページをみて、購入するならファブリックだと決めていました。
Q.BEL-NV(ネイビー)を選ばれたきっかけ
A.希望色をネイビーにしたいと伝えご提案いただいたのがこのファブリックです。デザイナーの道畑さんがイタリアメーカーに依頼し特注で作られた色合いだと説明を受け惹かれました。
Q.お気に入りポイント
A.リビングにも馴染、深みのある色合いがとてもいいなと感じています。あとキラキラっとした光沢感。さらっとした肌触りも満足しています。昼間は窓から入る自然光で爽やかな雰囲気、夜はブラケットの光と相まって落ち着きのある色合い。違う雰囲気を楽しめています。肌触りもほどよい柔らかさがあるので、シートのフェザーとも相性がよく気持ちがいいです。
BEL[E-type]について
生地の組成 :ポリエステル45%,コットン30%,ビスコース25%
豊かな質感と手触りの良さが魅力。サテン糸を組み合わせた深みのある色彩はソフトエレガンスな雰囲気に。豊富なカラーバリエーションから多様なコントラストをお楽しみください。
sofa〈LSB〉3P/sofa〈HM〉1P
♡お気に入りファブリック:KMP-PK(ピンク)[E-type]
ファブリック:18912-PK(ピンク)[H-type]
Q.カバーをファブリックにした理由は?
A.ファブリックが好きだから。
Q.KMP-PK(ピンク)を選ばれたきっかけ
A.買替を機にピンク系の生地はないかとソファを探していました。半ばあきらめてホワイト系のソファを他店で選んでいましたが、最後に訪問したトレスさんではピンク系の生地が沢山あって。部屋の雰囲気をお話し3種類(LOR-PK、KMP-PK、18912-PK)提案してもらいました。実は本命はLOR-PKでしたが生地サンプルをお借りして部屋でみるとKMP-PKの方がぴったりで決めました。
Q.お気に入りポイント
A.これまで使用していたソファの張地は少し光沢感もあり気に入って愛用していましたが、今回選んだKMP-PKはほどよいドライな感触とさらっとした肌触りがリラックスして日々を過ごす今の自分達にはぴったりで。ほんのり淡いベージュピンクも部屋に馴染み爽やかな雰囲気を気に入っています。リビング全体の印象も変わりました。またピロークッションに18912-PKを合わせています。同系色ですが織の立体感がアクセントになって。最初は1個でしたが、もうひとつ追加しています。
KMP[E-type]について
生地の組成 :ポリエステル65%,リネン35%
ポリエステルとリネンの混紡生地。伸縮性がなくシワになりやすいリネンのデメリットをポリエステルがカバー。きめ細かい多重の糸で目がしっかり詰まっており耐久性も優れます。リネンは「10年後が最も美しい」とも言われる素材。ピンクとブラック、対極的なカラーが生み出す爽やかでエアリーな仕上がりをお楽しみください。
sofa〈LSC〉2.5P
♡お気に入りファブリック: SYR-AS(アッシュ)[E-type](廃盤)
Q.カバーをファブリックにした理由は?
A.メンテナンスしやすそうだから
Q.SYR-AS(アッシュ)を選ばれたきっかけ
A.グレー系でリビングの石材に合いそうな色合いから選んでいる時、紹介されたのがSYRシリーズでした。見せていただいた納品事例がすごく素敵で。生地サンプルをソファにあてると「合いそう!」とワクワクして。テンションが上がったのを覚えています。ただ生地のストックが少なくなっていると話がありすぐに確認してくれました。ソファとオットマンをこのカバーで作ることができるのか、祈る思いで待ちました。
Q.お気に入りポイント
A.淡いグレーの濃淡と模様がリビングのアクセントになっている点が気に入りました。ソファの張地を決めてからダイニングテーブルなど他の家具を選んで。存在感と程よい高級感があって気に入っています。毎日座っていますが、ほどよいハリ感がクッションにもフィットしていて大満足です。
SYR[E-type]について
生地の組成 :ビスコース38%,ビスコース8%,ポリアミド7%
濃淡あふれる色合いで多面性を表現された一枚。無難さとは一線を画すシックカラーです。遠目にも映える印象的な柄と、動きに合わせて優美に翻る質感が、ドラマティックな余韻をもたらします。独自性のあるスタイルを目指してみてください。
sofa〈TB-M〉2Pシングルアーム
♡お気に入りファブリック:FNS-WH(ホワイト)[E-type]
Q.カバーをファブリックにした理由は?
A.通気性が良さそうだから
Q.FNS-WH(ホワイト)を選ばれたきっかけ
A.建築中の部屋の仕様を伝えて、すぐに紹介されたのがこのファブリックです。生地サンプルを建築中の室内でも確かめました。2回目訪ねた時も、もう一度サンプルを見直しましたが、やっぱりこれかなと思えました。
Q.お気に入りポイント
A.淡いグレーのの下地とホワイトの濃淡がリビングに馴染んでる点が気に入りました。毎日座っていますが、お昼寝しても心地良く使っています。肌触りもよくハリ感がありインテリアにもマッチしていています。
FNS[E-type]について
生地の組成 :コットン32%,リサイクルウール25%,リサイクルアクリル25%,ポリエステル12%,ウール4%,アクリル2%
サスティナブル素材の一つでもあるリサイクルウール、リサイクルアクリルが使用された生地。しっかりと織られた微密な織のテクスチャーはシワになりにくく、ハリ感と確かな耐久性に優れています。カラーはホワイト&ブラック。どちらもフローリングとの相性もよく品よく仕上げます。
sofa【FSB】3P /別注sofa【FSB】ワンアーム2P
♡お気に入りファブリック:14629-LG(ライトグレー)[D-type]
Q.カバーをファブリックにした理由は?
A.肌触り重視のため
Q.14629-LG(ライトグレー)を選ばれたきっかけ
A.最初トレスさんを訪れた際は猫を2匹飼っているので、選択肢が狭くなるなと感じていました。神経質にもなっていましたし。でも生地サンプルを眺めて改めて考えると、それでは面白みがなくなるなと。そう思い片っ端から納品事例をチェック。気になる生地はサンプルを借りて自宅で確認。お店で見るのと全然印象が違うなと感じながら、何度か確認作業を繰り返しました。結果、家族と自分の好みを優先して14629-LG(ライトグレー)を選びました。
Q.お気に入りポイント
A.ソファは階段の前に置くと決めていたので床と建具のダークブラウンとの相性をまず優先しました。新築時に購入したソファからの買替だったので、ソファを変えるだけでこんなに変わるのかと驚いています。落着きのある雰囲気とハリ感が気に入っています。
14629[D-type]について
生地の組成 :ビスコース37%,コットン31%,リネン18%,アクリル12%,ポリエステル2%
リネンの清涼感とビスコースの落ち感がミックスされ、見た目もナチュラルでありながら上品な印象。コットンの柔らかな肌触りも合わせもつファブリックです。カラーは3色。いずれも抜け感のある雰囲気に仕上げてくれます。
sofa【GRVA】別注角度付カウチセット
♡お気に入りファブリック:CUR-MG(ミディアムグレー)[D-type]
Q.カバーをファブリックにした理由は?
A.シートにフェザーが入っているのでファブリックの方が合うなと思いました。
Q.CUR-MG(ミディアムグレー)[D-type]を選ばれたきっかけ
A.最初はできるだけ予算は押さえたいと思い、別のファブリックを選んでいましたが、完成前のリビングに生地サンプルをもってきてもらい担当者の方と確認。ソファの向かい側のアクセントウォールと色合いがぴったりなこの生地に出会いました。
Q.お気に入りポイント
A.ソファの向かい側のアクセントウォールが淡いグレー系で。色合いがマッチしている点も気に入っています。また偶然ですが愛犬と一緒に座っても、表面の傷みも分かりづらいことも助かっています。
CUR[D-type]について
生地の組成 :コットン60%,ビスコース40%
滑らかで、しっとりとしたしなやかさがあり季節を選ばずお使いいただけます。上質な濃淡が織りなすカラーは7種類。ノーブルな雰囲気からモダンまで様々なインテリアにフィットするのも魅力です。ショートカットされた起毛は動物の爪も引っかかりづらいためおすすめ。
sofa【JD】3P
♡お気に入りファブリック:RGR-IV(アイボリー)[G-type]
Q.カバーをファブリックにした理由は?
A.肌に優しそうだから
Q.RGR-IV(アイボリー)[G-type]を選ばれたきっかけ
A.最初にご紹介いただいたこの生地の肌触りを気に入りました。
Q.お気に入りポイント
A.生地サンプルをお借りし、自宅で確認した際は生成っぽい色合いがお店よりも黄色く見えて。「合うのかな?」と心配に。担当の方に画像をみていただきアドバイスをお願いしました。ソファは面積が大きくなるのでもっとホワイトに近い仕上がりになりますよ、大丈夫です。とご説明いただき安心しました。最後に何度も他の生地も確認しましたが、最終いきつくのがこの生地で。家族も気に入ってくれ、仕上がりも肌触りも満足しています。
RGR-IV[G-type]について
生地の組成 :ポリエステル58%,コットン42%
ポリエステルのシワになりにくさ、乾きやすさと、コットンのぬくもりと通気性・吸水性の良さ、静電気の起こりにくさなど、すべてをいいとこ取りした万能な生地。一定に、縦方向にのびやかに走る織がソファの表情を、より一層引き締め印象深いものにします。肌にやさしく、心地よい柔らかさを与え、赤ちゃんにもオススメです。
たまにラグジュアリーに、ときに和モダンに。ファブリック1つで空間を変えられるのは、本当に魔法のように感じます。ソファだけでなく、カーテン、ラグ、テーブルマットまで。その中でもインテリアイメージを替えることができるのがソファです。さて、次回はトレスからのお気にいりファブリックをご紹介します。引き続き、お付き合いください。
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