ウール生地って魅力的
- 青山店
ウールについて、みなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。
季節感のあるものだと思われている方も多いかもしれませんが、その機能性から、通年使えるソファの張地として大変おすすめな素材なのです。
「ちょっとチクチクするから」で選択肢から外してしまうのはもったいないかもしれない、ウール生地の魅力をご紹介いたします。
1. 耐久性
ウールは、磨耗や色あせに強く、耐久性の高い天然素材です。
TRESが取り扱うウール生地の多くも、ファブリックの国際基準であるマーチンデール(摩耗試験の数値)において、ソファ張地としての基準を優に超えるものばかりを取り揃えております。
また、退色しにくいという特徴がございます。ウールは高い吸湿性を持っているため、染料を深くまで浸透させることができ、染料との結合力も高いため、綺麗に染まり、その色が抜けにくいためです。
丈夫で、綺麗な発色を維持できるウールは、長くご愛用いただけるTRESソファにもぴったりの生地特性を持っているのです。
2. 吸放湿性
ウールの調湿力はコットンの約2倍とも言われます。まるで呼吸をしているかのように、空気中の湿気を吸収・放湿しているため、汗で蒸れにくく、さらりとした快適な状態をキープ。また、吸放湿を繰り返していることで、匂いもつきにくいという効果もございます。
冬は暖かく、蒸し暑い夏はさらっと、1年を通して快適にご使用いただけます。まさに、毎日使うソファの張地に向いている素材なのです。
3. 汚れがつきにくい
ウールは、繊維の表面がエピキューティクルというごく薄い膜で覆われており、ここに油分を含んでいます。そのため、撥水性があり、水溶性の汚れがつきにくい特性を持っています。また、水分含有率が高い繊維のため、静電気が発生しにくく、埃なども寄せ付けにくく、その点でも汚れがつきにくい生地と言えます。
このような特徴から、ウールは「天然の抗菌繊維」とも言われ、常に清潔な状態を保ってくれる機能的な生地なのです。羊が自然界で身を守るために必要な機能が、生地になっても活かされているのですね。
TRESのファブリックでウール混のものをいくつかご紹介いたします。
SC-BE(ベージュ)/BR(ブラウン)/GR(グレー)/BL(ブルー)/NV(ネイビー)
[Ftype]
生地組成:ウール70%,ポリアミド25%,その他繊維5%
SC-NV(ネイビー) 納品事例はこちら
MON-BE(ベージュ)/GR(グレー)/BL(ブルー)/MGR(モスグリーン)
[Gtype]
生地組成:ヴァージンウール65%,コットン24%,その他6%,ポリエステル5%
MON-GR(グレー) 納品事例はこちら
OTC-WH(ホワイト)/MC(モカ)/GR(グレー)
[Ftype]
生地組成:ウール42%,アクリル41%,ポリエステル17%
OTC-WH(ホワイト) こちら
LRP-RG(ライトグレー)/MG(ミディアムグレー)
[Htype]
生地組成:ウール75%,ポリエステル18%,ポリアミド7%
DJ-BK(ブラック)/CB(セルリアンブルー)
[Ftype]
生地組成:ウール80%,ポリアミド20%
CM-BE(ベージュ)/BR(ブラウン)/GR(グレー)
[Dtype]
生地組成:ウール65%,ナイロン20%,アルパカ15%
いかがでしたでしょうか。
使い初めの頃は、遊び毛が出てくることもあるため、確かにチクチクすることもあるかもしれませんが、掃除機がけをしたり、使っているうちに、遊び毛がなくなり、馴染んでくるかと思います。
また、使い込むことによって、ウール本来の光沢も現れるようになるので、使うほどに魅力が増していく生地です。
様々な特性を持ち合わせた天然素材のウール生地を、ソファの張地として検討してみてはいかがでしょうか。
ぜひ店頭でサンプルを確認してみてください。
TRES THE SOFA TAILOR aoyama
東京都港区南青山4-21-26
RUELLE青山C-Wing 1F.B1
TEL 03-6447-5244
営業時間 11:00~19:00
定休日:水曜日