SRO-WH(ホワイト)の魅力
- 金沢店
先月公開した、2023年4月~2024年3月のファブリックランキングで第1位となった
ファブリックを覚えていますか?
SRO-WH(ホワイト)です。
グレーカラーもあるのですが、こちらは惜しくもランキング圏外。
ホワイトカラーの人気はここ3年前から、1位か2位と必ず上位に選ばれるほど
人気が止まるところを知りません。
何故こんなにも人気が高いのか、その理由を考察してみました。
ここ数年、TRESの人気傾向のポイントとして
単色ではなく、複数の色が混ざり合った奥行のある発色と
やわらかく肌触りのよい質感のファブリックであるという2点が挙げられます。
この2つのポイントを踏まえて、SRO-WHについてもう少し詳しくご紹介したいと思います。
①SRO-WHの発色
ホワイトカラーのファブリックはTRESでも豊富に取り扱っています。
ぱっと明るいクールな発色から、あたたかみを感じるやわらかい発色など
ホワイトといっても全て同じではありません。
SROのホワイトも真っ白ではなく、
どこかアイボリー感も感じられるような発色が人気のひとつです。
ファブリックをよく見ると、白のほかにも淡いグレーの糸やアイボリーの糸を混ぜて
織り込んでいるため単色ではない深みのある発色が感じられます。
光が当たると、光沢感も感じられるので上品なソファを演出します。
SROの人気が出始めた頃、近い傾向にあるKAN-WHやBON-WHを取り入れましたが
どちらも単色の発色のためかSROほど人気は伸びなかったそうです。
【KAN-WH(ホワイト)】
【BON-WH(ホワイト)】
また、色が混ざり合ったホワイトカラーは汚れが目立ちにくいというメリットもあります。
ホワイトカラーを選びたいけど、と悩まれる方の理由の多くは汚れが気になってしまうこと。
SRO-WHはそんなお客様にも嬉しいファブリックです。
②やわらかく、しっとりとした肌触り
発色だけではなく、やわらかな質感もSROの魅力です。
生地を撫でると、しっとりとしたやわらかさが感じられます。
SROのファブリックメーカーはベルベットの生地を製作しているメーカーです。
混色の糸が織り交ざった織りは高い技術と精密な織機が組み合わさり生み出されているそうです。
先月、TRES金沢店に展示しているsofa【TB】のカバー替えをしました。
カバー変更前はSRO-WH(ホワイト)で展示しており、TBに座られたお客様からも
質感が気持ちいいと言われる方が多い印象でした。
《カバー変更前 sofa【TB】カウチセット》
PTTシリーズのカバーに交換してからTBに座ってみると
引き締まった、ハリのあるすわり心地を感じSROのファブリックのやわらかさを
体感した瞬間でした。
TRES青山店のsofa【GRVA】はSRO-WHで展示されています。
実は当初、KUGで展示する予定でしたが、入荷が遅れ青山店オープンに間に合わないため、
SRO-WHで製作することになったというストーリーを聞きました。
【KUG-WH(ホワイト)】
京都店や金沢店でも展示品で見たソファが印象に残り、同じ組み合わせでソファを
購入されるお客様も多いです。
もし、当時KUGが張られていたらSROの人気も今ほどではなかったかもしれません。
このエピソードも人気が高まった結果のひとつといえるでしょう。
青山店では一番人気のファブリックとなっています。
また、汚れが目立ちにくいという点でも青山店ではあえてカバーにある汚れをそのままにすることで、
どのくらい目立たないのかお客様に見ていただけるようにもしています。
混色の深みのある発色と、心地よい肌触りの両方を兼ね備えた
現在のTRESファブリックトレンドにおいてかかせないファブリックであることを
ご覧いただけましたでしょうか。
SROの人気はまだまだ続きそうな予感がします。