床から浮いている座布団
- 金沢店
TRESソファを製作している工場スタッフです。
数日前にヌーククッションでボルスターをつくったところとても具合がよくなりました
という記事をアップしました。
今度はヌーククッションでつくった座布団も試してみました。
最高です。
羽毛や通常のソリッド状のウレタンの普通の座布団とはまったく違う感覚の
座布団ができました。
柔らかい超高密度ウレタンを20mmのキューブ上にカットして
メッシュ状の内袋に詰めるとシート状のウレタンとはまったく異なる挙動を示します。
それぞれの間に空間があるせいなのかお尻が空中浮遊しているような、
究極の耐圧分散がされているような感覚です。
きっとお尻に痛み等の不安を抱えている方なら泣いて喜ぶような
お尻の表面全体で水に浮いている感覚です。
なんともいえないもっちりした浮遊感です。
開発にあたり座布団の定型サイズ等調査したところ定番は縦横少し大きさが異なっていました。
座った時のお尻の縦横のサイズが違うことからきているそうです。
確かに幅の方が少し大きいような気がします。
今回はこれも一応定番である600mmx600mmのサイズで製作しました。
今回の座布団の開発は
今後のヌーククッションのソファ座面への採用も加速されるような知見が得られました。
フェザーアレルギーの方のオールウレタン仕様のソファには
背クッションとピロークッションはすでにヌークが定番となっていますが、
座面はソリッド状のウレタンの多層化しようが定番で、
プロファイリング加工(細かい突起状の加工を施したもの)の表面への採用や
フェザータッチウレタンの開発により深みのあるすわり心地を実現してきました。
今回の結果により、
ヌーク仕様のウレタンでの座面クッションをトライしてみたいと思います。