スタイリングレシピ vol.71 リビングの形状に合わせたソファ配置【縦長リビング編】
- 京都店
今回のテーマは「縦長リビングのソファ配置」について。
マンションで多くみられる間取りのひとつです。
一見奥行もあり、壁面積も広いためレイアウトの自由度高そうと感じますが
家具を並べてみると、なぜか使いづらいなと感じることもある間取りです。
ポイントと合わせて参考にしてみてください。
縦長リビングの特徴
縦長リビングはその名の通り、入口側にダイニング、奥にリビングある間取りのことです。
壁面積も広いため家具レイアウトの自由度も高め。
隣にある部屋にも窓があるので通風・採光性がよく、
個室として利用しやすいというメリットがあります。
状況に応じてフレキシブルに利用できるのも魅力です。
縦長リビングによくある悩み
●狭く感じる
壁に囲まれた縦長リビングは、窓への距離も長い形状。
そのため狭く、圧迫感を感じることもあります。
●部屋の奥まで光が届きにくい
窓からキッチンのまでの距離があることから
光が届きにくい印象を受けます。
●メリハリをつけにくい
横長リビングと比較すると縦長リビングはゾーンで分けるのが難しく
空間を区切りにくいのも悩みのひとつです。
ダイニング、リビングなどメリハリをつけにいため
生活感や散らかった雰囲気を作る原因にもなります。
上記の悩みを踏まえた上で
以下のポイントを心掛けてみましょう。
●狭く感じさせないソファ選び
狭く感じさせないためにも、高さを押さえたり(80cmを目安)
ワンアーム(片肘)、アームレス(肘無)にすると
視線のヌケをつくることができます。
また幅の広いアーム(肘)など、どっしりとした印象のデザインはできるだけさけて
細身のスリムなアームウッドフレームのソファがおすすめです。
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●部屋全体を明るく快適に
奥行にある縦長リビングでは全体を照らすことができる照明計画が必須です。
ただしマンションなど照明の位置が決まってしまっている場合は
フロアライトやスポットライトなどを上手く活用してみてください。
また、ソファの色味は薄暗さを軽減するためにも
ライトグレー、ライトベージュなど柔らかく明るい印象の色味で
部屋を明るく見せる工夫が必要です。
●ソファや家具でメリハリをつける
ソファの背もたれやカウチソファで間仕切るなど
空間の境目に設置する方法もおすすめです。
また壁側にソファを置き、向かいの壁にテレビボードを置くと
適正な距離感をとりずらいという声も聞かれます。
特に奥行のあるソファの場合は動線が狭くなり、
窓への動線も窮屈になりがちなので、最低限サイズ感を確認してから
ソファを選びましょう。
POINT
テレビボードを置く際は奥行が薄いタイプを選ぶことも方法のひとつです。(最低30cm~)
それでも狭いと感じる際は壁かけ風テレビボード、または壁掛けにしてしまうというのも
ゆとりをもたせることができます。
またソファの奥行85~90cm前後と空間とのバランスも考えながら選んでみてください。
●動線計画
縦長リビングの構造上、奥にあるキッチンからバルコニーが遠くなります。
そのため、キッチンとバルコニーの間に背の高い家具を置いて視線を遮ってしまうと、
光が入ってこないだけなく狭さを感じさせることにもなります。
縦長リビングを広く見せるには、部屋の入口やキッチンから窓の外が見える
「視線の抜け」を確保することが大切。
具体的には、視線の途中にあたる場所には背の低い家具を置くようにしましょう。
背の高い本棚やタンスを置きたいなら、壁際に上手く収められることをおすすめします。
縦長リビングソファレイアウトパターン
レイアウト計画を考える際に
まず、レイアウトパターンを参考にすることをおすすめします。
生活動線の取り方、ソファの向きや形状など参考事例をご紹介します。
✔チェックポイント
・生活動線の確保
・視界の抜け感
・高さのない家具選び
・柔らかく明るい印象の色味選び
面積の大きなカウチセットも
ソファの高さをおさえることで広々とした印象に
玄関からリビング、リビングから居室の動線がしっかり確保されたレイアウト。
合わせたソファはローバックの【TRES-A】カウチセットです。
ソファの高さは650mm。
アーム(肘)は座面と同じ高さのためキッチンスペースから
リビングスペースにかけて視線の抜けが
確保されていることがわかります。
カバーファブリックはライトグレーを。
空間に馴染み、とり広々とした印象です。
sofa【TRES-A】ワンアーム1.5P(DP)+ワンアーム1.5Pカウチセット
size:W2200/D1630/H650/SH400
cover fabric:CUR-MG(ミディアムグレー)[Dtype]
脚:黒脚
FMクッション(マチ付):OME-MS(マスタード)[Dtype]
sofa【TRES-A】1.5Pカウチセット
≫納品事例はこちら
動線を確保し壁に平行配置で抜け感を演出
壁に対して平行にソファを配置。
隣接された居室、バルコニーへの動線をしっかり確保しています。
ここで重要なのがソファの適正サイズをしっかり決めてからソファ選びをすること。
また見た目の印象も大切です。
sofa【JD】は座面積もゆったりと確保されているため
しっかりとくつろげるソファです。
曲線が描かれたフレームは部屋の真中に置いていただいても見た目もすっきり
カバーファブリックはベージュ系を選ばれ明るい雰囲気に。
両肘でも圧迫感を感じない印象です。
sofa【JD】2.5P
size:W2100/D930/H810/SH410
cover fabric:17049-BE [Btype]
パイピング:17049-BE[Btype]
脚:黒脚ルンバ仕様
sofa【JD】2.5P
≫納品事例はこちら
スケルトン階段の下にソファをレイアウト
町家をリノベーションしたご自宅。
スケルトン階段の空スペースにソファを設置することで
視界が遮られず、抜け感が確保されています。
お選びいただいたソファは【TB-M】。
建具や家具と色味を合わせられたフレーム。
座面高も370mmと低めに設定。
ソファを置いても全く違和感のない開放的な空間です。
sofa【TB-M】2P
≫納品事例はこちら
いかがでしたでしょうか?
今回は「縦長のリビング」のソファ選びと配置についてご紹介しました。
壁面が広いため、一見レイアウトしやすい印象を受けますが
ただ並べるせっかくのリビングも台無しになります。
ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、
あなたのリビングにピッタリなソファを選んでみてください。
≫スタイリングレシピはこちら
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