ファブリックとソファの相性
- 金沢店
TRESソファを製作している工場スタッフです。
家でくつろぐ場合、どうしても外にいる時より肌の露出が多くなりがちです。
特に今は大きな声で言えませんが、自分の場合は一年中短パンTシャツで
過ごせるよう室温をキープしています。
脚や腕は直接ソファに接します。今使用しているソファ生地は
KUG-BRやMST-GRで肌触りが良くて快適です。
お風呂上りはタオルを敷いたり、仕事帰りにシャツとズボンを脱いで座るときは、
汚れがつかないようタオルケットの上から座るよう少しは気を使っていますが、
直にファブリックに触れる感触が好きです。
せっかく高い生地のソファを買ったのだから触れて楽しみましょう。
汚れたらそれはその時と考えて触れるというぜいたくを
エンジョイしてもいいのではないでしょうか。
子供がよごしても、カバーリングだからと笑っていられたら
幸せな人生が送れそうな気がします。なかなか太っ腹にはなれませんが。
3年を経て、KUG-BRは座る部分がすれて少し起毛し
色が薄く変化して味が出てきました。
正対して眺めると透明な自分が座っているようで親しみが湧いてきて、
つくづくファブリックはいいなと思います。
色味がきれいなイタリアの生地は綿、麻、ビスコース(昔の人絹、ベンベルグ)を多用し、
化学繊維が中心の日本の生地とは一線を画します。
機会があればぜひ、世界No.1のイタリアンファブリックを
ソファに張って触れて楽しんでみてください。