スタイリングレシピ vol.23 悩めるソファの生地選び vol.2
- 京都店
前回に引き続き『生地選び』についてご紹介いたします。
さて、ソファの生地サンプルをお持ち帰りになられた後
ご自宅であらためて見るとお店で見た時とは色が少し違って見えた、
という経験は誰しもが持っているかと思います。
これはお洋服や野菜、食品などを思い起こされた方も多いこと。
例えばブティックで試着した赤のワンピース。
外で見るとイメージした赤と違っていた事などありますよね。
それはソファでも同じ事。
そのためサンプルをお客様の住まいで確認する際には
「ご自宅で実際にどう見えるか」というお話とともに
「お店で見るのと印象が変わる場合がある」というご案内も行っています。
色の見え方には個人差がありますが、
今回はその「見え方」は空間の照明の色合いでも変わるということ、
その理由を知っているだけで
ソファ以外のラグ、カーテンなどインテリアアイテムを選ぶ際に
失敗も防ぐことができ、より完成度の高い仕上がりになります。
照明によって部屋全体の色味が変わるため
前回ご紹介した『面積効果』と合わせて参考にしてみてください。
[ 照明の色温度 ]
ご自宅でお使いになっている蛍光灯には光の色の種類があります。
※下の写真は光を強調したイメージです。
■電球色(でんきゅうしょく)
ややオレンジ色がかった温かみのある光色。
日の出・夕焼けのような温かい光で、リラックスできる落ち着いた空間に向いています。
■昼白色(ちゅうはくしょく)
自然光に近い色合いの光色。
太陽光に最も近い色。
人間にとって最も自然に近い状態でモノを見ることができる色のため、
識色性も高く暗すぎたり明るすぎたりという感覚を感じにくい。
■昼光色(ちゅうこうしょく)
やや青色がかったクールな印象の光色。
覚醒効果や集中力を高める色とされており、
オフィスなどにも用いられ作業する際の手元を照らすときなどに向いてます。
[ 光を選べる生活 ]
最近では調光・調色が可能なシーリングライトやダウンライトを
お使いになるご自宅も多く、
くつろぐ時間は電球色に、勉強の時間は調光色に変更するなど
生活シーンに適切な照明の色を選択していただけるため
一番多く利用される光の色を基準にされる事をおすすめしています。
また照明だけでなく天気等の影響をうけ生地の表情は変化します。
立体的な形をしているソファは照明の角度や、光の反射により様々な表情に変化するため生地サンプルを確認する際はソファを設置する場所(リビングの南側、リビングの北壁側など)実際の使用状況で生地サンプルをご確認頂く必要があります。
[ ソファを2倍魅力的にするために ]
生地を選ばれた後は、よりソファが魅力的になる演出を
してみてはいかがでしょうか。
例えば「多灯分散」による演出。
主照明に合わせてコーディネートするとよいのが、
テーブルスタンドやフロアスタンドの補助照明です。
おしゃれなリビングインテリア写真には、
天井以外にも照明器具が置いてあるのを見たことがありませんか?
補助照明は、単なるインテリアではなく、
リビング全体の明るさをコントロールして、
様々なシーンを演出するのに最適です。
「リビングにシーリングライトしかない。」ダウンライトだけというお家は、
ぜひソファ周りに照明器具をレイアウトして、
くつろぎ空間を演出してみてください。
立体的なソファの形状の美しさも際立ち、全体にメリハリがつき、
奥行きも生まれてくるため、ぜひお気に入りの照明を
合わせてお試しいただけばと思います。
トレスではソファを演出できる照明もご覧いただけます。
ぜひ一度【ソファ専門店】
トレスザソファテーラーにお越しください。
TRES THE SOFA TAILOR kyoto
京都府京都市中京区中白山町268-1
プラウド京都麩屋町御池1F
TEL 075-231-3511
営業時間 11:00~19:00
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