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まじめなソファができるまで 第4回

ソファについて
kyoto

春の嵐というべき雷鳴が轟く3月の石川県。
激しい風雨にコートの襟が高くなりますが、
これも春の芽吹きの前の通過儀礼と申せましょうか。
花の便りが待ち遠しい季節になりました。
工場の薪ストーブをしまう日も近いかもしれません。

春の眠りは暁を覚えずと言いますが、
あたたかい布団の中から思い切って体を起こしても、
そのあとにソファに座ってしまうのは、
ご注意が必要かもしれません。

なにしろ当店のソファに使われているのは、
羽毛たっぷりのクッション。
もうひとつのベッドのような心地になってしまうからです。

この羽毛の故郷は東欧のハンガリー。
ロシアに接する冬の厳しい国です。
6月に有精卵を産んだ後、
冬を越したお母さんガチョウたちは、
春の訪れにあわせてそのふっくらとした羽毛を脱ぎ捨てます。

その羽毛の中から、復元力が高く、座り心地のよい
スモールフェザーを選び抜きます。
これはガチョウの翼ではなく、おなか当たりに生えている毛になります。
また、全体の3%ほど、「ダウン」と呼ばれる軸のない毛も含ませます。
この割合によって、ふんわり感をつくっているのです。

羽毛には、食肉用に育てられたアヒルの毛など、
安価に手に入るものもありますが、
トレスのソファに使われるものは、羽毛を生み出すためだけに育てられたガチョウの毛です。
羽毛を生産している国はいくつかありますが、
そのひとつひとつを比べた結果、トレスはハンガリー産のものを選びました。
理由は質の良さとにおいの少なさ。
生き物の体から落ちたものですので、
どうしても特有のにおいというものは出てしまいますが、
ハンガリー産の羽毛はそれが希薄という特徴を持っていました。

トレスで扱っているオプションのクッションは、
ピロークッションと呼ばれています。
それはソファアームとの間に置いて枕にすることができるためです。
顔の近くで使うのですから、においが気になってしまっては困りますね。
頭を預けると、ふうっと空気が抜けて、体を受け止めてくれます。
と、またまたソファで眠ってしまいそうな特徴をご紹介してしまいました。

こうして集められたガチョウの羽を、偏りを防ぐため立体縫製にて部屋割りを施したフェザーバックに充填します
羽毛布団やダウンコートなどから、
羽毛がとびだしているのを見たことがありませんか。
羽毛の中心には軸があり、
この軸がスイっと布の隙間から飛び出してしまうためです。
それを防ぐために、トレスでは目の詰まった特殊な生地を採用。
さらに毛が抜けやすい部位は、この生地を二重にしています。
縫い目から抜け出てしまう可能性もあります。
その点も、特殊な細かいステッチができるミシンを使用してクリアしています。

こうして作られた羽毛入りのバッグ、フェザーバッグに、
羽毛を吹き込んでいくのが、フェザー室という部屋。
羽毛は湿気が苦手なので、この部屋は湿度管理がされています。
ひとつひとつに決まった量のフェザーを吹き込んでいくのです。
なかには1台に13㎏もの羽毛を吹き込む機種もあります。
ふわふわ軽そうに見えて、かなりの重労働なのです。

きちんと重さをはかり、ソファのクッションそれぞれの重さが釣り合うか確認をしています。
こうしてフェザーのつまったクッションは作られます。

見た目はまったく羽毛布団のよう。
こうしてふわふわのおふとんのようなクッションができるのです。

まくらのようなクッションに、お布団のようなクッション。
春の陽気に横になると、いつのまにやら夢見心地になってしまいそうですね。
今回はふわふわの座り心地の秘密についてご紹介致しました。
次回はシーツ……ではなく、クッションにかぶせるカバーについてご紹介致します。
どうぞ楽しみに、お待ちくださいませ。

 

 

TRES THE SOFA TAILOR kyoto
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定休日:水曜日