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TRESのソファに対する考え【ソファの生命線-すわり心地 10】

TRESのソファに対する考え
越村 武史

 

TRES  THE SOFA TAILOR

私たちが創業以来守り続けているコンセプト-

それは、「美しいこと」「くつろげること」「品質の良いこと」です。

 

 

10回目の今回は、「一番じゃないと、ダメですか?」についてです。

 

だんだん、すわり心地のテーマから離れているような気がしますが、もう少しだけお付き合いいただけると幸いです。

 

30年以上前、私が大学を出て就職するころはバブル景気が始まったあたりで、理科系学部卒でも銀行や商社に入る学生の先駆けがいたと記憶しています。時代の流れを俊敏にキャッチし、有名企業に就職が内定したにも関わらず、メガバンクに乗り換える学生もいました。私は、「銀行へ就職して何をするのだろう?」くらいにしか考えられなかった世情にうとい、のんきな学生でした。成績もよくなかったので、やっと就職できてとてもうれしかったのを覚えています。

 

 

今考えると、世界的なトップ企業に就職した学生は先見の明があったと思います。バブル崩壊や金融危機、リーマンショックなどが次々と起こる厳しい経済状況の中で、経営者の不正や怠慢があった東芝などのケースを除けば、トヨタ自動車、三菱商事、三菱銀行(三菱東京UFJ銀行)、野村證券、Canon、Panasonic、日本生命、味の素、キリンなどの企業は安定経営を続け、業界のトップとして存続しています。

 

私が在籍した化学系学科でも、優秀な同級生達が喜んで就職した財閥系の企業でその後合併が進み、大変な思いをしたと聞いています。

 

トップ企業内の出世競争や生存競争は並大抵ではありません。しかし、在籍する組織が合併などで吸収されたら本人の能力の問題ではなくなります。

 

ですから、

「一番じゃないと、ダメですか?」に対する私の結論は、

「一番じゃないと、生き残れない」です。

 

すぐになれなくても、一番になるまで努力を続ける企業でないと存続できないのではないでしょうか。デザイン的にも品質的にもコストパフォーマンス的にもブランドとしても国内トップでないと存続できませんし、世界に冠たる企業になる挑戦をするくらいの実力と意気込みがないと安定した企業になりえないと考えています。

 

 

TRES  THE SOFA TAILORは、小さな組織である株式会社ティーズ・モービレが運営する駆け出しのブランドです。直営店はわずか2店舗。それでも、18年前の創業時に掲げた、「日本一のソファメーカーになり、世界に挑戦する」という希望はいささかも衰えず、益々手ごたえを感じています。

 

私たちの挑戦を支えるもの、それがデザインも含めたクオリティです。

そしてクオリティこそ、私たちの原点であり生命線です。

 

 

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